内容紹介
9割が使途を追えないコロナ予備費、乱立する基金と塩漬けになる予算、大手コンサルに巨額を投じる委託事業……。財政悪化の一方で、膨張を続ける国家予算。
その内実を紐解けば、莫大な政府の〝ムダ遣い〟が明らかになる。
緻密な取材から国費のブラックボックスに迫り財政規律回復への道筋を探る、大反響の日経連載を大幅加筆のうえ新書化。
目次
はじめに序章 コロナ予算はどこにいった?
第1章 予備費の誘惑、乱発される「緊急事態」
第2章 基金という名の「ブラックボックス」
第3章 特別会計、今も「離れですき焼き」
第4章 コンサル頼みの委託事業
第5章 政府の辞書に「検証」なし
第6章 国と地方、無責任の連鎖