1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在4300冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2026年4月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2026年4月の「年代別」ランキングです(対象期間:2026年3月25日~4月24日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■2026年4月「年代別」ランキング

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 頭のいい人が話す前に考えていること 安達裕哉 ダイヤモンド社
2 考えてはいけないことリスト 堀田秀吾 フォレスト出版
3 こうやって、センスは生まれる 秋山具義 SBクリエイティブ
4 13歳のときに知りたかった強みの見つけ方 土谷愛 かんき出版
5 上手に「指示できる人」と「できない人」の習慣 鶴野充茂 明日香出版社
6 デンマーク人の休む哲学 幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣 針貝有佳 大和書房
ミニマル脳習慣 菅原道仁 PHP研究所
8 今さら聞けない 休養の超基本 疲労ゼロを習慣化する 片野秀樹 朝日新聞出版
9 服捨て 自分を解き放つメソッド 昼田祥子 講談社
グズを直す本 こう考えれば、もうちょっと頑張れる 名取芳彦 三笠書房
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 ミニマル脳習慣 菅原道仁 PHP研究所
2 上手に「指示できる人」と「できない人」の習慣 鶴野充茂 明日香出版社
3 考えてはいけないことリスト 堀田秀吾 フォレスト出版
4 こうやって、センスは生まれる 秋山具義 SBクリエイティブ
5 13歳のときに知りたかった強みの見つけ方 土谷愛 かんき出版
6 「気が利く」とはどういうことか 対人関係の心理学 唐沢かおり 筑摩書房
7 今さら聞けない 休養の超基本 疲労ゼロを習慣化する 片野秀樹 朝日新聞出版
8 デンマーク人の休む哲学 幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣 針貝有佳 大和書房
9 すぐに「できません」と言う人たち 榎本博明 PHP研究所
服捨て 自分を解き放つメソッド 昼田祥子 講談社
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 上手に「指示できる人」と「できない人」の習慣 鶴野充茂 明日香出版社
2 考えてはいけないことリスト 堀田秀吾 フォレスト出版
3 13歳のときに知りたかった強みの見つけ方 土谷愛 かんき出版
4 「気が利く」とはどういうことか 対人関係の心理学 唐沢かおり 筑摩書房
5 こうやって、センスは生まれる 秋山具義 SBクリエイティブ
6 Googleで学んだ 圧倒的成果を出し続けるマネジャーの最優先事項 中谷公三、諸橋峰雄、水野ジュンイチロ ディスカヴァー・トゥエンティワン
7 ミニマル脳習慣 菅原道仁 PHP研究所
8 「頭」を使える良問 高松智史 ソシム
9 デンマーク人の休む哲学 幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣 針貝有佳 大和書房
10 今さら聞けない 休養の超基本 疲労ゼロを習慣化する 片野秀樹 朝日新聞出版
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 考えてはいけないことリスト 堀田秀吾 フォレスト出版
2 こうやって、センスは生まれる 秋山具義 SBクリエイティブ
3 ミニマル脳習慣 菅原道仁 PHP研究所
4 上手に「指示できる人」と「できない人」の習慣 鶴野充茂 明日香出版社
5 13歳のときに知りたかった強みの見つけ方 土谷愛 かんき出版
6 Googleで学んだ 圧倒的成果を出し続けるマネジャーの最優先事項 中谷公三、諸橋峰雄、水野ジュンイチロ ディスカヴァー・トゥエンティワン
7 「気が利く」とはどういうことか 対人関係の心理学 唐沢かおり 筑摩書房
8 2034 未来予測――AI(きみ)のいる明日 中島聡 徳間書店
9 服捨て 自分を解き放つメソッド 昼田祥子 講談社
10 「頭」を使える良問 高松智史 ソシム
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 考えてはいけないことリスト 堀田秀吾 フォレスト出版
2 ミニマル脳習慣 菅原道仁 PHP研究所
3 こうやって、センスは生まれる 秋山具義 SBクリエイティブ
4 服捨て 自分を解き放つメソッド 昼田祥子 講談社
5 「頭」を使える良問 高松智史 ソシム
6 「気が利く」とはどういうことか 対人関係の心理学 唐沢かおり 筑摩書房
7 IKIGAI シンプルに、豊かに生きる エクトル・ガルシア、フランセスク・ミラージェス(著)、長澤あかね(訳)、大岩央(編、 監修・解説) PHP研究所
8 2034 未来予測――AI(きみ)のいる明日 中島聡 徳間書店
9 AIに選ばれ、ファンに愛される。 変わる生活者とこれからのマーケティング 佐藤尚之 日経BP
10 デンマーク人の休む哲学 幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣 針貝有佳 大和書房

正しく手放し、自分を取り戻す

 2026年4月の「年代別」ランキングにて全年代でランクインしたのは3作。3月の5作より年代ごとの違いが表れる結果となりました。

 そんな中、50代と60代で1位、20代と40代で2位、30代で3位と、全年代で高い支持を集めたのが『考えてはいけないことリスト』(堀田秀吾著、フォレスト出版)。他人からの評価や過去の後悔といった“考えても何も得られない思考”を5つの領域に整理し、世界の学術論文に基づいて「考えてはいけないこと」と「考えないための方法」を紹介しています。ちなみに3月のランキングでも同著者の『ハーバード、スタンフォード、科学的に証明された時間をムダにしない人の習慣』(アスコム)が全年代で上位を占めました。言語学、心理学、行動経済学、脳科学などのさまざまな学術分野の知見を融合した多角的な研究を展開している著者の言葉に、年代を問わず高い関心が寄せられていることが分かります。

