内容紹介

「ひらめき」に依存するのはやめよう!“切り口”と“方向性”をしっかり定めれば、アイデアはわき出てくる!

おすすめポイント

「ひらめき」に依存するのはやめよう!
“切り口"をしっかり定めれば、
アイデアはわき出てくる!

◆「自由にアイデアを考えろと言ったら質が低くて自分のものを採用した」「発想力が低くて困っている」「アイデアの質にバラツキがある」・・・・・・。変化が激しい社会の中で、新しいアイデアを形にすることが求められる機会が多くなった。しかし、良質なアイデアを出し続けるのは難しい。本書では、アイデアはひらめきではなく、生み出すための手法があると強調する。「切り口」を定め、ロジカルに考えるための方法を解説する。

◆「アイデアの出し方は基本を学び、そこからアレンジすることが成功の秘訣だ」と著者は主張する。本書では、基本的な考え方を学んだ後、実践するための練習問題が詰まっている。実際に博報堂が実践しているアイデアを形にするために研修などで使っているものだ。本書では、事例や使うタイミングまで解説する。フォーマットに沿って、ロジカルにアイデアを考えることで、アイデアの質が格段にあがる。ポストイットやホワイトボードを使うのではなく、日常生活の気づきを仕事にいかすための手法を紹介するので、無理なくアイデア力を鍛えることができる。

◆第5章では、アイデアをより具体的にするための練習問題を掲載。図や写真を使いながら丁寧に解説しているので、自分の思考の整理としても、部下に伝える時の練習にもなる。

例)
お題:最近男子トイレが汚いから、なんとかしておいて
A:最近男子トイレが汚いらしいから、とりあえずなんとかするアイデアを、とにかくたくさん考えてきてくれるかな、お願い。
⇒効果の薄い無難なアイデアしか出てこない。例:貼り紙を貼る、全社メールで注意など
B:男子トイレが汚いらしいんだけど、みんな遠くから用を足すからだと思うんだよね。近づいて用を足すようなアイデアを考えて。
⇒なぜ汚くなるのか、考えて伝えているので、アイデアの実行力が上がる