ビジネス書のなかには、「何度でも読みたい」と語り継がれる本があります。時代が変わっても色褪せることなく、気づけば多くの人の共通言語になっている──そんな「定番」の本です。新しい仕事に挑むときも、壁にぶつかったときも、読み返すたびに視界を広げてくれる。ビジネスの基本をあらためて見つめ直し、思考の軸を整えてくれる。定番過ぎてもはや教養とも呼べる「何度でも読みたいビジネス書」を5冊選びました。
世界で100万部の大ベストセラー!
1. 『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著
賢い人ほど、世界についてとんでもない勘違いをしている──。そんな人たちがとらわれる思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につきます。そのスキルを手っ取り早く身に付けられるのが、本書『 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 』。
本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げ、最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介しています。
一見、難しいテーマに思えるかもしれませんが、著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判です。本書では数式はひとつも出てきませんし、「GDP」より難しい経済用語は出てきません。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれています。
2019年1月発売以来、幅広い年齢層の読者に支持され、日本では110万部突破のミリオンセラーを達成しました。ビル・ゲイツやバラク・オバマも大絶賛の本書を読めば、データや事実にもとづき、世界を正しく見る習慣とスキルが身に付きます。
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【主な内容】
- 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
- ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
- 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
- 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
- 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
- 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
読み継がれて35万部突破 言葉と思考の強化書
2. 『「言葉にできる」は武器になる。』梅田 悟司著
「自分の思いをどうやって言葉にして伝えるの?」「うまく自分の言葉で話せない」「人の心に刺さる表現力を身に付けたい」「志や思い、自分のなかにあるビジョンを言語化するために何をすればいい?」──そんな悩みを抱えている全ての人に、いま注目のコピーライターが、人の心を動かす言葉の法則をわかりやすく開示します。
「人に伝える・動かす」は、多くの人が様々な場面で直面し、悩むテーマ。いかに言葉を磨き上げるか。誰にでもできる方法論を具体的に解説する本書は、ビジネスコミュニケーションや企画のプレゼンなどの仕事シーンはもちろん、私生活でのアピール、さらには就職・転職活動にも役立つ考え方が満載です。
「バイトするなら、タウンワーク。」「世界は誰かの仕事でできている。」などの有名コピーを手がけた著者が伝授する言葉と思考の強化書です。
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【主な内容】
- 「内なる言葉」と向き合う
言葉で評価される時代に、言葉には2つの種類がある──「外に向かう言葉」と「内なる言葉」/「内なる言葉」と向き合う/「人を動かす」から「人が動く」へ/言葉が響けば、人は自然と動きだす/最後は「言葉にできる」が武器になる - 正しく考えを深める「思考サイクル」
内なる言葉の解像度を上げる/「思考サイクル」で正しく考えを深める/内なる言葉を磨く全身思考法/自分との会議時間を確保する - プロが行う「言葉にするプロセス」
思いをさらけ出す2つの戦略/日本語の「型」を知る/言葉を生み出す「心構え」を持つ
「キレない」自分を作るための最適トレーニング
3. 『アンガーマネジメント』戸田 久実著
怒ることが、子どもや後輩社員の教育や士気高揚につながり、個人の成長を促してきたという考えは、もう古いものになりました。怒られることになれていない子どもも増え、怒る人は職場の雰囲気を悪くし、むしろ感情を抑えられない人としてとらえられる向きもあります。
そこで、注目されているのが「アンガーマネジメント」という心理トレーニング。
