その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は岩永嘉弘さんの 『ネーミング全史Ⅱ(令和編) コロナ禍からSDGs、AI時代へ 』です。
【はじめに】
ネーミングって何でしょう。
モノやコトの側から言えば、ネーミングがなければ知らせることができない。伝えることができない。届けることができない。つまり売ることができないわけです。ネーミングは人々が必要としているモノやコトの価値や特質を魅力的に語っていなければ、その役目を果たせないのです。
そうしたネーミングの力が大きく期待される場面。それは、不況です。不況によって、モノやコトが苦境に立つ。それらを喚起させ活性化させるのは、ネーミングをおいてありません。魅力あるモノやコトの魅力ある情報を力強く発信して伝えるメッセンジャー。それがネーミングなのです。
ネーミングは、広告の核です。マーケティングの要です。そしてネーミングは、マーケティングとブランディングのへそです。情報戦略の旗印なのです。
あのコロナパンデミックの5年間。世の中に典型的な不況が襲い掛かりました。生活のさまざまなシーン、働、衣、食、住、旅、娯楽…あらゆる場面を変貌させました。その間、ネーミングはどう活動したか。どう戦ったか。あのパンデミック下の数々の健闘のレポートから始めて、さらにコロナを挟んだ近過去の変遷を振り返りつつ、AI時代へ進展する「ネーミングの明日」を探検していきます。
2025年9月 岩永嘉弘
【目次】






