1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3400冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2023年の年間&12月の「年代別」ランキングを算出しました。20代が読み継ぐ5作とは? 世代を問わず人気のテーマやキラーワードとは? 「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。
まずは書籍要約サービス「flier」の2023年 年間「年代別」ランキングです(対象期間:2023年1月1日~12月31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。
■2023年 年間「年代別」ランキング
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 | スティーブン・R・コヴィー(著)、フランクリン・コヴィー・ジャパン(訳) | キングベアー出版 |
| 2 | 頭のいい人が話す前に考えていること | 安達裕哉 | ダイヤモンド社 |
| 3 | 人は話し方が9割 | 永松茂久 | すばる舎 |
| 4 | いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 5 | 本当の自由を手に入れる お金の大学 | 両@リベ大学長 | 朝日新聞出版 |
| 6 | 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた | ハック大学 ぺそ | アスコム |
| 7 | イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」 | 安宅和人 | 英治出版 |
| 8 | 1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 | 伊藤羊一 | SBクリエイティブ |
| 9 | 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 | リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) | 文響社 |
| 10 | 「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 | 塚本亮 | 明日香出版社 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 | スティーブン・R・コヴィー(著)、フランクリン・コヴィー・ジャパン(訳) | キングベアー出版 |
| 2 | 頭のいい人が話す前に考えていること | 安達裕哉 | ダイヤモンド社 |
| 3 | 聞き方の一流、二流、三流 | 松橋良紀 | 明日香出版社 |
| 4 | 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた | ハック大学 ぺそ | アスコム |
| 5 | 先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来 | 古川渉一、酒井麻里子 | インプレス |
| 6 | イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」 | 安宅和人 | 英治出版 |
| 7 | 付加価値のつくりかた | 田尻望 | かんき出版 |
| 8 | いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 9 | 限りある時間の使い方 | オリバー・バークマン(著)、高橋璃子(訳) | かんき出版 |
| 10 | 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 | リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) | 文響社 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 頭のいい人が話す前に考えていること | 安達裕哉 | ダイヤモンド社 |
| 2 | 聞き方の一流、二流、三流 | 松橋良紀 | 明日香出版社 |
| 3 | 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 | スティーブン・R・コヴィー(著)、フランクリン・コヴィー・ジャパン(訳) | キングベアー出版 |
| 4 | 先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来 | 古川渉一、酒井麻里子 | インプレス |
| 5 | 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた | ハック大学 ぺそ | アスコム |
| 6 | 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 | リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) | 文響社 |
| 7 | 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること | 安達裕哉 | 日本実業出版社 |
| 8 | いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 9 | 付加価値のつくりかた | 田尻望 | かんき出版 |
| 10 | 瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。 | 荒木俊哉 | SBクリエイティブ |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 頭のいい人が話す前に考えていること | 安達裕哉 | ダイヤモンド社 |
| 2 | 先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来 | 古川渉一、酒井麻里子 | インプレス |
| 3 | 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 | スティーブン・R・コヴィー(著)、フランクリン・コヴィー・ジャパン(訳) | キングベアー出版 |
| 4 | 聞き方の一流、二流、三流 | 松橋良紀 | 明日香出版社 |
| 5 | 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 | リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) | 文響社 |
| 6 | いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 7 | 頭のいい人は「短く」伝える | 樋口裕一 | 大和書房 |
| 8 | 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた | ハック大学 ぺそ | アスコム |
| 9 | 付加価値のつくりかた | 田尻望 | かんき出版 |
