1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3900冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2025年4月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。
書籍要約サービス「flier」の2025年4月の「年代別」ランキングです(対象期間:2025年3月25日~4月24日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。
■2025年4月「年代別」ランキング
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方 | 井上皓史 | かんき出版 |
| 2 | 頭のいい人が話す前に考えていること | 安達裕哉 | ダイヤモンド社 |
| 3 | 「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 | 山本憲明 | 明日香出版社 |
| 4 | 僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方 | ひろゆき(西村博之) | Gakken |
| 7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術 | 赤羽雄二 | 明日香出版社 | |
| 6 | 目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣 | 嶋津良智 | 明日香出版社 |
| 7 | 口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方 | 田中知子 | かんき出版 |
| 8 | 静かな退職という働き方 | 海老原嗣生 | PHP研究所 |
| 9 | グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか | 河原千賀 | PHP研究所 |
| 10 | 人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法 | 垣花正 | KADOKAWA |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣 | 嶋津良智 | 明日香出版社 |
| 2 | 静かな退職という働き方 | 海老原嗣生 | PHP研究所 |
| 3 | 「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 | 山本憲明 | 明日香出版社 |
| 4 | 僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方 | ひろゆき(西村博之) | Gakken |
| 5 | グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか | 河原千賀 | PHP研究所 |
| 6 | がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方 | 井上皓史 | かんき出版 |
| 7 | 結局、会社は思うように動かない。 上手に働く人の社内コミュニケーション | 下地寛也 | 総合法令出版 |
| 8 | 7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術 | 赤羽雄二 | 明日香出版社 |
| 9 | 朝15分からできる! 人生が変わる! 週末アウトプット | 池田千恵 | 日本実業出版社 |
| 10 | 「すぐに」をやめる ネガティブ・ケイパビリティの思考習慣 | 沢渡あまね | 技術評論社 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣 | 嶋津良智 | 明日香出版社 |
| 2 | 静かな退職という働き方 | 海老原嗣生 | PHP研究所 |
| 3 | 僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方 | ひろゆき(西村博之) | Gakken |
| 4 | 7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術 | 赤羽雄二 | 明日香出版社 |
| 5 | グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか | 河原千賀 | PHP研究所 |
| 6 | 「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 | 山本憲明 | 明日香出版社 |
| 7 | 「すぐに」をやめる ネガティブ・ケイパビリティの思考習慣 | 沢渡あまね | 技術評論社 |
| 8 | 口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方 | 田中知子 | かんき出版 |
| 9 | がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方 | 井上皓史 | かんき出版 |
| 10 | 世界は行動経済学でできている | 橋本之克 | アスコム |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 静かな退職という働き方 | 海老原嗣生 | PHP研究所 |
| 2 | 目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣 | 嶋津良智 | 明日香出版社 |
| 3 | 僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方 | ひろゆき(西村博之) | Gakken |
| 4 | グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか | 河原千賀 | PHP研究所 |
| 5 | 7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術 | 赤羽雄二 | 明日香出版社 |
