その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日はデイビッド・セインさんの『 チームリーダーの英語表現 』です。

【はじめに】

 本書はチームやプロジェクトを率いるリーダーやマネジャーが、英語で効率よく業務をおこなうために必要となる表現をまとめたものです。TPOに合わせて適切に使い分けられるように、カジュアルな言いまわしからフォーマルな表現まで400もの必須フレーズを収載してあります。

 また、本書は〈ジャンル別の例文+解説〉というシンプルで分かりやすいスタイルの構成となっていますので、忙しいリーダーの皆さんは、いつでも必要な表現を素早く参照できます。

 チームリーダーには、メンバーへの指示や命令などといった業務そのものに関する役割に加え、メンバーのモチベーションを高め、チームを1つにまとめて目標を達成する上での、多様な役割が期待されています。最近では、職場にさまざまな国籍の人たちが仲間として加わることも当たり前になり、「グローバル化」への対応もリーダーの重要な役割の1つと言えます。

 本書の内容および構成は次の通りです。第1章「基本のコミュニケーション」は、挨拶や簡単な指示といった基本的なやりとりに焦点を当てています。

 第2章「業務を進めるための表現」では、いわゆる「報・連・相」をベースに、円滑に業務を進めていく上で役に立つ表現をまとめました。第3章「チーム・マネジメントのための表現」はチームをまとめ上げていくためのフレーズ、第4章「『アドバイザー』としての表現」ではメンバーに効果的に助言を与える際に必要な表現を集めています。

 メンバーのやる気を引き出すには、まずほめることが必要です。ときには気合いを入れたり元気づけたりすることも大切です。第5章「メンバーをほめて伸ばすための表現」、第6章「モチベーションを高めるための表現」には、そのような表現をまとめました。

 メンバーの間違いを指摘したり、あるいは反省を促したりすることもリーダーの大切な役割です。第7章「指導するための表現」は、メンバーに「教育的指導」をする上でのヒントとなるでしょう。

 第8章「人間関係を円滑にするための表現」は、メンバーとの関係、メンバー同士の人間関係を良好に保つために必要です。ビジネスライクなだけでは、メンバーの本音を知ることはできません。素直にこちらの非を詫びたり、フレンドリーに話しかけたりして、打ち解けた関係の構築を目指しましょう。

 最後の第9章は、「ケーススタディ」です。リーダーとメンバーのリアルな会話を再現しています。実際のコミュニケーションの場で、大いにご参考いただけるものと自負しております。

 本書を活用され、1人でも多くのリーダーが、自信を持ってチームを引っ張っていけるようになることを望んでやみません。

2010年9月
デイビッド・セイン


【目次】

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