1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3300冊以上の要約を提供、企業向けの「法人版」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2023年7月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2023年7月「年代別」ランキングです(対象期間:2023年7月1日~31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 話し方の一流、二流、三流 嶋津良智 明日香出版社
2 あなたの人生を変える睡眠の法則2.0 菅原洋平 自由国民社
3 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 岩波書店
4 稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代 村上臣 SBクリエイティブ
5 「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣 山本衣奈子 明日香出版社
6 「すぐやる」よりはかどる! 仕事を「短くやる」習慣 山本大平 クロスメディア・パブリッシング
7 仕事の「質」と「スピード」が上がる 仕事の順番 田中耕比古 フォレスト出版
8 客観性の落とし穴 村上靖彦 筑摩書房
9 頭のいい人が話す前に考えていること 安達裕哉 ダイヤモンド社
10 未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ 南祐貴(セカニチ)(著)、ゆん(イラスト) ダイヤモンド社
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 あなたの人生を変える睡眠の法則2.0 菅原洋平 自由国民社
2 話し方の一流、二流、三流 嶋津良智 明日香出版社
3 「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣 山本衣奈子 明日香出版社
4 未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ 南祐貴(セカニチ)(著)、ゆん(イラスト) ダイヤモンド社
稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代 村上臣 SBクリエイティブ
6 「すぐやる」よりはかどる! 仕事を「短くやる」習慣 山本大平 クロスメディア・パブリッシング
7 仕事の「質」と「スピード」が上がる 仕事の順番 田中耕比古 フォレスト出版
8 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 岩波書店
9 客観性の落とし穴 村上靖彦 筑摩書房
10 健康になる技術 大全 林英恵 ダイヤモンド社
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 話し方の一流、二流、三流 嶋津良智 明日香出版社
2 あなたの人生を変える睡眠の法則2.0 菅原洋平 自由国民社
3 「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣 山本衣奈子 明日香出版社
4 稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代 村上臣 SBクリエイティブ
5 「すぐやる」よりはかどる! 仕事を「短くやる」習慣 山本大平 クロスメディア・パブリッシング
6 未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ 南祐貴(セカニチ)(著)、ゆん(イラスト) ダイヤモンド社
7 客観性の落とし穴 村上靖彦 筑摩書房
8 健康になる技術 大全 林英恵 ダイヤモンド社
9 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 岩波書店
10 THE POP-UP PITCH 最もシンプルな心をつかむプレゼン ダン・ローム(著)、花塚恵(訳) かんき出版
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 話し方の一流、二流、三流 嶋津良智 明日香出版社
2 あなたの人生を変える睡眠の法則2.0 菅原洋平 自由国民社
3 「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣 山本衣奈子 明日香出版社
4 「すぐやる」よりはかどる! 仕事を「短くやる」習慣 山本大平 クロスメディア・パブリッシング
5 稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代 村上臣 SBクリエイティブ
6 未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ 南祐貴(セカニチ)(著)、ゆん(イラスト) ダイヤモンド社
健康になる技術 大全 林英恵 ダイヤモンド社
8 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 岩波書店
9 客観性の落とし穴 村上靖彦 筑摩書房
10 ほんとうの心の力 中村天風 PHP研究所
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 話し方の一流、二流、三流 嶋津良智 明日香出版社
2 ほんとうの心の力 中村天風 PHP研究所
3 あなたの人生を変える睡眠の法則2.0 菅原洋平 自由国民社
4 健康になる技術 大全 林英恵 ダイヤモンド社
5 精神科医Tomyの心が凹んだときに読むクスリ 落ちこむ日があってもいいのよ。 精神科医Tomy 三笠書房
客観性の落とし穴 村上靖彦 筑摩書房
7 稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代 村上臣 SBクリエイティブ
「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣 山本衣奈子 明日香出版社
9 生きるための哲学 岡田尊司 河出書房新社
10 なぜヒトだけが老いるのか 小林武彦 講談社

「話し方」で信頼感、猛暑で健康に不安感?

