その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は辻 直樹さん、俣野成敏さんの『 トップ1%の人だけが知っている「若返りの真実」 』です。
【はじめに】
「トップ1%の人たち」
この言葉を聞いて、あなたはどんな人たちのことを想像するでしょうか?
巨万の富を持つ大富豪。
グローバル企業のトップ経営者。
あるいは世界で活躍するトップアスリート、トップアーティストたち。
いろいろな“トップ1%像”があることでしょう。
私たちが本書で言及したいトップ1%の人たち、それは簡単に言ってしまえば、「いつまでも若々しく、エネルギッシュに生き、最後まで人生を謳歌(おうか)する人」です。
そして、こうした人たちが結果的に「富」も、高い「QOL(Quality Of Life :クオリティ・オブ・ライフ)」も手に入れ、幸福な老後を過ごしていくと考えるのです。
「幸福な老後? それは老後資金=お金のことだけ考えていれば必要十分でしょう?」
「まず何よりも大切なのは、生きていくための資金」
そう思う方も当然いるでしょう。
かく言う私もずっとそう考え、マネーリテラシーと真剣に向き合ってきました。
その結果として、『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』(日本経済新聞出版、2015年)など、これまでマネー系だけで4冊の出版につながったのも事実です。
もちろん、老後対策としてお金の問題が重要事項であることは、今後も揺らぐことのない現実です。その証しとして、老後資金は、さまざまな機関の調査で「人生5大支出」の1つにランクインしています。
一方で、こう考える方もいるでしょう。
「老後資金は、リタイアするから必要になるのであって、死ぬまで働けば問題ないのでは?」
しかしそれは「簡単なこと」ではありません。
後で詳しくお話ししますが、平均寿命は年々延びていても、健康寿命(不自由なしに動ける状態)がそれに追いついていない……それが今の日本の姿であり、私たちはそのまま「人生100年時代」に突入したというわけです。
昭和の古き良き時代には、社会インフラというレールに乗ってさえいれば、「老後資金がある」状態に持っていくことは、比較的容易でした。
終身雇用、十分な退職金や公的年金、高利の預金利息などの社会インフラが、多くの人たちに必要な老後資金をもたらしてくれたからです。
さらには、老後が今ほど長く続くものではなかったので、考えるべき老後期間が短いことから、老後資金の算段が立てやすく、高い“老後QOL”を謳歌することが今と比べて容易でした。
これからの時代は、「十分な老後資金」と「死ぬまで働くための健康」の両方を、自己責任として考えていかなければならない時代です。
安心してリタイアするためには「老後資金がある」状態を作り、リタイアせずに心置きなく働くためには「健康がある」状態を保つ必要があります。
本書でいう「トップ1%」の人たちは……。
命が尽きる直前まで働き、ハイパフォーマンスと高いQOLを維持し、当然の結果としてお金を生み出し続けることができている彼ら彼女らは、当然のことながら「好きなだけ働くための健康」を手にしています。
それは具体的に言えば、アンチエイジングによる「高いエネルギー値」。
このエネルギー値の高さこそが、トップ1%の人たちの「若々しさ」の秘密なのです。
本書ではその秘密を解明していくとともに、あなた自身の幸せな老後、あなたの人生におけるQOLについて一緒に考えていきます。
「老後は高級老人ホームで悠々自適に暮らす」
「手厚い介護を受けることが望み」
そんなこれまで当たり前とされてきた「理想の老後」を目指す必要はありません。
本書で医学的な見地から、全面的に貴重なお話をいただいたのは、医療法人社団医献会 辻クリニック院長・辻直樹医師です。辻先生が院長を務める「医療法人社団医献会 辻クリニック」は、東京都千代田区麹町に開業しており(2024年9月現在)、クライアントのQOLを高めることを第一に、アンチエイジング治療や予防医療で「病気にならない身体づくり」を目指すことをミッションに、最先端医療の治療を行っています。なお、辻クリニックは2024年11月に東京都港区虎ノ門の神谷町プレイスへの移転を予定しています。
辻先生は、老化を治療するための統合医療について、二十数年にわたって独自に研究を積み重ねてきたアンチエイジング医療の第一人者であり、「病気にならない」「衰えない」身体を作る細胞レベルの解毒治療をコンセプトに、水素をいち早く治療に取り入れた医献会の理事長です。
日本のビジネス界をリードするトップ経営者、レジェンド経営者。さまざまなメディアを賑わす気鋭の若手起業家。メジャーリーガーをはじめとした世界で活躍するプロアスリート。いくつになってもファンを熱狂させ、ライブツアーを大成功させるミュージシャンといった、誰もがその名を知るハイパフォーマーから、政治家、果ては各国の王族まで……。まさに世界の「トップ1%」の人々が、口コミで辻先生のクリニックを訪れ、1日でも長くハイパフォーマンスを維持するためのアンチエイジング治療を受けています。
本書の第1章から第4章では、辻直樹先生が、日々医療の現場で、私を含めたクライアントに実際に行っている、さまざまなアドバイスを書き記しています。本書をお読みいただくことで、あなたもきっと、健康は「あるもの」ではなく、「作るもの」であることにお気づきになることでしょう。
第1章では、現在の日本の医療、健康の常識とされているものを再認識していきます。
第2章では、トップ1%の「いつまでも若々しく、エネルギッシュでいる」ためのメカニズムを見ていきます。
第3章では、トップ1%のQOL、「生きること」「死ぬこと」の価値観についてお話しします。
第4章では、人間の身体がすべての源となる「エネルギー」を生み出す仕組みについてお話しします。
第5章は、対談形式で「健康へ投資する」という概念をあらためて見直していきます。
私もそうであったように、あなたも目から鱗を落としながら、健康や若々しさについて意識改革することで、人生のQOLを高められるでしょう。
本書がその一助になれるなら、これ以上の喜びはありません。どうぞ最後までお楽しみください!
俣野 成敏
【目次】