 30代で1位を占め、60代で2位、50代で3位など、こちらも全年代でランクインしたのが『ミニマル脳習慣』(菅原道仁著、PHP研究所)。脳神経外科医であり、「人生目標から考える医療」を標榜する著者曰(いわ)く、私たちの脳は「超なまけもの」。確かに、忙しい毎日に何かをプラスすると、それが小さなことでも、気づけば続かなくなっている……。思い当たる人も多いでしょう。本書では「科学的に効果があるミニマル(最小限)な習慣」を分かりやすく紹介しています。

 また今月は『デンマーク人の休む哲学 幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣』(針貝有佳著、大和書房)が50代以外で、『今さら聞けない 休養の超基本 疲労ゼロを習慣化する』(片野秀樹著、朝日新聞出版)が20代~40代でランクインしました。ランキングを改めて眺めてみると、日々「考えてはいけないこと」に悶々(もんもん)とし、「超なまけものの脳」に過剰な負荷をかけ、うまく休むこともままならず、気づけば疲労困憊……。そんな人たちの姿が浮かび上がります。

 さらに、40代以外でランクインした『服捨て 自分を解き放つメソッド』(昼田祥子著、講談社)は「服捨てとは知らず知らずのうちに他人に明け渡した人生を自分に取り戻す作業そのもの。捨てれば思考が変わり、行動も勝手に変わっていく」と説きます。注目が集まった本たちに人々の切実な願望が表れているとすれば、疲れ切った私たちに必要なのは「自分を追い込んでしまう欲や見栄の正しい手放し方」なのかもしれません。

それでも目の前のやるべきことはしっかりと

 とはいえ、目の前のやるべきことをしっかりこなしていくことも、また大事。『上手に「指示できる人」と「できない人」の習慣』(鶴野充茂著、明日香出版社)が40代の1位を占め、30代で2位、50代で4位、20代でも5位に。30代以上で『「気が利く」とはどういうことか 対人関係の心理学(唐沢かおり著、筑摩書房)が、40代と50代で『Googleで学んだ 圧倒的成果を出し続けるマネジャーの最優先事項』(中谷公三、諸橋峰雄、水野ジュンイチロ共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がランクイン。そこから浮かび上がるのは、的確な指示を出す先で、圧倒的な成果という重圧を背負いながら、上司にも部下にも気を利かせる日々……。リーダーの皆さん、本当にお疲れさまです。

 そのほかピンポイントで目を引いたのが、30代の9位となった『すぐに「できません」と言う人たち』(榎本博明著、PHP研究所)。恐らく後輩の「20代対策」を想定してのセレクトが多いのだろうと思いつつ、20代のランキングに目を移すと、10位に『グズを直す本 こう考えれば、もうちょっと頑張れる』(名取芳彦著、三笠書房)が。後輩の育成に苦心している30代にも、自分の至らなさを克服しようとしている20代にも、「焦らず頑張って」と励ましの声を掛けたいところです。

 ご自身の年代のランキングはいかがだったでしょうか。今のあなたに必要な一冊を見つけるために、お役に立てば幸いです。夏日と梅雨空が入り交じる季節の変わり目、心も体もマイペースを心掛けて過ごしてまいりましょう。

(写真: tutye/stock.adobe.com)
(写真: tutye/stock.adobe.com)
2026年4月 必読の1冊 from flierランキング

『考えてはいけないことリスト』
堀田秀吾(著)/フォレスト出版/2026年1月1日刊

<おすすめポイント>

 「考えるな」と言われても、常に何かしらを考えてしまうのが人間である。しかし、その多くは現実的な課題ではなく、とりとめのないことが中心だ。

 たとえば、友人との会話を思い出して「余計なこと言ってしまった。気を悪くしたかな……」と不安になったり、「会議の空気を壊したのは、自分のあの発言かも」と会議の場面を何度も思い返したり。他人からすれば「そんなの考えすぎだよ」と言いたくなるようなことでも、本人にとっては大問題。ぐるぐる、ぐるぐると考え続けてしまう。

 本書は、私たちにつきまとう「考えすぎ問題」をテーマにした一冊だ。世界中の学術研究を引き合いに、「考えてはいけないこと」をリスト化。「考えないための方法」とセットにして教えてくれる。

 著者は、明治大学の堀田秀吾教授だ。言語学や脳科学の知見にもとづいた著書はベストセラーを連発しており、『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科』は「読者が選ぶビジネス書グランプリ2026」で自己啓発部門賞に輝いた。本書でもイラストや図解を交えつつ、考えすぎてしまうメカニズムと、それを阻止するアプローチをわかりやすく解説してくれる。

 目次を見ると、「これは自分のことかも」と思う言葉が並ぶ。「自分は周囲にどう思われているか?」「もしあのとき、〇〇していたら」「完璧にやらなきゃ」……。まずは気になるページを開き、そこから読み進めてみよう。頭の中にこだまする、自分を責める声が静かになっていくはずだ。
(ライター・矢羽野晶子)

リンク>>『考えてはいけないことリスト』| 本の要約サイト flier

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