| 10 | 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること | 安達裕哉 | 日本実業出版社 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 頭のいい人が話す前に考えていること | 安達裕哉 | ダイヤモンド社 |
| 2 | 先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来 | 古川渉一、酒井麻里子 | インプレス |
| 3 | 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 | リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) | 文響社 |
| 4 | 聞き方の一流、二流、三流 | 松橋良紀 | 明日香出版社 |
| 5 | 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 | スティーブン・R・コヴィー(著)、フランクリン・コヴィー・ジャパン(訳) | キングベアー出版 |
| 6 | いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 7 | 人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法 | アーサー・C・ブルックス(著)、木村千里(訳) | SBクリエイティブ |
| 8 | グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない | ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ(著)、児島修(訳) | 辰巳出版 |
| 9 | 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること | 安達裕哉 | 日本実業出版社 |
| 10 | 経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術 | 小野壮彦 | フォレスト出版 |
20代は“定番重視”、 「○○な人」系が上位に
2023年の年代別ランキングでは、20代と30代の1位を『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版)、40代~60代の1位を『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉著、ダイヤモンド社)が占めました。2023年の総合ランキングでは『7つの習慣』が1位、『頭のいい人が話す前に考えていること』が2位。『7つの習慣』は2年連続の総合1位で、若手をはじめとして幅広い年代から継続的な支持を集めました(総合ランキング詳細は年間ランキング!/不安な世の中だからこそ、日々の積み重ねにフォーカス 2023年、flierで最も読まれたのは??参照)。
人気のテーマは「話し方」「伝え方」。『頭のいい人が話す前に考えていること』のほかにも『人は話し方が9割』(永松茂久著、すばる舎)、『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(ハック大学 ぺそ著、アスコム)、『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』(伊藤羊一著、SBクリエイティブ)、『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(荒木俊哉著、SBクリエイティブ)、『頭のいい人は「短く」伝える』(樋口裕一著、大和書房)など多くの作品が各年代でランクインしました。また、『7つの習慣』に加えて『いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』(有川真由美著、 毎日新聞出版)と『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』(リュ・ハンビン著、小笠原藤子訳、文響社)が全年代でランクイン。「習慣」「ルーティン」も年代を問わず高い関心を集めました。
2022年の年代別ランキングと比較すると、20代の2023年の上位10作のうち、『7つの習慣』『人は話し方が9割』『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』(安宅和人著、英治出版)、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(塚本亮著、明日香出版社)の5作が、2022年にもランクインしていました。2年連続でランクインしている作品数は30代で3作、40代と50代で2作、60代で1作。若い年代ほど新しいことに関心が高いかと思いきや、今回の結果からは、年代が上がるほど新作に目を向けていて、若い世代、特に20代では「定評のある作品」が優先的に読み継がれている様子がうかがえます。例えば、総合ランキング4位の『先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』(古川渉一、酒井麻里子著、インプレス)は“今感”の強い作品の代表格ですが、20代ではランク外。30代で5位、40代で4位、60代と50代では2位と、年代が上がるほど上位にランクインしています。そのほか、総合ランキング3位の『聞き方の一流、二流、三流』(松橋良紀著、明日香出版社)は30代で3位、40代で2位、50代と60代で4位と上位を占めますが、20代ではランク外。ビジネスキャリアの初期は専ら「話し方」「伝え方」に関心を持っていた若手が、やがてリーダー的な役割を担うようになると「聞き方」にも関心が広がる――そんな様子が見て取れます。
ランクイン作品のタイトルでよく使われている文字は「人」。例えば20代では「頭のいい人」「人は話し方が」「いつも機嫌がいい人」「説明がうまい人」「すぐやる人とやれない人」と「○○な人」系のタイトルが5作、「人格主義」「人生」も含めると7作に。30代で5作、40代~60代でも各7作のタイトルに「人」が含まれており、年代を問わずその“キラーワード”ぶりを示しています。


『頭のいい人が話す前に考えていること』
安達裕哉(著)
ダイヤモンド社
1650円(税込み)
2023年4月18日刊
<おすすめポイント>
「テクニック」だけでは、人の心は動かせない。じゃあ、どうすればいい? 結局、センス? 才能? 生まれ持った頭のよさ? いえ。必要なのは、話す前に立ち止まる勇気だ——本書の帯に書かれているキャッチコピーである。このコピーと書名の通り、本書は「頭のいい人が話す前に考えていること」を教えてくれる。
著者はティネクト株式会社の代表で、累計1億2000万PVを誇るビジネスメディア「Books&Apps」の運営者でもある安達裕哉氏だ。安達氏は、デロイト トーマツ コンサルティング(現アビームコンサルティング)に新卒入社し、大阪支社長、東京支社長を歴任したのちに独立した。これまで、だれもが知る上場企業だけでなく、さまざまな業種の中小企業も含め、実に3000社以上の経営者と対峙してきたという。著者のコンサルタント時代のエピソードが豊富に紹介されているのも、本書の特長のひとつである。
本書では、7つの黄金法則と5つの思考法が提示される。要約者にとって特に印象的だったのは、黄金法則のうちの一つ、「人はちゃんと考えて“くれて”る人を信頼する」だ。この法則を説明する例として、デートの相手から「この青の服と、白の服、どっちを買ったらいいと思う?」と聞かれたときの“正解”が示されている。さて、あなたなら何と答えるだろう?
