「ChatGPT」を500時間以上使い込んだ著者が、仕事に役立ち、時短につながる生成AIの使いこなし術を基礎から応用まで解説する新刊『 柳谷智宣の超ChatGPT時短術 今日から仕事で使える実践35テク 』。その魅力を人気ブロガーむねさだよしろう氏が読み解きます。

 「生成AI」という言葉をテレビや新聞、雑誌で、頻繁に見かけるようになりました。生成AIの代表格であるチャットAIの「ChatGPT」や、画像生成AIの「Midjourney」「Stable Diffusion」といった新しいAI(人工知能)の話題は、Web記事やSNSでも毎日、大量に流れてきます。「何やら大きな波が来ている」と感じている人は多いはずです。

 一方で、生成AIという大きな波に対し、「必要性は感じるが、始め方が分からない」「触ってみたが、仕事への活用方法がイメージできない」と少し焦っているビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。

 流行に敏感な個人やフットワークの軽い企業だけでなく、大企業や自治体などでも、ChatGPTに代表される生成AIの採用が始まっています。私の職場でも一部の人が仕事で活用し始めています。そういったニュースが毎日のように流れる一方で、仕事への活用どころか、触ったことすらない、触ったけどよく分からない、そんな不安を感じている人は多いはずです。

 本書は、まさにそのような人、「これから生成AIについて知りたい、仕事に活用したい!」という人に最適な内容になっています。

 著者である柳谷智宣氏は、生成AIに可能性を感じ、500時間以上もAIを使い込んだ知見を基に、生成AIとは?という解説から、初期登録や設定、基礎的な使い方、具体的な仕事への活用方法までを惜しみなく紹介しています。

 この本のタイトルに「仕事で使える実践35テク」や「時短術」というキーワードがあるように、具体的な仕事のシーンにおいてどのようにAIを活用すれば効率良く成果を上げられるかということが、画面キャプチャーなども駆使して、分かりやすく丁寧に説明されています。

 例えばChatGPTにマイクロソフトエクセルの使い方を聞く、ビジネス文章の作成・要約を依頼する、新規企画のアイデア出しをさせたり、情報をマインドマップ形式で整理したり、なんてことを一つ一つ具体的なやり方を示しながら解説してくれています。

 また、画像生成AIを使ったイラストの作り方も、始め方から具体的な指示のやり方まで知ることができます。実は表紙の印象的なイラストも、画像生成AIを使って柳谷さんがご自身で、わずかな作業時間で生成しています。どうやって作ったかも本書で詳しく紹介されていますが、拍子抜けするほど簡単でした。

 本書の中でも言われていますが、生成AIが、パソコン・インターネット・スマホ活用と同じかそれ以上のツールとして、今後のビジネスの必須ツールになるのは間違いありません。「このビッグウエーブに置いていかれたくないけれど、難しそうだし何から始めればよいのか分からない」「具体的な使い方を知りたい」という人にこそ手に取ってほしい1冊になっています。

 個人的にも、「このタイミングで読めて良かった」と思える本でした!

<評者> むねさだよしろう ブロガー・デザイナー
1979年生まれ、広島出身。インハウスデザイナーとして働く一方、ガジェット・グルメ・旅行・イベントリポートなど幅広いジャンルを取り扱う、むねさだブログを運営するブロガー。「誰かの役に立つ内容」や「ワクワクを届ける」を心掛け、2012年3月からブログの毎日更新を継続中。ScanSnapプレミアムアンバサダー、HHKBエバンジェリスト、おもいでばこ認定アンバサダー。Yahoo!ニュース エキスパートとして記事を掲載中。X(旧Twitter)むねさだ よしろう@わんぱくブロガー