内容紹介
「ダイヤモンド ベスト経済書 2026」第1位!
『週刊東洋経済』有識者が選ぶ「ベスト経済書2025」第2位!
文芸評論家・三宅香帆さん推薦!
物価高は、なぜ起こり、どうなれば解決され得るのか?
こんなに的確に教えてくれる本はほかにない。現代日本の必読書では!
浜田宏一・イェール大学名誉教授 評
「(本書は)学者が自分で考え、自分のデータで研究を発展させる過程を見せてくれる。ゼミなどでじっくり教師と学生が議論し合うのに絶好の題材だ。……日本経済がデフレに悩んだ時期だけでなく、黒田日銀の異次元緩和、それにコロナ以後のインフレの時期も含んでおり、やさしくはないかもしれないが、この時代の金融政策をよく概観できる。」(『経済セミナー』2025年8・9月号掲載書評初出)
物価・金利はどう動くのか? 経済の大転換を読み解く。
物価研究の第一人者が、最先端の理論・データ分析をもとに日本経済最大の謎に迫る!なぜ日本だけデフレは慢性化したのか? 慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか? 異次元緩和はなぜ失敗したのか? 高インフレはなぜ「悪」なのか? 緩やかなインフレと賃上げで日本は活力を取り戻せるのか?
・日本の慢性デフレは現代経済学の大きな謎
・デフレとインフレの統一理論とは?
・カギを握る人びとのインフレ予想
・従来の経済学の常識が成り立たなくなった
・腕力から便乗へ。植田・日銀で大きく変化した政策手法
・日銀の政策金利は、2027年末には2%を超えるところに到達すると予測される
・日銀は人びとが望むだけマネーを供給すべき
多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。
目次
まえがき第1章 デフレとは何だったのか
第1節 異端の国、ニッポン
第2節 物価と賃金をめぐる奇妙な現象
第3節 企業はなぜ価格を据え置き続けたのか――「屈折需要曲線」の理論
第4節 労働者はなぜ賃金上昇を求めなかったのか――「賃金・物価スパイラル」の理論
第5節 デフレはなぜ今、終わりを迎えようとしているのか
第2章 なぜ今デフレが終わり、インフレが始まったのか
第1節 パンデミックがもたらしたグローバルインフレ
第2節 デフレ脱却、今回は何が違うのか
第3節 物価の正常化――消費者と企業はどう変わったのか
第4節 賃金の正常化――労働者、労働組合はどう変わったのか
第5節 金利の正常化――中央銀行と政府はどう変わったのか
第3章 デフレはなぜ慢性化したのか
第1節 犯人は買い手か、それとも売り手か
第2節 犯人は物価か、それとも賃金か
第3節 犯人は人々の「予想」か、それとも社会の「ノルム」か
第4節 犯人は日銀か、それとも政府か
第4章 インフレやデフレはなぜ「悪」なのか
第1節 高インフレはなぜ「悪」なのか
第2節 日銀はなぜゼロ%ではなく、2%のインフレを目指すのか
第3節 慢性デフレはなぜ「悪」なのか
第4節 緩やかなインフレと賃上げで日本は活力を取り戻せるのか
第5章 異次元緩和の失敗から何を学ぶべきか
第1節 マネーの量を増やす政策はなぜ効かなかったのか
第2節 マイナス金利政策はなぜ効かなかったのか
第3節 総需要の喚起がインフレ率上昇につながらなかったのはなぜか
第4節 「大量のマネー供給」と「利上げ」はなぜ矛盾しないのか
あとがき
