1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3400冊以上の要約を提供、企業向けの「法人版」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2023年10月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2023年10月「年代別」ランキングです(対象期間:2023年10月1日~31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 頭のいい人は「短く」伝える 樋口裕一 大和書房
2 なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術 佐々木正悟 あさ出版
3 「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 藤吉豊、小川真理子 日経BP
4 天才性が見つかる 才能の地図 鈴木祐 きずな出版
5 瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。 荒木俊哉 SBクリエイティブ
6 自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝 アスコム
7 朝イチの「ひとり時間」が人生を変える キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
「やりたいこと」が次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術 尾石晴 KADOKAWA
メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける 澤円 大和書房
心の休ませ方 加藤諦三 PHP研究所
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術 佐々木正悟 あさ出版
2 頭のいい人は「短く」伝える 樋口裕一 大和書房
3 「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 藤吉豊、小川真理子 日経BP
4 40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか 河合薫 ワニブックス
5 「やりたいこと」が次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術 尾石晴 KADOKAWA
天才性が見つかる 才能の地図 鈴木祐 きずな出版
7 朝イチの「ひとり時間」が人生を変える キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
8 メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける 澤円 大和書房
9 1300万件のクチコミでわかった超優良企業 大澤陽樹 東洋経済新報社
10 自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝 アスコム
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか 河合薫 ワニブックス
2 なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術 佐々木正悟 あさ出版
3 「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 藤吉豊、小川真理子 日経BP
4 頭のいい人は「短く」伝える 樋口裕一 大和書房
5 朝イチの「ひとり時間」が人生を変える キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
6 天才性が見つかる 才能の地図 鈴木祐 きずな出版
7 メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける 澤円 大和書房
8 「やりたいこと」が次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術 尾石晴 KADOKAWA
9 心の休ませ方 加藤諦三 PHP研究所
自分という壁  自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝 アスコム
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 藤吉豊、小川真理子 日経BP
2 頭のいい人は「短く」伝える 樋口裕一 大和書房
3 「やりたいこと」が次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術 尾石晴 KADOKAWA
4 40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか 河合薫 ワニブックス
5 天才性が見つかる 才能の地図 鈴木祐 きずな出版
6 なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術 佐々木正悟 あさ出版
7 朝イチの「ひとり時間」が人生を変える キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
8 自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝 アスコム
心の休ませ方 加藤諦三 PHP研究所
10 メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける 澤円 大和書房
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 藤吉豊、小川真理子 日経BP
2 自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法 大愚元勝 アスコム
3 「やりたいこと」が次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術 尾石晴 KADOKAWA
4 頭のいい人は「短く」伝える 樋口裕一 大和書房
5 天才性が見つかる 才能の地図 鈴木祐 きずな出版
6 朝イチの「ひとり時間」が人生を変える キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
7 心の休ませ方 加藤諦三 PHP研究所
8 40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか 河合薫 ワニブックス
9 メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける 澤円 大和書房
10 新しいスキルで自分の未来を創る リスキリング 【実践編】 後藤宗明 日本能率協会マネジメントセンター

「ベストセラー100冊」最新作の「お金の増やし方」に高い関心

 この10月、20代~60代の全年代でランクインした作品が6作ありました。

 中でも50代、60代で1位、20代~40代で3位と幅広く高い支持を得たのが、『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(藤吉豊、小川真理子著、日経BP)。タイトルの通り「お金の増やし方」に関する名著100冊のエッセンスを、ランキング形式でまとめたものです。著者はこれまで『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を皮切りに「話し方」「勉強術」をテーマに同シリーズを展開しており、これが4作目。お金を増やすための情報というと、株価の変動や金融制度の変更などについていち早く知り、先回りして利益を得るためのものが目を引きますが、本書は同シリーズの編集ノウハウを生かす形で、著名な投資家やお金のプロたちがそれぞれに開陳している「お金との向き合い方」の共通部分を浮かび上がらせ、分かりやすく紹介しています。

 20代で1位、30代、50代で2位、40代、60代で4位とこちらも高い関心を集めたのが、『頭のいい人は「短く」伝える』(樋口裕一著、大和書房)。250万部のベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)の著者が本書で示す、話を整理するポイントは「4行にまとめる」こと。伝わらないモヤモヤを解消するための「基本の型」を丁寧に解説してくれる2011年刊行のロングセラーです。

「自分」といかに向き合う? 「消齢化」とは?

 全年代でランクインした作品中、『自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法』(大愚元勝著、アスコム)と『「やりたいこと」が次々見つかる!自分らしく生きている人の学びの引き出し術』(尾石晴著、KADOKAWA)は、いずれもタイトルに「自分」というキーワードを含んでいます。このほか、『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』(キム・ユジン著、文響社)も全年代でランクインしており、「自分との向き合い方」に関心を持つ人の多さがうかがえます。

 また10月は、全年代でのランクインは逃したものの、4つの年代でランクインした作品も3作あり、年代を問わずに選ばれる本がずらり。年代別データを集計しているflierでは「消齢化の傾向の表れでは」と考察しています。「消齢化」とは、年代による意識や価値観の違いが少なくなること。博報堂生活総合研究所がこの現象に着目して調査・研究に取り組んでおり、特設ページ「消齢化lab.」も開設しています。

 他方、『40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか』(河合薫著、ワニブックス)のように、ズバリ年代を特定しての打ち出しで、ターゲットとなる年代の高い共感を得る作品も健在。40代で1位のほか、40代を目前に見据える30代と、40代を少し過ぎた50代でいずれも4位と“周辺”の年代の関心までしっかり集めつつ、まだしばらく先のことと感じているであろう20代ではランク外となっています。

 今後も毎月「年代別」のランキングを継続的に見ていくことで様々な発見や新たな気づきがあるかもしれません。引き続きご注目ください。

(写真:mimi@TOKYO/stock.adobe.com)
(写真:mimi@TOKYO/stock.adobe.com)
2023年10月 必読の1冊 from flierランキング

『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』

藤吉豊、小川真理子(著)
日経BP
1650円(税込み)
2023年8月7日刊

<おすすめポイント>

 世の中には無数の本がある。何か一つのテーマ、たとえば「お金の増やし方」を学びたいと思ったとき、それについて書かれた本すべてに目を通せればいいが、現実には難しい。いったいどうすればいいのか――そんな悩みを解決してくれるのが、本書だ。

本書は「お金の増やし方」の名著100冊のエッセンスを1冊にまとめた、学びの詰まった本である。著者たちは、有名投資家やブロガー、FP、大富豪、お金のプロなどによって書かれた「お金の増やし方」の名著100冊を丹念に読み込み、それらに共通するノウハウを洗い出して、30項目にまとめた。その項目を掲載冊数の多いものからランキング形式で紹介している。

1位に輝いたのは「分散投資でリスクを減らす」で、100冊中47冊で言及されていたという。2位は「『投資信託』で手堅く運用する」、3位は「誰でもある『無駄な支出』を今すぐ減らす」……と、見出しを眺めているだけでも楽しく、勉強になるほどだ。

「お金の増やし方について学びたい」と思ったら、まず本書を手に取ってほしい。きっと密度の高い学びが得られるはずだ。

また、参考書籍の引用が随所に散りばめられているため、本書をきっかけに、新たな本に出合えるだろう。同シリーズの既刊「文章術」「勉強法」「話し方」とあわせて読めば、どんどん知識が増えていくに違いない。
(ライター:庄子結)

リンク>>『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』| 本の要約サイト flier

<関連記事>