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今井むつみさんの『アブダクション英語学習法』、初速絶好調
「英語を学び直したい」「英語を勉強しているけれどなかなか上達できない」「AIを活用するなど、もっと合理的な学習方法はないだろうか……」
そんな人におすすめなのが、英語学習本『アブダクション英語学習法 認知科学者がAI時代に伝えたい独学の技法』です。2026年4月に発売されたばかりの新刊ですが初速好調。早くも売り上げの上位にランキングしています。
この本がなぜ、今注目を浴びているのかというと、英語力だけでなく地頭も鍛えてくれるから。
著者は、「新書大賞2024」大賞『言語の本質』を著した認知科学者の今井むつみさん。今井さんの専門分野は、認知科学のなかの認知・言語発達科学と言語心理学です。これまでずっと「人間がいかにことばを獲得するか」ということを考え、研究してきました。
そんな今井さんが、「語学習得のためだけでなく、このAI時代に人間の知性に必要なのは、アブダクション推論のスキルだ」と断言しています。
アブダクション推論は、学びを深めるシスステム
アブダクション推論とは、「自分なりに仮説を立て、それを吟味し、検証する」こと。例えば、仮説には以下のような例が挙げられます。
- 家の電気がついている → 中に人がいるのだろう
- あの人の表情が暗い → 何か悩みがあるのかもしれない
- 急に売り上げが落ちた → 競合が何か施策を打ったのかもしれない
上記のように、必ずしもそれが正しいとは限らないけれど、最も有力な仮説をつくりだし、それを自ら検証し、間違いに気づき、修正し仮説を進化させていくことをアブダクション推論といいます。今井さんは、「このアブダクション推論が、科学、芸術、そして言葉の習得も可能にしている」と言います。推論し、間違い、それを修正していく、というサイクルを回し続けることで人は知識を身につけ、意味を理解し、直観を磨いていく。このシステムが学びを深めてくれるというのです。
「英語を学ぶ本」ではなく、「英語の学び方を学ぶ本」
本書は、「英語を学ぶ本」ではなく、「英語の学び方を学ぶ本」です。さらにいうと、英語や語学に限らず、すべての学びの基盤となる「アブダクション推論」に熟達することを目指します。
今井さんは、英語学習でも仕事でも、そして人生においても、「本当に役に立つ知識とは自分の頭で考えて獲得したもの」、「誰かが教えてくれた答えを丸暗記した知識は、現実の社会や生活において、ほとんど役に立たない」と言います。AIが普及している今だからこそ、この「アブダクション推論」のスキルが必要になるのです。
本書の後半部では、アブダクション英語学習法を実体験できる実践編を収録。必要な英語の語彙や文法の知識は中学英語レベルと、幅広い層の人に手に取ってもらいやすい仕掛けになっています。また、使う動詞は「基本動詞13語」に絞り、「学び方を学ぶこと」にフォーカスしています。
2026年4月に発売されたばかりですが、すでに多数の書店で大規模展開されています。数多く出版されている英語本と並び、『アブダクション英語学習法 認知科学者がAI時代に伝えたい独学の技法』は、一際大きく取り上げられています。
新年度はまだ始まったばかり。学び始めのきっかけがつかめない人も、これをきっかけに新たな学びのスタートを切ってみてはどうでしょうか。英語力を上げながら、アブダクション推論を磨く。効率的にスキルアップができる本書をぜひ手に取ってみてください。
構成・文/磯部麻衣

