1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3700冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2024年7月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2024年7月「年代別」ランキングです(対象期間:2024年6月25日~7月24日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■2024年7月「年代別」ランキング

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 賢い人のとにかく伝わる説明100式 深谷百合子 かんき出版
2 頭のいい人だけが解ける論理的思考問題 野村 裕之 ダイヤモンド社
3 人気スピーチライターが教える モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座 ひきたよしあき PHP研究所
4 「よい説明」には型がある。 犬塚壮志 日経BP 日本経済新聞出版
5 幸運の教科書 いい気分、いい流れ、いい感情で「今ここを生きる」 武田双雲 三笠書房
6 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 近藤一博 講談社
7 改訂版 お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ フォレスト出版
8 となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ 嶋村吉洋 PHP研究所
9 話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 千葉佳織 プレジデント社
10 なぜか話しかけたくなる人、ならない人 有川真由美 PHP研究所
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 読む・聞く、まとめる、言葉にする 松尾美里 フォレスト出版
2 賢い人のとにかく伝わる説明100式 深谷百合子 かんき出版
3 人気スピーチライターが教える モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座 ひきたよしあき PHP研究所
4 「よい説明」には型がある。 犬塚壮志 日経BP 日本経済新聞出版
5 頭のいい人だけが解ける論理的思考問題 野村 裕之 ダイヤモンド社
6 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 近藤一博 講談社
7 話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 千葉佳織 プレジデント社
8 となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ 嶋村吉洋 PHP研究所
9 今までにない発想を生み出す アイデアの着眼点 小川仁志 フォレスト出版
10 チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方 池田めぐみ、安斎勇樹 日本能率協会マネジメントセンター
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 賢い人のとにかく伝わる説明100式 深谷百合子 かんき出版
2 「よい説明」には型がある。 犬塚壮志 日経BP 日本経済新聞出版
3 頭のいい人だけが解ける論理的思考問題 野村 裕之 ダイヤモンド社
4 人気スピーチライターが教える モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座 ひきたよしあき PHP研究所
5 できる人だけが知っている 「ここだけの話」を聞く技術 井手隊長 秀和システム
6 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 近藤一博 講談社
7 話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 千葉佳織 プレジデント社
8 頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方 橋本大也 かんき出版
9 読む・聞く、まとめる、言葉にする 松尾美里 フォレスト出版
10 となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ 嶋村吉洋 PHP研究所
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 賢い人のとにかく伝わる説明100式 深谷百合子 かんき出版
2 「よい説明」には型がある。 犬塚壮志 日経BP 日本経済新聞出版
話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 千葉佳織 プレジデント社
4 人気スピーチライターが教える モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座 ひきたよしあき PHP研究所
5 改訂版 お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ フォレスト出版
6 頭のいい人だけが解ける論理的思考問題 野村 裕之 ダイヤモンド社
7 中流危機 NHKスペシャル取材班 講談社
8 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 近藤一博 講談社
9 読む・聞く、まとめる、言葉にする 松尾美里 フォレスト出版
10 頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方 橋本大也 かんき出版
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 改訂版 お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ フォレスト出版
2 話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 千葉佳織 プレジデント社
3 賢い人のとにかく伝わる説明100式 深谷百合子 かんき出版
4 疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた 近藤一博 講談社
5 「よい説明」には型がある。 犬塚壮志 日経BP 日本経済新聞出版
6 中流危機 NHKスペシャル取材班 講談社
読む・聞く、まとめる、言葉にする 松尾美里 フォレスト出版
8 となりの億万長者が17時になったらやっていること 大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ 嶋村吉洋 PHP研究所
9 幸運の教科書 いい気分、いい流れ、いい感情で「今ここを生きる」 武田双雲 三笠書房
10 できる人だけが知っている 「ここだけの話」を聞く技術 井手隊長 秀和システム

「説明」「話し方」「言語化」がズラリ

 2024年7月の「年代別」ランキングで、すべての年代にランクインしたのは4作。そのうち3作が「説明」「話し方」をテーマにしたものでした。

 中でも20代、40代、50代で1位を占め、30代で2位、60代でも3位と年代を問わず高い支持を集めたのが、『賢い人のとにかく伝わる説明100式』(深谷百合子著、かんき出版)。 “「難しい」を「易しい」に変えるナビゲーター”として活躍する著者が「自分の考えが正しく相手に伝わり、相手が納得して動いてくれるようになる」説明のコツを100項目挙げ、丁寧に解説しています。

