同じ収入でも、貯金が多い人と少ない人がいるのはなぜ? 資産の多寡(たか)は、日々の生活習慣や考え方に大きく左右されます。例えば、「他は削っても、教育費だけは惜しまない」というご家庭は多いもの。そのリスクについてご存じでしょうか? ファイナンシャル・プランナー(FP)の黒田尚子さんの著書『 お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動 』より抜粋と4コママンガで紹介します。
子どもを持つ人の“貯め時”は3回だけ
教育は、そのご家庭の考え方や方針次第。ですから、私は、「子どもにお金をかけたいのであれば、好きなだけおかけください」とお伝えしています。ただし、「その分、自分たちのリタイアの時期が遅くなったり、老後資金を減らしたりしても構わないという覚悟が必要です」と必ず付け加えています。
進学コースなどで大きく変動する教育費と違い、老後資金は、生活にかかるお金ですから、ある程度は必要です。そして、ゆとりある老後を送りたい場合、そのための上乗せ分を考えておかねばなりません。
結婚して子どもを持つ人生を送る人の、“貯(た)め時”は3回のみ。1回目は「結婚して子どもが生まれるまで」、2回目は「子どもが就学するまで」、3回目は「子ども(末子)が大学等を卒業してからリタリアするまで」。泣いても笑ってもこの3回しかありません。
1回目・2回目を見逃した人にとって、子どもが大学を卒業してから、リタイアするまでが最後のチャンスです。
それなのに、子どもにお金をかけ過ぎてしまい、定年を迎えてから老後資金が足りなくなり、子どもに資金援助をしてもらうような羽目になっては「子どものため」の投資も本末転倒です。
画/安原いちる 編集協力/銀杏社
「玄関先にビニール傘」「カードを3枚持ち歩く」はなぜキケンなのか? イヌ派はネコ派よりもお金が貯まりにくい? 貯蓄と関係がありそうでなさそうな「日々の行動」と「貯蓄の効率性」の相関性について、FPが読み解きます。
黒田尚子著/日本経済新聞出版/1540円(税込み)

