最もいい投資は、自分への投資だ──新刊『 お金の知識があるだけで あなたが見られるはずのとびきり輝く世界について 』の著者の安藤真由美さんはこう言います。自己投資は、リスクは限られているのに、リターンは無限大です。本書から抜粋して、紹介します。
自己投資は、リスクが少ないのにリターンは無限大
株や国債、投資信託など、世の中にはさまざまな投資がありますが、最もいい投資とは何だと思いますか? それは、自分への投資です。私は、自己投資が最高の投資だと思っています。その理由は、リスクを限りなく抑えながら、リターンを最大化できる可能性のある唯一の方法だからです。
投資に関して「リスク」という言葉をよく聞くと思います。リスクとは一般には危険性の意味で使われますが、投資の世界では「確実ではないもの」を指します。
投資は通常、プラスになるかマイナスになるか分からないことが多いですよね。それをリスク(不確実性)と言います。ここで重要なのは、マイナスだけでなく、プラスになることもリスクと呼ぶことです。先が読めないことがリスクです。
自分へ投資をする場合、たとえば何かを学ぶ場合に使う金額は、事前に分かります。学費が後日、増えたり減ったりすることはあまりありません。しかし、そのリターンについては、昇格したり、転職したり、独立開業したりすることで生涯賃金をアップできる可能性があります。
つまり、リスクは抑えやすいのに、リターンは大きくできるのです。どこまで増やせるかはあなた次第、リターンは無限大です。
自己投資について考えるとき、自分にお金を使うことに罪悪感を覚えたり、自分よりも他人(たとえば家族)のことを優先しがちな方もいます。経済的に誰かに依存している場合には、自分に投資をする前に許可を取らなくてはならないかもしれません。
しかし、自由を手に入れるためには「自分への投資は大事なターニングポイントだ」と思ってください。自分らしい人生を生きたいなら、何をおいても精神的にも経済的にも自立をはかることです。自分軸で選択していける状況を意識していきましょう。
今の会社や仕事が永遠に存在する保証はありません。経済的な理由で離婚できない、パートナーに収入がなくなって困っている、などの相談を受けることもあります。将来、途方に暮れたりしないよう、あらゆる場合に備えて自立した状態を整えておきましょう。
お金について知ることは世の中を知ること
お金の知識を持つと、世の中のしくみや流れが見えやすくなります。最初は切れ切れに知っていたニュースなどの断片がつながり、社会が見えてきます。私が直接教えた方々からも、さまざまな事象の背景が明らかになった、予測が立てやすくなった、見える世界が変わって楽しくなった、という声をよく聞きます。
自分自身の選択がしやすくなったという方も多いです。いいことずくめです。お金について学び、ある程度の知識を持っている人は実際はそんなに多くありません。
お金についてマイナスのイメージを持っている人は、お金について学んだり、誰かとお金の話をすること自体にためらいを感じるかもしれません。また、お金の話は難しい、あるいは面倒くさいと思っている方は、誰かに丸投げしてどうにかしてほしいと感じているかもしれません。
ただ、どちらにしろ世の中を知らなければ、だまされる可能性は高くなります。「なんだかおかしいな」と感覚的に思っても、通り過ぎてしまい、損するかもしれません。
お金は、自分を輝かせるためのただの道具です。あなたの人生はあなたが主役で、お金に主役の座を譲りわたしてはいけません。
この本では、「貯金」「働く」「投資」の3つの側面から、元一流ファンドマネージャーがわかりやすく解説します。「一銀行に1000万円以上預けると、銀行が倒産したときに返ってこない可能性がある」「副業の方法」「目論見書のどこをどう読めばいいのか」など、本書は読めばお金に強くなり、苦手意識もなくなる内容をたくさんつめこみました。楽しみながら、お金の知識を増やしましょう。
安藤真由美著、日経BP、1760円(税込み)