 全年代ランクイン作品のうち、40代、50代で2位となったのが、『「よい説明」には型がある。』(犬塚壮志著、日経BP 日本経済新聞出版)。50代、60代で2位となったのが、『話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術』(千葉佳織著、プレジデント社)。そのほか、全年代のランクインは逃したものの、20代、30代で2位、40代、50代で3位となった『人気スピーチライターが教える モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座』(ひきたよしあき著、PHP研究所)や、20代以外でランクインし、30代で1位となった『読む・聞く、まとめる、言葉にする』(松尾美里著、フォレスト出版)と、「しっかり伝えられるようになりたい」人たち向けの作品がズラリ。これまでも「伝え方」「話し方」に関する作品はランキングの常連でしたが、ニーズの高さが改めて実感できる結果となりました。

「賢い人」「頭のいい人」に学びたい

 ランキングをさらに見ていくと、『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』(有川真由美著、PHP研究所)や、『できる人だけが知っている 「ここだけの話」を聞く技術』(井手隊長著、秀和システム)などが支持を集めており、「伝える」のみならず、広くコミュニケーションについて関心や悩みを持つ人の多さがうかがえます。

 最後にちょっと視点を変えて、ランクインした作品のタイトルを改めて眺めてみると、前出の人気作『賢い人のとにかく伝わる説明100式』は先頭に「賢い人」、『話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術』には「結果を出せる人」、60代以外でランクインし、20代で2位、40代で3位に入るなど、こちらも人気の『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』(野村 裕之著、ダイヤモンド社)は先頭に「頭のいい人」というフレーズが。さらに40代、50代では『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(橋本大也著、かんき出版)がランクイン。30代と60代でランクインした前出『できる人だけが知っている 「ここだけの話」を聞く技術』も加えると、「賢い人」「結果を出せる人」「頭の(が)いい人」「できる人」というフレーズが目を引きます。どんな人になりたいのか。多くのビジネスパーソンの理想や憧れの姿が表れているようで興味深く感じました。

 今月もお読みいただき、ありがとうございました。連日の猛暑、くれぐれもご自愛ください。

(写真:sdecoret/stock.adobe.com)
(写真:sdecoret/stock.adobe.com)
2024年7月 必読の1冊 from flierランキング

『賢い人のとにかく伝わる説明100式』
深谷百合子(著)/かんき出版/2024年2月19日刊

<おすすめポイント>

 「説明力」を高めるために、「書き方」「話し方」といった説明の「スキル」を覚えて実践しようと努力している方もいるでしょう。でも、「スキルアップ」だけに意識が向いているうちは、残念ながら「説明上手になる」というゴールへは近づけません。――本書の「はじめに」にある、印象的な一節だ。

 では、どうすれば「説明力」を高められるのか。著者の答えは「観察すること」だ。観察によって、自分と相手の間にある「差」と、相手の状況やニーズを把握することが、説明上手になるための第一歩だという。要約者はこのパートを読んで、「説明」に抱いていたイメージがガラリと変わった。

 本書の著者、深谷百合子氏はかつて、ソニーグループ、シャープで技術職・管理職として勤務していた。そこで、専門用語を噛み砕いて説明する能力が評価され、工場見学者への説明やメディア取材への対応を任されるようになったそうだ。その後、中国の国有企業にヘッドハンティングされ、100人以上の中国人部下を育成した経験も持つ。本書ではそんな深谷氏が、報告、連絡、相談、営業、プレゼン、部下育成、会議、案内など、幅広いシーンで使える「説明」のポイントを教えてくれる。

 本書の特徴のひとつは、著者の飾らない書きぶりだ。例えば「いいたとえができると、『やった!』と嬉しくなります」という一文がある。より良いたとえを見つけようと努力する著者の姿を想像し、思わず心が和んだ。あなたも、親切に教えてくれる上司や先輩が近くにいるような気分で、楽しく読み進められることだろう。
(ライター:Harumi Yaguchi)

リンク>>『賢い人のとにかく伝わる説明100式』| 本の要約サイト flier

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