パワハラ防止法が2020年6月から施行され、さらに「アンガーマネジメント」へのニーズは高まっています。本書では職場のシーンを多く盛り込みながら、怒りの感情とうまくつきあう方法を伝えます。
「怒りに巻き込まれない」手法について言及していることも特徴の一つ。怒っている人をみると、自分がその当事者でなくても、嫌な感情が巻き起こって物事に集中できなくなることがあります。相手の感情を自分で変えることはできないので、それを回避するためには「外野のできごと」だと割り切ることが必要。その練習法も必見です。
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【主な内容】
- 怒りはどこから来てどこへ向かうのか
- 怒りの構造を知ろう
- アンガーマネジメントの実践
- 怒りに巻き込まれたときの対処法
- 指導の仕方、叱り方
6万部突破! 『言語の本質』『学力喪失』の今井むつみさんの最新刊
4. 『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』今井 むつみ著
「人は、わかっていても間違え、偏った視野をもち、誤解するもの。だからこそ、どう学び、人とつきあい、社会を生き抜いていくかを考えることが大事。そのために、認知科学からの知恵とエールをみなさんに贈ります」
本書は、『言語の本質』『学力喪失』『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』の今井むつみさんの、慶應大学SFC最終講義を書籍化したものです。
「複雑で、難しくて、正解がない時代。だからこそ真剣に考えるという日々の営みが不可欠」と今井さんは語ります。認知心理学のものの見方・考え方が、複雑で、正解のない世界と対峙し、判断していくための手がかりとなります。
2025年5月に発売後、即重版が決まり、すでに6万部を突破している新定番の書。世界的な認知科学者が28年かけてつくりあげた決定版です。
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【主な内容】
- AI時代を幸せに生きるには
- 人は基本的に「論理的な思考」が苦手である
- 「確率」よりも「感情」で考えてミスをする
- 「思考バイアスに流されている状態」は、思考しているとはいえない
- 一般人と一流の違いは、アブダクションの精度にある
累計100万部突破! 自分の強みを発見できる
5. 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』 ジム・クリフトン 著、ギャラップ 著、古屋 博子 訳
皆さんは毎日、自分の強みを使うチャンスがありますか? おそらくないのではないでしょうか。多くの場合、才能は未開発のまま。私たちは強みを伸ばすよりも欠点を直すために多くの時間を割いています。人が才能や強みなど「その人の良いところ」を見出すには、まず、それらについて自分自身やまわりの人たちに説明できるように「言語化」する必要があります。
2001年に出版し、人々が持つ「34の資質」を明らかにした本書は、国内で累計50万部のベストセラーとなり、世界中で話題となりました。あなたの強みを「見える化」してくれるツール「ストレングス・ファインダー」を使って「トップ5の資質」を発見した人の数はいまや数百万人に及びます。
新版となる本書では、「その資質をどう使えばあなたの武器になるか」「どうすればその資質を持つ人たちを活かすことができるか」といった「強みの活かし方」にフォーカスします。
本書には「ストレングス・ファインダー」を実施するためのアクセスコードが記載されています。その結果として提供されるレポートとあわせて本書を読めば、強みを活かすためのたくさんの戦略やアイデア、ヒントを得られるはず。今後何十年にもわたって、自身の才能を開花させるための指針となるでしょう。
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【主な内容】
- 「いばらの道」を選ぶな
- 「才能」を「強み」にする
- 才能は、あなたに見出されるのを待っている
- 「ストレングス・ファインダー」を受ける 《第II部 あなたの強みを活用しよう――34の資質と行動アイデア》
- 34の資質についてそれぞれの定義、その資質を持つ人たちの声、行動アイデア、その資質が高い人の活かし方=一緒に働くときのコツを紹介
アレンジ/ 運命思考/ 回復志向/ 学習欲/ 活発性/ 共感性/ 競争性/ 規律性/ 原点思考/ 公平性/ 個別化/ コミュニケーション/ 最上志向/ 自我/ 自己確信/ 社交性/ 収集心/ 指令性/ 慎重さ/ 信念/ 親密性/ 成長促進/ 責任感/ 戦略性/ 達成欲/ 着想/ 調和性/ 適応性/ 内省/ 分析思考/ 包含/ ポジティブ/ 未来志向/ 目標志向
《第Ⅰ部 まず、あなたの強みを見つけよう》
構成・文/磯部麻衣
掲載当初、記事で紹介した『『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』の書名、著者名、リンク先に誤記がありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2026/03/31 11:20]




