内容紹介
「診断エラー」を軸に、診断学を深掘りする前作「診断エラー学のすすめ」(日経BP、2021)の応用編が登場。診断改善の先頭を走る学術誌『Diagnosis』や『JAMA』が相次いで取り上げ始めた概念「Diagnostic Excellence」(良質な診断)をテーマに、前作の監修メンバー、新たに参加した気鋭の医師らが、この数年で大きな進化を遂げた診断エラー学を捉え直す。「生成AIや診断サポートツール」とのうまい付き合い方、身体診察・医療面接のノウハウ、患者協働、多職種協働による診断エラーの回避など、前作になかったトピックを補完しており、最新の診断学を身に付けたい医師は必携。加えて、「雰囲気が悪い救急外来」「患者への陰性感情を伴う診察」「AI依存」など24のシチュエーションを基に、本作のテーマである「良質な医療」を考察する。
<目次>
第1章 Diagnostic Excellenceのその先へ
・Diagnostic Excellenceの展開と見据えるべき課題
・日本が診断研究で世界をリードしていることをご存じですか?
・診断推論能力の訓練のために必要なこと
・30秒で患者さんの情報をプレゼンテーションできますか
・認知バイアスを取り除く「デバイアス戦略」を
・患者安全における「診断の質」は大きな転換点に
・その偶然診断、ラッキー診断 or 過剰診断?
第2章 進化する診断学の理論
・3つの問いで学ぶ、「診断の不確実性」のエッセンス
・診断学の未来を、理論研究で創造しよう
第3章 身体診察・医療面接
・上手に診断するため」の身体診察があります
・医療面接での病歴聴取のスキルを高める
第4章 生成AIと診断エラー
・良質な診断のためのAIとの向き合い方
第5章 患者協働
・「患者協働」は「診断」そのものに有効
第6章 他職種・多職種協働
・診断エクセレンスを支えるチームの視点
・診断エラーは薬剤師も関心を持つべきトピック
・「看護師は見た! 研究」で明らかになったこと
第7章 どこかで起きていてもおかしくないエラー症例
第8章 診断エラー学トピックス
・これをやったら確実に失敗する!医療現場の「しくじり診断」11 選
・救急外来に潜む診断エラーをご存じですか
・診断エラーは、もう他人事ではない
・他科の専門医に聞く「総合診療医の診断エラー」
