内容紹介
18歳で働き始めた若者は、どんな仕事に出会い、どんな暮らしを送っているのでしょうか。大学へ進む人が多数派となった今も、高校を出て働く道を選ぶ若者はいます。少子化と人手不足で企業の期待が高まる一方、その仕事や暮らしは、あまり知られていません。
本書では、データと当事者の声をもとに、高卒で就職した人たちのキャリアをたどります。学校を通じて仕事を探すとき、どんな選択肢があるのか。給料や働き方は、会社の規模や住む地域でどう違うのか。進学せずに働くことを選んだ理由から、職場での成長、仕事を辞めるまでのいきさつまで、若者たちの経験を紹介します。
高卒で働く人たちの姿から、学歴だけでは見えてこない仕事と人生のあり方を考える一冊です。
目次
第1章 大学進学が多数派の時代に、高卒就職が見直される理由「奪い合い」になる高卒人材/「大卒の方が有利」は本当か ほか
第2章 高校生はどのように就職するのか ――「学校推薦」「就職協定」「一人一社制」
なぜ一社だけしか応募しないのか/普通科・工業科・商業科で、就活はここまで違う ほか
第3章 ブルーカラーとヤンキー文化
学校の好き嫌いで分かれる高卒キャリア/「何をするか」より「誰と働くか」 ほか
第4章 「高卒で働く」という選択 ――進学より就職を選ぶ意義
生涯賃金を分けるのは、学歴より企業規模/「とりあえず大学」が中退を近づける ほか
第5章 高卒者の初期キャリアの現実
転職サービスに表れる学歴格差/高卒者の離職後の仕事と暮らし ほか
第6章 地方と都市で異なるキャリアのかたち
高卒者が安定する地域・流出する地域/高卒女性は地方でも都市でも厳しい ほか
第7章 高卒就職のこれからに必要なこと
学歴より、「学び続けられる進路」を選ぶ/若者が辞める前に、会社と学校ができること ほか