| 6 | 「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 | 山本憲明 | 明日香出版社 |
| 7 | あなたの話が「伝わらない」のは声のせい | 墨屋那津子 | 飛鳥新社 |
| 8 | がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方 | 井上皓史 | かんき出版 |
| 9 | 「すぐに」をやめる ネガティブ・ケイパビリティの思考習慣 | 沢渡あまね | 技術評論社 |
| 10 | 口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方 | 田中知子 | かんき出版 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 静かな退職という働き方 | 海老原嗣生 | PHP研究所 |
| 2 | あなたの話が「伝わらない」のは声のせい | 墨屋那津子 | 飛鳥新社 |
| 口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方 | 田中知子 | かんき出版 | |
| 4 | 世界は行動経済学でできている | 橋本之克 | アスコム |
| 5 | グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか | 河原千賀 | PHP研究所 |
| 6 | 人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法 | 垣花正 | KADOKAWA |
| がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方 | 井上皓史 | かんき出版 | |
| 8 | 早合点認知症 | 内田直樹 | サンマーク出版 |
| 9 | 僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方 | ひろゆき(西村博之) | Gakken |
| 7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術 | 赤羽雄二 | 明日香出版社 |
働き方を見直すきっかけに
2025年4月の「年代別」ランキングにて全年代でランクインしたのは5作。そのうち、50代と60代で1位、30代と40代で2位となったのが『静かな退職という働き方』(海老原嗣生著、PHP研究所)でした。本書の帯には「仕事は最低限だけ、プライベート重視……」。やるべき業務はやるが、過剰な奉仕はせず、仕事に意義を見いださない。そんな「静かな退職」について、さらに帯には「新たな労働観に、マネジャーはいかに対処すべきか」とあり、批判的かと思いきや、その下に「静かな退職者が生きる道とは?」とあり、ライフプランの提案も。静かな退職に関する歴史的考察なども踏まえた懐の深い作品に高い関心が寄せられました。
年代が高い順にランキング上位に来ているのは、「マネジャーとして対処するための知識を得たい」という切実なニーズがあってのことでしょうが、「これまでの自分の働き方を見直したい」という人も少なからずいるのでは。全年代でランクインした作品には、20代で1位となった『がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方』(井上皓史著、かんき出版)や、「最先端の休養法」を説く『グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか』(河原千賀著、PHP研究所)など、慌ただしく時間に追い立てられがちな日々の過ごし方について見直すきっかけになりそうなものが見受けられます。
まずは速さ、やがて結果を
30代と40代で1位となったのは『目標を「達成する人」と「達成しない人」の習慣』(嶋津良智著、明日香出版社)。50代では2位、20代では6位に。同シリーズの『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣』(山本憲明著、明日香出版社)も20代と30代で3位、40代と50代で6位に入っています。
ランキングを比べると、20代では「達成する人」より「仕事が速い人」のほうが上位で、30代以降は「達成する人」のほうが上位に。キャリアを重ねるにつれ、より結果を求められるようになっていく様子がうかがえます。ちなみに60代では両作ともランク外となり、専門医が認知症に関する誤解を解いてくれる『早合点認知症』(内田直樹著、サンマーク出版)がランクインするなど興味の対象の移り変わりが見て取れ、このあたりは「年代別」ランキングならではですね。


『静かな退職という働き方』
海老原嗣生(著)/PHP研究所/2025年3月12日刊
<おすすめポイント>
「言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしない」「顧客との面倒な付き合いは断る」「急ぎの仕事が発生しても残業はしない」。こうした最低限の業務しかしない状態を、「静かな退職」と呼ぶ。これはアメリカのキャリアコーチが発信した「Quiet Quitting」の和訳である。なぜ、「静かな退職」が日本でも起きているのか。
さて、「静かな退職」について、読者のみなさまはどう感じるだろうか。中には、「会社へのコミットメントが低い社員が増えると、生産性も下がってしまう」と危機感を覚えた方もいるかもしれない。一方で、欧州やアメリカでは、一部のエリート層を除くと「残業をせずに最低限求められた業務を遂行する」のが、ごく当たり前の光景であることが明らかになる。むしろ、「手を抜けば抜くほど、労働生産性は上がる」といった意外な真実が浮かび上がってくる。
雇用ジャーナリストの著者は、日本で「静かな退職」が生まれた社会の構造変化を、豊富なデータをもとに解説する。さらには「静かな退職」を選ぶ人に向けた働き方の指針やライフプランを提案し、管理職・企業側はどのように対処すればよいかを指南してくれる。読後には、この新たな働き方が企業経営の改善につながる「魔法の杖」となる可能性を見出せるだろう(抜本的な改革が必要そうではあるが)。
「静かな退職」を批判的に捉えていた方にこそおすすめしたい一冊だ。働き方と雇用の課題の本質があぶり出され、新たな視点が得られるのではないだろうか。
(ライター:松尾美里)