1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3500冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2024年1月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2024年1月「年代別」ランキングです(対象期間:2024年1月1日~1月31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■2024年1月「年代別」ランキング

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか ピョートル・フェリクス・グジバチ クロスメディア・パブリッシング
2 はじめる習慣 小林弘幸 日経BP 日本経済新聞出版
3 仕事は初速が9割 越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
4 質問の一流、二流、三流 桐生稔 明日香出版社
5 相手への心づかいが行き届く 一生使える「文章の基本」 木山泰嗣 大和出版
6 人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス 望月俊孝 KADOKAWA
7 しないことリスト pha 大和書房
目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術 吉武麻子 かんき出版
9 仕事のモヤモヤ・イライラを止めて自分を取り戻す 小さなルーティン 福所しのぶ あさ出版
替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方 国分峰樹 フォレスト出版
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 仕事は初速が9割 越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか ピョートル・フェリクス・グジバチ クロスメディア・パブリッシング
3 はじめる習慣 小林弘幸 日経BP 日本経済新聞出版
4 質問の一流、二流、三流 桐生稔 明日香出版社
5 目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術 吉武麻子 かんき出版
6 しないことリスト pha 大和書房
7 幸せなチームが結果を出す ウェルビーイング・マネジメント7か条 及川美紀、前野マドカ 日経BP
8 替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方 国分峰樹 フォレスト出版
9 相手への心づかいが行き届く 一生使える「文章の基本」 木山泰嗣 大和出版
10 人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス 望月俊孝 KADOKAWA
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 仕事は初速が9割 越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2 はじめる習慣 小林弘幸 日経BP 日本経済新聞出版
3 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか ピョートル・フェリクス・グジバチ クロスメディア・パブリッシング
4 目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術 吉武麻子 かんき出版
5 質問の一流、二流、三流 桐生稔 明日香出版社
6 相手への心づかいが行き届く 一生使える「文章の基本」 木山泰嗣 大和出版
7 ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち 堀江貴文 サンマーク出版
8 人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス 望月俊孝 KADOKAWA
9 しないことリスト pha 大和書房
10 幸せなチームが結果を出す ウェルビーイング・マネジメント7か条 及川美紀、前野マドカ 日経BP
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 はじめる習慣 小林弘幸 日経BP 日本経済新聞出版
2 仕事は初速が9割 越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
3 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか ピョートル・フェリクス・グジバチ クロスメディア・パブリッシング
4 質問の一流、二流、三流 桐生稔 明日香出版社
5 相手への心づかいが行き届く 一生使える「文章の基本」 木山泰嗣 大和出版
6 目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術 吉武麻子 かんき出版
7 ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち 堀江貴文 サンマーク出版
8 人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス 望月俊孝 KADOKAWA
9 仕事のモヤモヤ・イライラを止めて自分を取り戻す 小さなルーティン 福所しのぶ あさ出版
10 しないことリスト pha 大和書房
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 はじめる習慣 小林弘幸 日経BP 日本経済新聞出版
2 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか ピョートル・フェリクス・グジバチ クロスメディア・パブリッシング
3 質問の一流、二流、三流 桐生稔 明日香出版社
4 人を動かす 改訂新装版 D・カーネギー(著)、山口博(訳) 創元社
仕事は初速が9割 越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
6 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 中野信子 サンマーク出版
7 相手への心づかいが行き届く 一生使える「文章の基本」 木山泰嗣 大和出版
8 しないことリスト pha 大和書房
9 世界の今がわかる「地理」の本 井田仁康 三笠書房
10 目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術 吉武麻子 かんき出版

習慣の見直し「今年こそ!」

 2024年1月の年代別ランキングでは、全年代でランクインした作品が7作ありました。

 50代と60代で1位、全年代で3位以上となったのが『はじめる習慣』(小林弘幸著、日経BP 日本経済新聞出版)。既刊の『整える習慣』『リセットの習慣』が合計36万部を突破、人気の「習慣」シリーズ第3弾となる本書は「今日が一番若い」という視点を軸に、「日々続けていることでも、今日からまた新鮮な気持ちでスタートしよう」など、“はじめる”ことの大切さが丁寧に説かれています。

