読書でお金の知識をつけることが「貯まる人」への一歩。「日経BOOKプラス」編集部が厳選したお金についての「日経の本」をテーマ別に紹介します。まず、前編は、老後のお金や家計の見直しについて。
【老後のお金に強くなる】定年退職後のお金不安を解消!

1:大改正された制度を活用。老後の資金を抜かりなく
『
人生100年時代の年金・イデコ・NISA戦略
』田村正之 著/1870円
現在、公的・私的年金制度の大改正が進んでいる。豊かな老後を送るためにも、iDeCoやNISAを賢く使いたい。改正ポイントを試算も織り込み具体的に解説する。
2:図解で老後不安を解消。働き方別の年金額予測も
『
一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版
』井戸美枝 著/1760円
働き方やライフスタイル別に年金額予測を図解と数字で紹介。年代別お金のTO DO、年金不安で金融機関などからカモられないために知っておきたい知識も学べる。
3:私は老後にいくら必要? まずは自分の状況を把握
『
50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本
』竹川美奈子 著/1650円
資産形成を考えるには、家計を把握し、公的年金や退職給付制度などを調べることが大切。年金の増やし方、資産の効率的な引き出し方など実践的ノウハウを解説。
4:定年後のシニアライフ。備えあれば憂いなし
『
「サラリーマン女子」、定年後に備える。お金と暮らしと働き方
』大江加代 著/1540円
定年後にいつから備えるか、退職金・年金・iDeCoの受け取り方はどうするなど、自分らしい定年後ライフのための知識が満載。おひとり女性の実例も登場。
【ライフプラン、住宅購入、保険で迷わなくなる】家計見直しを!

5:その保険は本当に必要? お金の見直しは保険から
『
生命保険は「入るほど損」?!〈新版〉
』後田 亨 著/1650円
家計を見直す際には、よく分からないけれどなんとなく加入している保険を棚卸しする必要があるもの。「その保険に加入するのは得なのか?」を考えるヒントに。
6:項目と数字を書き込めば自分だけの「家計本」に
『
本気で家計を変えたいあなたへ〈第5版〉 書き込む“お金のワークブック”
』 前野 彩 著/1540円
カバー裏の27年後までの「家計の将来シミュレーション」、未来の地図「ライフプラン」、一生分の支出と収入を書くことで、必要な積立額や保険の内容が見えてくる。
7:経済活動は生活そのもの。最低限の必要知識を学ぶ
『
知らないと損する経済とおかねの超基本1年生
』大江英樹 著/880円
最低限の経済知識を持っておくことは、お金を貯めるのみならず生きるためにも必要なこと。消費、投資、金融、貿易、財政の順に、人生で損しないポイントを学べる。
【お金の「常識」をリニューアル】FIRE、ポイ活…賢い方法を学ぶ

8:望ましい生き方のためにお金の仕組みを活用する
『
お金がなくてもFIREできる
』井戸美枝 著/990円
FIRE(経済的自立と早期引退)に対して著者が提案するのが「ライトFIRE」。お金の制度や仕組みを存分に活用して、望ましい生き方を手に入れる方法をガイドする。
9:お金を増やすためには計画性と商品知識が必要
『
読んだら必ず「もっと早く教えてくれよ」と叫ぶお金の増やし方
』山崎俊輔 著/1540円
年代別にお金の検討ポイントを整理し、財布&口座との付き合い方、節約&稼ぎ方、投資、老後マネーについての知識を網羅。今始めればお金が貯まり出す。
(後編に続く)
取材・文/羽田光 写真/スタジオキャスパー
[日経WOMAN 2023年1月号より転載]