その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は日経マネー(編)の『 絶対に避けたい!損する相続 実例25 』です。
【はじめに】
相続は、一生に何度も経験するものではありません。ですが、親からの財産を受け継ぐ時、自分の財産を残す時、誰にでも必ず発生するものです。
ほとんど機会がないだけに、周りに相続を経験した人がいないと、何を準備すればいいのか分からないのも無理はありません。一方で、基本的なルールや仕組みを理解しておかないと、時に思いもよらないもめごとに巻き込まれたり、発展したりしてしまうのも事実。自分が亡くなった時、あるいは家族や親族が亡くなった時に、大切な財産をトラブルなく次世代に引き継ぐためにも、前もって準備をしておく必要があります。
本書は、弁護士や税理士など、相続にまつわる相談を数多く手がけてきた専門家が実際に遭遇した事案をもとに、相続で起こりがちな紛争の事例を25例、紹介しています。遺産分割協議の現場で火種になりやすい「負動産」の扱い、遺言書を巡るトラブル、そして最近増えている、認知症高齢者の相続など、多くの人がはまりやすい落とし穴を、いくつかのパターンに分類し、分かりやすくまとめました。各事例の最後には、専門家の方が「どうすればよかったのか」を解説。注意しなければならないポイントや、事前に取れた対策についても知ることができます。
2024年は年110万円の基礎控除が新設された相続時精算課税や相続登記の義務化など、相続や贈与を取り巻くルールが大きく変わりました。本書では、こうした最新の制度改正にも対応しています。新制度の説明も、各章の最後に「知っておきたい相続の豆知識」の形で整理しました。相続ルールの習得にも役立ちますので、ぜひご活用いただければと思います。
本書が皆様の円満な相続の一助になることを、願ってやみません。
【目次】






