お金を貯めたい、増やしたいと思っていても実際は怖い・難しい・面倒くさいことばかりで何から始めたらいいのかわからなかったりしませんか? そんな疑問にお金の教室「富女子(ふじょし)会」を主宰する永田雄三さんと先輩女子たちが答えた著書『 1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト 』から一部を抜粋し、貯金をするうえで「本当に役に立ったコツ」を1テーマごとに簡潔な解説で紹介します。2回目は「すぐ取り入れるべき天引き貯金」について。

貯金のベストタイミングは? 「余ったお金」が貯まるカギに

 今回、1000万円貯めた女子100人にアンケートを取ったところ、「私はこれで貯めました」という人がダントツで多かったのが、

・給与天引きの積立型(財形貯蓄)
・毎月一定金額が、別口座に振り替えられる(自動積立定期預金など)

 というスタイルの貯金でした。そう、みなさん口をそろえて、

 というのです。

 最初に貯金分を引き落とすと何がいいのか。それは簡単で、「つい使っちゃう」がなくなることです。
 給与が支給されてすぐ、その分のお金が別の口座に移されます。イメージとしては、「もともとの入ってくる額が変わる」ような状態です。となれば、多くの方は、「今あるお金を、どうやって使おうか」という思考になりますよね。

 つまり、貯金に回された分のお金については深く考える必要がなく(もはや貯金が習慣化して)、天引き後のお金で生活ができるというわけです。

「貯めるぞ」と思ったときにまずすべきこと

 世界的に有名なお金の本『金持ち父さん 貧乏父さん』(筑摩書房)の著者、ロバート・キヨサキは、手に入ったお金はまず「自分に支払うべきだ」といいます。自分に支払うとはつまり、貯金をすること。他人に支払うよりも前に、自分のお金を天引きの仕組みを使って自分に支払うだけで、「何もしなくても貯まっていく」。考えただけで、いいと思いませんか?

 なるほど。中には、自動積立にしないでどうにか貯めよう、と思う方もいるかもしれませんね。1000万円貯めた方の中にも、その気持ちはわかる、という人もいました。

 しかし、「毎月○万円、給与から取り分けて貯める」というのは、言うほど簡単ではありません。というか、簡単だったらもう、できていますよね? 今、十分に貯金をできていないなら、これからも難しいと考えたほうがいいと思います。

 また、「とりあえず生活して、余ったお金を貯金しよう」というのは、おすすめしません。貯金に関しては、自分の気合、やる気、ガッツ、決意、全部信じちゃいけません。最初の数カ月はできるかもしれませんが、九分九厘、挫折します。なぜかって? 毎日毎日、気合を入れて生活することができますか? いや無理でしょう。

 そうではなくて、「お金を貯めよう」と気合が入っているときに、貯まる仕組みをつくってしまうこと。貯める環境を自分でつくることです。貯金は意志より仕組みが大事です。

(イラスト:いそのけい)
(イラスト:いそのけい)

(文中コメント図=イラスト/いそのけい、デザイン/若井夏澄)

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永田雄三(著)、日経BP、1760円(税込み)