内容紹介
地方から若者を引きつけながら、出生率は低い東京。東京への集中を止めれば、少子化は止まるのか。人口・経済・都市の専門家10人が、データから「東京ブラックホール論」を検証する。第1部では、東京の低い出生率の背景を、人々の移動や暮らしから読み解く。
「若い女性が東京に集まると、地域の出生率はどう変わるのか」「オンライン化が進んでも人は都市に集まるのか」といった疑問から、仕事や出会いを生む都市の力にも目を向け、数字だけでは見えない東京の姿に迫る。
第2部では、人口が減る社会をどうつくり直すかを考える。
「若い女性に選ばれる街には、どんな居場所や住まいが必要か」「人が減り続けるなかで行政サービスを維持するには」など、少子化対策から地方創生まで、暮らしに結び付く論点を掘り下げる。
人が集まる街にも、人が減る街にも、向き合うべき課題がある。「東京対地方」の境界を越え、持続可能な社会のあり方を問い直す一冊。
目次
第1部 東京は本当に「人口ブラックホール」なのか第1章 人口移動から見る東京の出生率
第2章 「0.99ショック」と出生率の地域差
第3章 出生率比較による自治体少子化対策の迷走
第4章 東京一極集中の推移と今後の傾向
第5章 東京一極集中とよばれる現象にどのように向き合うべきか
第2部 人口減少社会をどう再設計するか
第6章 世代と地域で読む 日本の出生動向
第7章 若年女性に選ばれる地方・郊外の街と住まいの条件
第8章 地方創生、東京一極集中、人口政策の関係を考える
第9章 人口減少下での政府間財政
第10章 大都市の少子化対策に対する集中投資
第11章 少子化対策の構造的課題は何か
