国内外の金融機関で投資キャリアを積んできた髙岡美緒氏と曽我有希氏が、世界トップのファンドマネジャーやベンチャー投資家が発する「フレーズ」に注目、ビジネスパーソンが知っておくべき「グローバル共通言語」についてまとめた新刊『 世界トップ投資家の共通言語 大化けする人と企業を見いだすために何を見ているのか 』(日経BP)。その読みどころを第一生命ロンドンイノベーションラボ長の伊豆淳氏が解説します。
グローバルにおける投資世界独特の言葉は
コモンセンス(≒常識)でありコンセンサス(≒共通認識)
かつて日本経済は世界を席巻しましたが、今は科学技術力の低下やモノ作りの競争力減退が指摘されて久しくなります。
一方、こうした中で日本の対外投資と純資産、そしてその果実として配当による対外所得収支黒字は拡大し続けており、今後日本と日本企業はますます「投資」と「投資リターン」で収益を得るモデルに移行していく可能性があります。
投資の世界に国境はなく、投資家も投資を受ける側も、グローバルに最良な投資を求める競争環境にあります。
この本は、そのような国際的な投資の世界で成功するための、日本のあらゆるビジネスパーソンにとって必須の指南書です。投資市場においてグローバルの第一線で活躍する著者たちは、投資の世界で使われる独特の「ワード(言葉)」の重要性を強調しています。これらの言葉は単なる専門用語、業界用語ではなく、投資の世界におけるコモンセンス(≒常識)やコンセンサス(≒共通認識)に基づいており、その深い意味と意図を正確に理解し、適切に応対することで、投資側も投資を受ける側もグローバルな交渉の場で成功を収めることができると説いています。
本書はただの理論書ではありません。ビジネスシーンでの応用を事例に基づいて解説しており、読者にとってはまさに「実践的な例題集」とも言える内容です。著者たちは、自らの経験をもとに、投資の世界での勝ち筋をメソッドに基づいて示しています。
この本を読むことで、読者は日本企業がグローバルな投資の舞台でどのように勝ち残るかを理解するだけでなく、実際にそれを実現するための具体的なステップを学ぶことができます。それはまさに、日本経済がこれからの時代を生き抜くための「最も効率的な」投資メソッド学習書と言えるでしょう。
最後に、本書はただのビジネス書ではなく、日本がグローバルな競争の中で再び輝くための道標です。日本経済を背負って立つすべての人々にとって、必読の書と言えるでしょう。
