お金を貯めたい、増やしたいと思っていても実際は怖い・難しい・面倒くさいことばかりで何から始めたらいいのかわからなかったりしませんか? そんな疑問にお金の教室「富女子(ふじょし)会」を主宰する永田雄三さんと先輩女子たちが答えた著書『 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト 』から一部を抜粋し、貯金をするうえで「本当に役に立ったコツ」を1テーマごとに簡潔な解説で紹介します。3回目は「貯金成功のJカーブ」について。
まずは「200万円」を貯められるか
お金を増やそう、という意識が芽生えた方が、数カ月後に言い出すこと、それは、「こうやって続けていけば、本当に貯まりますか?」ということです。
たしかに、月5万円で1000万円を貯めるには、17年近くかかってしまいますよね。ボーナスを追加で貯金したところで、その年数が少し縮まる程度。そう考えるとがっかりしてしまうかもしれません。
しかし、それで貯金をやめてしまうのは、早すぎます。なぜなら、「お金の貯まり方」には法則があって、「貯め始めた頃はいちばんお金が貯まりにくい」からです。
ちょっと図で説明しましょう。縦軸がモチベーションで横軸が貯金額です。
ゴールが1000万円だとします。お金を貯め始めた直後は、「自分が銀行に入れた額=貯金額」なので、なかなかお金が貯まっていきません。しかも、今まで貯金ゼロだった人が貯金を始めた、ということで、何かしらのガマンや生活の変化が求められるわけですから、いっそう大変ですよね。
だからほとんどの人が、貯金を始めた途端、貯金へのモチベーションが落ちます。

お金を貯めることを始めた瞬間、「ガマン」が増えますから気分は上がりません。私がアドバイスをしている女性の中にも、「貯金ってツラい」と、この段階でくじけて離れてしまった方がいます。けれど、まずはつべこべ言わずに、とにかく「200万円」、貯金しましょう。
もし、200万円貯められたら、大丈夫。貯金の才能とセンスがあります。あなたは確実にお金持ちになれる!
貯金のツラさがやる気になる境目は「450万円」

いや、200万円は、「その人が貯金のできる人か、そもそもできない人か」のボーダーラインにすぎません。残念ながら200万円から先も、けっこう苦しい。だいたい450万円を超えるまでは、残念ながら苦しい時期が続きます。

でもね、450万円を境に、みなさんの考え方が変わります。
そもそもやる気がアップします。500万円近く「資産」があるわけですから、そりゃあ嬉しいですよね。
次に、目指すものが変わってきます。「私でも、1000万円貯められるでしょうか?」と言っていた方の多くが、「1000万円貯めたら、次はどうしたらいいですか?」と自信を持って聞いてくるようになります。
マラソンと一緒で、折り返しが見えたら、今度は気持ちがゴールへ移っていけるんです。これは、私がこれまでたくさんの女性の貯金のアドバイスをしてきた中で見出した法則なので、まず間違いありません。
さらに、700万円を超えると急激にやる気はアップします。「早く1000万円貯めちゃおう!」と思って、どんどん節約して、その分を貯金に回そうとします。
先ほどの図をよく見ると「J」という英文字になっていますね。「成功のJカーブ」といって、成功する多くの人は、このカーブを通るといわれています。つまり、何かに挑戦するときは、最初はツラくて落ち込むことが多いけど、そこを乗り切れば、上向きになって、しかも、加速して伸びる、ということです。
要するに、最初の苦しみが、ずっと続くわけではない。「1000万円貯める苦しみ」は、「200万円貯める苦しみ×5」ではないのです。同じように、450万円貯めるのに、多くの方は3年程度かかりますが、そのあと2年くらいで1000万円を突破する方が多いです。
ですからまずは、200万円貯めましょう。そしてそこから、450万円を目指しましょう。

(文中コメント図=イラスト/いそのけい、デザイン/若井夏澄)
永田雄三(著)、日経BP、1760円(税込み)
