内容紹介
研修医・若手医師から、一般内科医、プライマリ・ケア医まで、実臨床で使える漢方処方の考え方が身につく入門書です。漢方薬は種類が多く、理論もとっつきにくいもの。本書では、西洋医学の臨床医にも分かりやすいように、漢方薬同士の関係性をストーリー立てて整理しています。丸暗記に頼らず「芋づる式」に、漢方処方がどんどん理解できるのが特徴です。
また、「六病位」「気・血・水」など東洋医学に独特の概念も、臨床の場面に沿って、やさしく解説しています。明日からの診療で、漢方薬を自分で選び、処方できるようになる一冊です。
<目次>
第1章 身近な漢方からおさえる
第1回 導入編1 わたしの漢方遍歴
第2回 導入編2 劇的に効く初学者向け漢方薬とは
第3回 感冒編1 「肩凝りに葛根湯が効く」は本当なのか?
第4回 感冒編2 「東洋のアドレナリン」とも呼べる麻黄の底力
第5回 感冒編3 虚弱な人向け、「お腹に優しい」桂枝湯
第6回 感冒編4 「お腹に優しい」桂枝湯、芍薬を足し引きするとどうなる?
第7回 感冒編5 子どもも飲みやすい、水飴入りの小建中湯
第8回 感冒編6 少し時間のたった感冒に、抗炎症作用のある柴胡桂枝湯
第9回 感冒編7 倦怠感、食欲不振…こじれた感冒症状に小柴胡湯
第2章 漢方医学の考え方を理解する
第10回 「急性期疾患のステージ分類」とも言える六病位って?
第11回 慢性期疾患の漢方治療に欠かせない「気・血・水」の考え方
第12回 これだけは覚えたい!水毒を治す4つの代表的生薬とは
第13回 貧血や更年期障害…血虚に対する基本の漢方薬は四物湯!
第14回 疲れやだるさ…気虚への基本は四君子湯、よく使われる派生処方は
第15回 気逆を治す鍵となる桂皮、桂枝湯は感冒初期だけでなく気逆にも!
第16回 胸の苦しさやつかえ、気鬱に効く3つの処方と4つの生薬
第17回 瘀血を治す漢方薬はやや複雑、鍵になる生薬は桃仁と牡丹皮
第3章 症状に対する処方を理解する
第18回 立った時? 歩いた時?めまいの起こり方で異なる漢方処方
第19回 動悸に適した漢方は「桂皮」ベースで考えよう
第20回 「胸のつかえ」には半夏厚朴湯?症状の見分け方と他剤との使い分けは
第21回 長引く咳への漢方、「麻黄」「杏仁」の有無がカギ
第22回 便秘には「東洋のセンノシド」こと大黄甘草湯から
第23回 冷え症には、芯から温める「乾姜」、四肢を温める「附子」のイメージで
第24回 夏バテ、不眠…全身倦怠感には「参耆剤」ベースで立ち向かう
第25回 「イライラ」に抑肝散、「疲労困憊」に酸棗仁湯…不眠症への漢方薬アプローチ
第26回 出産、育児、加齢…「未病」に対する漢方薬とは
第4章 漢方薬のエビデンスと学び方
第27回 漢方医学のエビデンスが確立しづらいワケ
第28回 初学者必読!漢方を学ぶための「3つの鍵」