 この7月、30代で2位、それ以外の全年代で1位を占め、幅広く高い支持を集めたのが『話し方の一流、二流、三流』(嶋津良智著、明日香出版社)。『怒らない技術』など著作累計150万部超の著者が「相手の自己肯定感を高める話し方で信頼関係を構築する」方法を分かりやすく解説しています。

 30代で1位、20代~50代で2位、60代で3位となったのが『あなたの人生を変える睡眠の法則2.0』(菅原洋平著、自由国民社)。このほかにも、20代はランク外ながら、30代で10位、40代で8位、50代で6位、60代で4位と、年代が上がるごとに支持を高めたのが『健康になる技術 大全』(林英恵著、ダイヤモンド社)。振り返ると、気象庁によれば今年7月の全国の平均気温は平年比で2度近く高く、この100年あまりで最も暑い7月に。睡眠不足や熱中症の対策など、健康管理について改めてしっかりした知識を得たいと考える人も多かったのではと思われます。

増税の影の下、いかに稼ぐか

 また7月は、『稼ぎ方2.0 「やりたいこと」×「経済的自立」が両立できる時代』(村上臣著、SBクリエイティブ)が20代~40代で4位、50代で5位、60代で7位と全年代でランクイン。『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法 お金と働き方の常識をアップデートせよ』(南祐貴 セカニチ著、ダイヤモンド社)も、20代で10位、30代で4位、40代、50代で6位に入りました。「稼ぎ方」をキーワードにした2冊がそろって注目を集めた背景には、将来への不安が見え隠れします。折しも、6月末に政府税制調査会の答申を受けた岸田文雄首相が「令和時代のあるべき税制の検討をさらに進める」と発言、答申では「給与や退職金などに関わる税制を是正する必要」が強調されており、いわゆる「サラリーマン増税」への不安と反発が広がりました。岸田首相は7月末に増税を否定する発言をしましたが、さてその影を拭い去れるのか。

 そのほかの注目としては、60代でのランクインは逃したものの、20代で3位、30代で8位、40代で9位、50代で8位に入った『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著、岩波書店)。1937年に発表され、2017年に漫画化もされたこの大ベストセラー作品は先頃、岩波文庫の累計販売数で1位になったことが発表されました。宮崎駿監督の同名長編アニメ映画の公開が後押しになったとされますが、今回のランクインもその影響が大きいと思われます。さて、一向に衰えぬ猛暑と先行き不安感の中、私たちはどう生きるか。しっかり涼を確保しつつ、日頃の雑事をしばし手放して「じっくり考える夏休み」を過ごすのもよいかもしれません。

(写真:Snapshooter/stock.adobe.com)
(写真:Snapshooter/stock.adobe.com)
2023年7月 必読の1冊 from flierランキング

『話し方の一流、二流、三流』

嶋津良智(著)
明日香出版社
1760円(税込み)
2023年4月18日刊

<おすすめポイント>

 話題の「一流、二流、三流」シリーズが今回テーマにするのは、「話し方」である。人とのコミュニケーションは生きていく上で不可欠であり、仕事でも「話す」スキルが求められる。仕事であれば、言いにくいことを言わなければならないこともあるし、意見の対立が起こることもある。そんなとき、「話し方」が今後を左右することは想像に難くないが、話し方のコツを教えてもらえる機会はなかなかない。

 本書は、「話すことが苦手」「上司・部下との話し方がわからない」と悩む方にうってつけの一冊だ。累計150万部突破のベストセラー作家であり、組織づくりや「上司学」を専門とする著者が「心を動かす話し方」を解説する。本書では40の事例を挙げ、それぞれにおける「一流」「二流」「三流」のコミュニケーションパターンを比較する。ついやってしまいがちな「三流」の行動を目にし、穴に入りたくなってしまう人もいるかもしれないが、話し方はスキルであるため、努力次第で「一流」になることは十分可能だ。

 本書で紹介する「一流」は、著者が抱く「理想」の姿でもある。著者自身も、「こうありたい」と思いながらもできていないことはあるが、まずは理想の姿を思い描くことが重要だという。理想を掲げることで、目標への具体的な道筋やとるべき行動がわかるからだ。

 「一流の話し方」を身につければ、コミュニケーションに自信をもつことができるはずだ。ひいては、人生もよりよい方向へと向かっていくことだろう。
(ライター:池田明季哉)

リンク>>『話し方の一流、二流、三流』| 本の要約サイト flier

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