1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3400冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2023年11月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2023年11月「年代別」ランキングです(対象期間:2023年11月1日~30日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
2 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること 安達裕哉 日本実業出版社
3 話し方すべて 雑談・あがり症・プレゼン・説明・社内コミュニケーションなどに効果あり 桐生稔 かんき出版
4 超コミュ力 田村淳 すばる舎
5 感情的にならない本 和田秀樹 新講社
6 精神科医がすすめる これからの生き方図鑑 樺沢紫苑 光文社
7 頭のいい人は「短く」伝える 樋口裕一 大和書房
朝イチの「ひとり時間」が人生を変える キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
学校では教えない逆転の発想法 おとなの思考 外山滋比古 リベラル社
アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術 内田和成 PHP研究所
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
2 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること 安達裕哉 日本実業出版社
3 超コミュ力 田村淳 すばる舎
4 話し方すべて 雑談・あがり症・プレゼン・説明・社内コミュニケーションなどに効果あり 桐生稔 かんき出版
5 アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術 内田和成 PHP研究所
6 感情的にならない本 和田秀樹 新講社
7 精神科医がすすめる これからの生き方図鑑 樺沢紫苑 光文社
8 堀江貴文のChatGPT大全 堀江貴文、荒木 賢二郎 幻冬舎
9 2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全 堀江貴文 徳間書店
10 コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術 阿部広太郎 ダイヤモンド社
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
2 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること 安達裕哉 日本実業出版社
3 超コミュ力 田村淳 すばる舎
4 話し方すべて 雑談・あがり症・プレゼン・説明・社内コミュニケーションなどに効果あり 桐生稔 かんき出版
5 感情的にならない本 和田秀樹 新講社
6 2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全 堀江貴文 徳間書店
7 コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術 阿部広太郎 ダイヤモンド社
8 精神科医がすすめる これからの生き方図鑑 樺沢紫苑 光文社
9 学校では教えない逆転の発想法 おとなの思考 外山滋比古 リベラル社
10 アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術 内田和成 PHP研究所
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
2 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること 安達裕哉 日本実業出版社
3 超コミュ力 田村淳 すばる舎
4 感情的にならない本 和田秀樹 新講社
5 精神科医がすすめる これからの生き方図鑑 樺沢紫苑 光文社
6 話し方すべて 雑談・あがり症・プレゼン・説明・社内コミュニケーションなどに効果あり 桐生稔 かんき出版
7 2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全 堀江貴文 徳間書店
8 コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術 阿部広太郎 ダイヤモンド社
9 堀江貴文のChatGPT大全 堀江貴文、荒木 賢二郎 幻冬舎
10 学校では教えない逆転の発想法 おとなの思考 外山滋比古 リベラル社
小さな感謝 人生を好転させる一番簡単な方法 鹿島しのぶ 三笠書房
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」 リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) 文響社
2 仕事ができる人が見えないところで必ずしていること 安達裕哉 日本実業出版社
3 超コミュ力 田村淳 すばる舎
4 2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全 堀江貴文 徳間書店
5 感情的にならない本 和田秀樹 新講社
6 コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術 阿部広太郎 ダイヤモンド社
精神科医がすすめる これからの生き方図鑑 樺沢紫苑 光文社
8 無意識さんの力でぐっすり眠れる本 大嶋信頼 ダイヤモンド社
9 話し方すべて 雑談・あがり症・プレゼン・説明・社内コミュニケーションなどに効果あり 桐生稔 かんき出版
10 学校では教えない逆転の発想法 おとなの思考 外山滋比古 リベラル社

全年代でトップ2が同一に

 11月の年代別ランキングでは、1位と2位の作品がすべての年代で同じ。全年代でランクインした作品が6作ありました。同様に全年代で6作がランクインした10月分の記事では、年代による意識や価値観の違いが少なくなる「消齢化」が進んでいるのでは?との考察を紹介しましたが、今月のデータからも同様の傾向が見て取れます。

 そんな中、全年代で1位を占めたのは『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』(リュ・ハンビン著、文響社)でした。著者は韓国の獣医師。数年前まではフルタイム勤務の時間管理に苦労していましたが、「帰宅後時間」を見直すことで、獣医と時間管理アドバイザーの活動を両立。ユーチューブでの発信が累計390万再生を突破するパワーインフルエンサーとなったそうです。「帰宅後の2時間」の活用方法について丁寧に解説する本書に幅広い支持が集まりました。

