内容紹介

 「経営者とはどういう人間であるべきなのか」──。京セラ名誉会長・稲盛和夫氏と、稲盛氏が主宰する経営塾「盛和塾」に通った経営者たちの言葉から根源的な問いに迫った書籍が待望の文庫化。
 日本企業の多くが成長できずに停滞する中、経営者個人の人間性を軸にする稲盛氏の経営スタイルこそが普遍的なものだと認識されてきた。経営者を変質させ、企業を発展させる稲盛氏の「究極のリーダーシップ論」を、実例とともに解き明かす本書。あらゆるビジネスパーソン必読の1冊です。

目次

第一章 稲盛和夫は語る
 哲学的思考
 意志の欠落
 大義
 エゴと戦う
 人を育てる
 盛和塾
第二章 門下生は考える
 師曰く「経営は才覚じゃない」
 師曰く「経営とはどういうものか、これから見せてやる」
 師曰く「もう駄目だと思ったときが、仕事の始まり」
 師曰く「おまえの一生懸命さは認める。けれど、志が低い」
 師曰く「魂を入れなければ、経営ではない」
 師曰く「『足るを知る』という言葉に甘えて、あんたは楽をしようとしているだけだ」
 師曰く「人間が生きる上での基準はただ一つ、人間として何が正しいかです」
第三章 経営者とは何か