著者は本書の「はじめに」で「何度も読み返したくなる本」ではなく「読み返さなくていい本」を目指したと述べている。巻頭にある「話すたびに頭が良くなるシート」を切り取り、空欄を埋めて持ち歩くだけでOKだというのだ。そんなパフォーマンス抜群の本書、ぜひ手に取ってほしい。
(ライター:庄子結)
続いて書籍要約サービス「flier」の2023年12月「年代別」ランキングです(対象期間:2023年12月1日~12月31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。
■2023年12月「年代別」ランキング
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 心療内科医が教える本当の休み方 | 鈴木裕介 | アスコム |
| 2 | 頭のいい人は「答え方」で得をする がっかりされない答え方、一目置かれる答え方 | 樋口裕一 | 大和書房 |
| 3 | 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 | 中野信子 | サンマーク出版 |
| 4 | 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること | 安達裕哉 | 日本実業出版社 |
| 5 | お金の不安がなくなる小さな習慣 | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 6 | 雑談が上手い人が話す前にやっていること | ひきたよしあき | アスコム |
| 7 | 「キーエンス思考」×ChatGPT時代の付加価値仕事術 | 田尻望 | 日経BP |
| 8 | 聞いてはいけない スルーしていい職場言葉 | 山本直人 | 新潮社 |
| 9 | 瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す 異質のキャリアから生まれた思考法 | 山川隆義 | かんき出版 |
| 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 | リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) | 文響社 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 心療内科医が教える本当の休み方 | 鈴木裕介 | アスコム |
| 2 | お金の不安がなくなる小さな習慣 | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 3 | 「キーエンス思考」×ChatGPT時代の付加価値仕事術 | 田尻望 | 日経BP |
| 4 | 頭のいい人は「答え方」で得をする がっかりされない答え方、一目置かれる答え方 | 樋口裕一 | 大和書房 |
| 5 | 瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す 異質のキャリアから生まれた思考法 | 山川隆義 | かんき出版 |
| 6 | 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 | 中野信子 | サンマーク出版 |
| 7 | 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること | 安達裕哉 | 日本実業出版社 |
| 8 | できるリーダーは「教えない」 「自分で考えて動く部下」を育てるコツ | 伊庭正康 | 大和書房 |
| 9 | 聞いてはいけない スルーしていい職場言葉 | 山本直人 | 新潮社 |
| 10 | 図解 「いいキャリア」の育て方 「5つの資」から考える人生戦略 | 青田努 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 心療内科医が教える本当の休み方 | 鈴木裕介 | アスコム |
| 2 | 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 | 中野信子 | サンマーク出版 |
| 3 | お金の不安がなくなる小さな習慣 | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 4 | 頭のいい人は「答え方」で得をする がっかりされない答え方、一目置かれる答え方 | 樋口裕一 | 大和書房 |
| 5 | 「キーエンス思考」×ChatGPT時代の付加価値仕事術 | 田尻望 | 日経BP |
| 6 | 瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す 異質のキャリアから生まれた思考法 | 山川隆義 | かんき出版 |
| 7 | 聞いてはいけない スルーしていい職場言葉 | 山本直人 | 新潮社 |
| 8 | できるリーダーは「教えない」 「自分で考えて動く部下」を育てるコツ | 伊庭正康 | 大和書房 |
| 9 | ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考 | 松波龍源(著)、野村高文(編集) | イースト・プレス |
| 10 | 物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 | けんすう(古川健介) | 幻冬舎 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 | 中野信子 | サンマーク出版 |
| 2 | 心療内科医が教える本当の休み方 | 鈴木裕介 | アスコム |
| 3 | お金の不安がなくなる小さな習慣 | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 4 | 頭のいい人は「答え方」で得をする がっかりされない答え方、一目置かれる答え方 | 樋口裕一 | 大和書房 |
| 5 | 「キーエンス思考」×ChatGPT時代の付加価値仕事術 | 田尻望 | 日経BP |
| 6 | 聞いてはいけない スルーしていい職場言葉 | 山本直人 | 新潮社 |
