ついに円相場は1ドル=140円台に! 経済低迷をよそに最高値をつけ、「弱い日本の強い円」とまでいわれてからわずか10年。いったい「強い円」はどこへ行ってしまったのか? なぜ円安が止まらないのか? 多くのレポートを発信し、とりわけ2021年秋からは望まぬ円安が一段と進む可能性に不安を示してきた唐鎌大輔氏の新著『「強い円」はどこへ行ったのか』(日経プレミアシリーズ)から一部を抜粋、再編集して解説する。(写真/shutterstock)