 全年代で2位となったのは『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』(安達裕哉著、日本実業出版社)。1000社以上へのIT・人事のアドバイスを提供する中で、1万人以上のビジネスパーソンに会ったという著者が、その経験から見いだした「仕事ができる人に共通する思考法」がまとめられています。著者が自ら運営する「Books&Apps」は「ビジネスパーソンを励ますウエブメディア」として月間200万PVを超える人気とのこと。

 これらトップ2に次ぐ支持を集めたのは、20代で4位のほかは30代~60代で3位となった『超コミュ力』。人気タレントの田村淳さんが伝授する「好かれるコミュニケーション力の教科書」です。こうしてみると、トップ3にはこぞって高い発信力を誇る著者の作品が並んでいます。このほかにも、60代の4位のほか20代以外でランクインした『2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』(徳間書店)と、30代と50代でランクインした『堀江貴文のChatGPT大全』(幻冬舎)は、これまた知名度抜群の堀江貴文さんの著書です。

「習慣」の次は「思考」?

 『話し方すべて 雑談・あがり症・プレゼン・説明・社内コミュニケーションなどに効果あり』(桐生稔著、かんき出版)は20代で3位、全年代でランクインしました。このほか、20代の7位に『頭のいい人は「短く」伝える』(樋口裕一著、大和書房)、30代~50代で『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』(阿部広太郎著、ダイヤモンド社)がランクインしており、先述の『超コミュ力』も合わせると、話し方や伝え方、コミュニケーション力について、年代を問わず高い関心を集めていることが分かります。

 さて、気づけばもう年末。この年代別ランキングも、2022年の上半期分からスタートし、約1年半にわたって毎月ご紹介してきました。改めて今年の上半期を振り返ってみると、20代のトップ10のうち、タイトルに「習慣」が入ったものが5作と、そのパワーワードぶりが目を引きましたが、今回のランキングには見当たりません。代わって、『学校では教えない逆転の発想法 おとなの思考』(外山滋比古著、リベラル社)と、『アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術』(内田和成著、PHP研究所)の「思考」勢が顔を見せています。2024年は「思考」がパワーワードに? 引き続きウオッチを続けて参ります。

(写真:beeboys/stock.adobe.com)
(写真:beeboys/stock.adobe.com)
2023年11月 必読の1冊 from flierランキング

『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』
リュ・ハンビン(著)、小笠原藤子(訳) /文響社/1848円(税込み)/2023年7月11日刊

<おすすめポイント>

 「平日が長すぎる。早く週末にならないかな」「仕事をやめて、趣味で食べていけたら最高なのに」……社会人であれば多かれ少なかれ、このように感じたことがあるのではないだろうか。平日と休日は自分の中ではっきり分かれていて、平日は仕事で終わっていき、休日に趣味を楽しんでは、迫りくる平日を嘆く──。そんな人には本書がぴったりだ。

 本書の著者、リュ・ハンビン氏は、時間管理や副業に関する情報発信で人気を博している、韓国のインフルエンサーだ。本業は獣医師であり、かつては仕事から帰ると倒れ込むようにして眠っていたが、「帰宅後ルーティン」を生活に取り入れてからというもの、やりたいことをすべて実現できるようになったそうだ。本書ではそんな著者によって、帰宅後ルーティンを取り入れるメリットや、具体的な実践方法、時間活用術、ルーティンが思うように進まないときの対処法などが紹介されている。

 特に印象的だったのは、帰宅後の時間をダラダラと過ごすのがいかにもったいないことかを語っているパートだ。平日の夜の時間は儚く過ぎ去っていくが、かといって、休日に思いを馳せて過ごしてしまってもいいほど短くはない。ごくわずかな時間でも、自分だけの「帰宅後ルーティン」を実践すれば、積もり積もって大きな成果になることだろう。

 「自らの手でこの人生を変えていけるかもしれない」「平凡な日常が180度変わり、充実した毎日を過ごせるようになるかもしれない」と、大人の胸をときめかせてくれる一冊である。
(ライター:庄子結)

リンク>>『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』| 本の要約サイト flier

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