| 7 | 瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す 異質のキャリアから生まれた思考法 | 山川隆義 | かんき出版 |
| 8 | 雑談が上手い人が話す前にやっていること | ひきたよしあき | アスコム |
| 9 | できるリーダーは「教えない」 「自分で考えて動く部下」を育てるコツ | 伊庭正康 | 大和書房 |
| 10 | 物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 | けんすう(古川健介) | 幻冬舎 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 新版 科学がつきとめた「運のいい人」 | 中野信子 | サンマーク出版 |
| 2 | 心療内科医が教える本当の休み方 | 鈴木裕介 | アスコム |
| 3 | 聞いてはいけない スルーしていい職場言葉 | 山本直人 | 新潮社 |
| 4 | お金の不安がなくなる小さな習慣 | 有川真由美 | 毎日新聞出版 |
| 5 | 雑談が上手い人が話す前にやっていること | ひきたよしあき | アスコム |
| 6 | 頭のいい人は「答え方」で得をする がっかりされない答え方、一目置かれる答え方 | 樋口裕一 | 大和書房 |
| 7 | 他人を攻撃せずにはいられない人 | 片田珠美 | PHP研究所 |
| 8 | 物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 | けんすう(古川健介) | 幻冬舎 |
| 9 | 日経マネーと正直FPが考え抜いた! 迷わない新NISA投資術 | 菱田雅生、大口克人 | 日経BP |
| 10 | ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考 | 松波龍源(著)、野村高文(編集) | イースト・プレス |
「本当の休み方」をベースに「良きリーダー」に
2023年12月の年代別ランキングは、『心療内科医が教える本当の休み方』(鈴木裕介著、アスコム)が20代~40代で1位、50代と60代で2位に。「忙しくて休む時間が取れない」「自分では休んでいるつもりなのに、なかなか疲れがとれない」という人に「本当の休み」を取るための方法を34の項目で丁寧に示す本書が、年代を問わず高い支持を集めました。50代と60代の1位は『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著、サンマーク出版)。「運」とは「その人の考え方と行動パターンによって変わる」ものと定義し、「運が良くなる」考え方や行動パターンを習慣づける方法について分かりやすく紹介する本書も、全年代で上位に名を連ねました。
このほか全年代でランクインした作品では、『頭のいい人は「答え方」で得をする がっかりされない答え方、一目置かれる答え方』(樋口裕一著、大和書房)が20代で2位、30代~50代で4位、60代で6位に。「問われる」側になることが多い若い年代ほど、高い関心を集めています。
他方、『聞いてはいけない スルーしていい職場言葉』(山本直人著、新潮社)は20代で8位、30代で9位、40代で7位、50代で6位、60代で3位と、総じて年代が上がるほど上位に。同書の惹句は「先輩の囁き、上司の説教、同僚のグチ 聞き流しても大丈夫。」で専ら若手読者をターゲットとしていることがうかがえますが、高年代の順位が高いのは、「自分の日頃の発言は部下や後輩の“スルー対象”になっていないか?」のような関心や不安を持つ「上司」や「先輩」が多いからでしょうか。
そんな視点でランキングを眺めてみると、『雑談が上手い人が話す前にやっていること』(ひきたよしあき著、アスコム)は50代と60代のみでランクイン。「雑談が苦手な若手が多い」と耳にすることが多い中、ここでも高年代の関心が高いのは、若手とのコミュニケーションに悩む上司たちの姿が透けて見えるような…。
『できるリーダーは「教えない」 「自分で考えて動く部下」を育てるコツ』(伊庭正康著、大和書房)はズバリ、リーダー層が多い30代~50代でランクイン。何かと悩みの多いリーダー層の皆さんにおかれましては、『本当の休み方』などにも留意しつつ、若手との的確なコミュニケーションや効果的な育成への取り組みが、実り多きものになりますように。若手の皆さんも、読み継がれる名著などから学び多き日々を過ごせますように。2024年も、毎月の「年代別」ランキングがお役に立てば幸いです。
また今回は「日経の本」からも『「キーエンス思考」×ChatGPT時代の付加価値仕事術』(田尻望著)が20代~50代で、『日経マネーと正直FPが考え抜いた! 迷わない新NISA投資術』(菱田雅生、大口克人著)が60代でランクインしております。こちらもぜひご注目いただければ僥倖です。


『心療内科医が教える本当の休み方』
鈴木裕介(著)
アスコム
1540円(税込み)
2023年9月13日刊
<おすすめポイント>
仕事から帰ってきて、疲れて何もやる気が起きない。にもかかわらず、ついついスマホでSNSや動画を観ているうちに、すっかり寝る時間が遅くなる。そういった経験はないだろうか。休んでも疲れが取れないことには原因がある。休みの日にひたすら眠ったり、ダラダラ過ごしたりしても、心身の状態が改善するとは限らない。個性や、その時の心身の状態によって、「本当の意味で心や身体を癒やすことができる休み方」は異なるのだ。
著者は、身近な人の死をきっかけに、医療職のメンタルヘルス支援活動を始め、さまざまな「生きづらさ」を抱える人々の話を聴いてきたという。ストレス反応と自律神経の関係は一般的に知られているところだが、本書では専門家の観点から、自律神経に関する最新の論文や学説を根拠に新しい考え方を展開している。
複雑化した情報にさらされ、コミュニケーションにさまざまな困難を抱える我々現代人のストレス反応を読み解き、臨床的にも学問的にも根拠のある「本当の休み方」を知ることができるはずだ。「自分は大丈夫」と思って走り続けているうちに、突然身体がいうことを聞かなくなり、休職や治療が必要になる前に対処しなくてはならない。
休みたいのに仕事が忙しくて休めない、会社から帰ったらエネルギーを使い果たして何もする気力がない、家族サービスや翌週からの仕事の準備などに追われ、自分の疲れを癒やす間もなく週末が終わってしまう——そんな方におすすめしたい一冊だ。
(ライター:鈴木えり)