小説家・真山仁さんの人気小説シリーズ『ハゲタカ』の第6弾『 チップス(上) ハゲタカ6 』『 チップス(下) ハゲタカ6 』の読みどころを、日経エンタテインメント!電子版編集長の白壁達久が解説します。

【動画】真山仁『チップス ハゲタカ6』の読みどころを編集者が解説

映像制作:荻本貴史(ドリームムービー)
 『ハゲタカ』シリーズは真山さんのデビュー作でもあり、累計で270万部を超えるベストセラーです。NHKやテレビ朝日がドラマ化し、映画にもなった人気小説です。

 主人公は投資ファンドのトップを務める鷲津政彦。企業買収の攻防やその背景にある人間ドラマが非常に高く評価されたシリーズです。

 8年ぶりに帰ってきた鷲津。今回のターゲットは、台湾にある世界最大の半導体企業です。
 本作のテーマは、いま最もホットな「台湾有事」と「半導体覇権」。微細な半導体製造で世界一の技術を誇る台湾企業をめぐり、米国と中国が触手を伸ばす。そして、半導体産業の復活を狙う日本。ぶつかり合う大国の思惑に巻き込まれた鷲津政彦は、この難題をどう解くのか——。

 下巻の帯にあるとおり、この小説は「現在進行形のクライシス・ノヴェル」となっています。
 まさに今、世界を揺るがす「地政学」。社会をそのまま映す現在進行形の物語展開は、真山さんもハゲタカシリーズでは初めてのチャレンジとなっています。日本がいまどのような環境に置かれているのか。そして、未来に向けてどういうアクションを取るべきなのか。最新の地政学を「現在進行形の小説」として楽しめるのが本作です。

 こちらの作品は週刊の経済・経営情報誌である日経ビジネスで2年に渡って連載した記事をまとめたものですが、真山さんは単行本化に当たって、連載時から時制を1年後ろにずらすという大幅な修正を入れました。その背景には、真山さんの現在進行形へのこだわりがありました。

 本作はシリーズものではありますが、今まで『ハゲタカ』を読んだことがないという方でも楽しめる内容になっているのもポイントです。ネット上のレビューでも「初読だが一気読み」という意見も見られました。

 日本を取り巻く地政学や、世界の半導体産業の今とこれからを学びたい方にもお薦めです。小説という「物語」を通して読むことで、ほかのビジネス書とはまた違った角度での学びを得られ、理解を深められます。

<内容紹介>
『チップス(上)ハゲタカ6』(真山仁著) 『チップス(下)ハゲタカ6』(真山仁著)

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