その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は日本経済新聞社(編)の『 日経文庫 投資のきほん 』です。
【はじめに】
投資と聞くと、「何やら難しそう」と思う人は少なくないのではないでしょうか。
株式などへの投資によって資産を増やすことができれば、日常生活、起業、結婚、子育て、老後などでお金の不安が軽くなり、ゆとりのある生活を手に入れられる可能性が高まります。
2024年1月からスタートする新しいNISA(少額投資非課税制度)では非課税の保有期間が無期限となり、生涯で使える投資枠は合計で1800万円になります。ますます投資は個人の資産づくりにとって欠かせない存在となるでしょう。
もちろん投資がうまくいかなければ、資産が減るリスクがあることにも注意が必要です。そのリスクを減らすには、知識を身につけて備えるのが最善の道なのです。
これから投資を始めようという初心者、うろ覚えの知識を基礎から確認したいという投資家に向けて日経電子版に公開した「キソから! 投資アカデミー」を書籍化しました。この本は2022年4月から授業で金融教育がスタートし、投資に興味を持ち始めた高校生も対象にしています。
新聞記事、会社の決算資料、投資情報サイト、証券会社のホームページなどで目にする多くの事項の中で、まずは押さえておきたいキーワードやテーマを厳選し、説明しています。よりわかりやすくするために、図表やグラフもたくさん盛り込みました。中上級者であっても読み応えのある内容を目指しています。
国内外の株式、金利・為替、コモディティー(商品)のマーケットを第一線で取材する記者が執筆し、長い記者経験を持つデスクが編集を担当しました。
一冊で株式から商品まで幅広くカバーしたことが、類書には見られない本書の特徴と自負しています。
本書は最初から読んでいただいても、関心のあるテーマからお読みいただいても結構です。「これって何だっけ?」と疑問に思ったときに、いつでも読めるように持ち運びやすい新書サイズにしています。
投資を始める、続ける読者にとっての座右の書となることを願ってやみません。
2023年8月 日本経済新聞社 市場グループ
【目次】