 30代と40代で1位、全年代で4位以上となったのが『仕事は初速が9割』(越川慎司著、クロスメディア・パブリッシング インプレス)。800社17万人の働き方改革と業務効率化を支援してきた著者が、豊富なデータから見いだしたのは「成果を出し続けている人は、一般社員と比べて、すぐに仕事を始める割合が1.8倍から2.3倍も高い」こと。本書では“初速の上げ方”を分かりやすく紹介しています。

 両作に共通するのは、習慣や仕事について「これまでのやり方を見直すきっかけを与えてくれる」こと。このほかの全年代ランクイン作品にも『しないことリスト』(pha著、大和書房)や『目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術』(吉武麻子著、かんき出版)があり、60代以外でランクインした『人生の優先順位を明確にする 1分マインドフルネス』(望月俊孝著、KADOKAWA)や、20代と50代でランクインした『仕事のモヤモヤ・イライラを止めて自分を取り戻す 小さなルーティン』(福所しのぶ著、あさ出版)も含めると、「習慣&手法の見直し本」がズラリ。従来から関心の高いテーマですが、新年を迎えて「今年こそ!」と決意を新たにしたビジネスパーソンの皆さんが、いつにも増して多かったのかもしれません。

「雑談」「質問」「文章」の力を

 「習慣見直し」と並んで関心が高かったテーマは、こちらも定番の「コミュニケーション力強化」でした。

 20代で1位、全年代で3位以上となったのが『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著、クロスメディア・パブリッシング)。商談などを始める前に交わす雑談。日本人がやりがちな“潤滑油的なとりとめのない会話”は「もったいない」という著者が、グーグルでの勤務経験などを基に「世界基準の雑談」の実践方法を詳しく解説しています。

 このほか『質問の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社)が60代で3位、20代、30代、50代で4位、40代で5位と年代を問わず高い支持を集め、『相手への心づかいが行き届く 一生使える「文章の基本」』(木山泰嗣著、大和出版)も全年代でランクイン。30代と40代でランクインした『幸せなチームが結果を出す ウェルビーイング・マネジメント7か条』(及川美紀、前野マドカ著、日経BP)も含め、“コミュニケーション力”の大切さとその効果的な実践方法を説く作品が顔をそろえました。

(写真:ra2 studio/stock.adobe.com)
(写真:ra2 studio/stock.adobe.com)
2024年1月 必読の1冊 from flierランキング

『はじめる習慣』
小林弘幸(著) /日経BP 日本経済新聞出版/880円(税込み)/2023年12月1日刊

<おすすめポイント>

 「今年こそ何ごとも先延ばししない人になる」「新年だから新しいことをはじめたい」──年末年始にそう決意した人も多いだろう。では具体的に、今日までにどんな行動をしただろうか。「まだ準備が整っていないから」「まとまった時間ができたら着手しよう」などと考えて、まだスタートを切っていない人が大半ではないかと思う。

 そんな人におすすめしたいのが本書だ。著者は、順天堂大学医学部教授であり、自律神経研究の第一人者である小林弘幸氏だ。ベストセラー『整える習慣』『リセットの習慣』に続く今作では、自律神経を整えて気持ちよく暮らすための99の習慣を提案している。

 要約者が新習慣として真っ先に取り入れたいと思ったのは「気になる用事は3日以内にやる」だ。メールの返信や生活必需品の買い足しなど、「やらなければ」と思いつつ、用事をつい先延ばししてしまうことは誰にでもあるだろう。これに対して、著者は「気になっていることを放置していると、それだけで集中力が下がります」とし、用事をノートに書き出して、3日以内に完了させることを勧めている。一つひとつは大した作業ではないのだから、「3日以内にやる」と決めてしまえば、きっと動き出せるだろうと思えた。

 著者は本書の「はじめに」で「『今日が新しい人生のはじまり』と意識する習慣。それが本書のメインテーマです」と書いている。今日が新しい人生のはじまりだとして、あなたはまずどんな一歩を踏み出すだろうか。本書を読んで、著者からのあたたかいエールを受け取ってほしい。
(ライター:庄子結)

リンク>>『はじめる習慣』| 本の要約サイト flier

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