1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在2900冊以上の要約を提供、企業向けの「法人版」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。前回の2022年上半期および6月の「年代別」ランキングに続いて、7月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2022年7月「年代別」ランキングです(対象期間:2022年7月1日~31日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

★2022年7月の年代別ランキング

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた ハック大学 ぺそ アスコム
2 あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる 小澤竹俊 アスコム
3 勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法 パク・ソンヒョク、吉川南(訳) ダイヤモンド社
4 こうして社員は、やる気を失っていく 松岡保昌 日本実業出版社
5 無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ 伊庭正康 明日香出版社
6 限りある時間の使い方 オリバー・バークマン、高橋璃子(訳) かんき出版
7 スタンフォードの眠れる教室 西野精治 幻冬舎
8 独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」 山野弘樹 講談社
9 年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」 山口貴大(ライオン兄さん) KADOKAWA
10 ストレス脳 アンデシュ・ハンセン 新潮社
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた ハック大学 ぺそ アスコム
2 こうして社員は、やる気を失っていく 松岡保昌 日本実業出版社
3 無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ 伊庭正康 明日香出版社
4 ストレス脳 アンデシュ・ハンセン 新潮社
5 LIFE SHIFT2:100年時代の行動戦略 アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン、池村千秋(訳) 東洋経済新報社
6 勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法 パク・ソンヒョク、吉川南(訳) ダイヤモンド社
7 論破力 ひろゆき 朝日新聞出版
8 NEW SALES 麻野耕司 ダイヤモンド社
9 あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる 小澤竹俊 アスコム
10 「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする? 上村紀夫 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた ハック大学 ぺそ アスコム
2 こうして社員は、やる気を失っていく 松岡保昌 日本実業出版社
3 無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ 伊庭正康 明日香出版社
4 勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法 パク・ソンヒョク、吉川南(訳) ダイヤモンド社
5 ストレス脳 アンデシュ・ハンセン 新潮社
6 論破力 ひろゆき 朝日新聞出版
7 あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる 小澤竹俊 アスコム
8 年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」 山口貴大(ライオン兄さん) KADOKAWA
9 「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする? 上村紀夫 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
10 LIFE SHIFT2:100年時代の行動戦略 アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン、池村千秋(訳) 東洋経済新報社
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた ハック大学 ぺそ アスコム
2 こうして社員は、やる気を失っていく 松岡保昌 日本実業出版社
3 勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法 パク・ソンヒョク、吉川南(訳) ダイヤモンド社
4 ストレス脳 アンデシュ・ハンセン 新潮社
5 無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ 伊庭正康 明日香出版社
6 論破力 ひろゆき 朝日新聞出版
7 「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする? 上村紀夫 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
8 あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる 小澤竹俊 アスコム
9 NEW SALES 麻野耕司 ダイヤモンド社
10 年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」 山口貴大(ライオン兄さん) KADOKAWA
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた ハック大学 ぺそ アスコム
2 ストレス脳 アンデシュ・ハンセン 新潮社
3 こうして社員は、やる気を失っていく 松岡保昌 日本実業出版社
4 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる 成田悠輔 SBクリエイティブ
5 無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ 伊庭正康 明日香出版社
6 勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法 パク・ソンヒョク、吉川南(訳) ダイヤモンド社
7 世界史とつなげて学ぶ 中国全史 岡本隆司 東洋経済新報社
8 「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする? 上村紀夫 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
9 あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる 小澤竹俊 アスコム
10 論破力 ひろゆき 朝日新聞出版

「日々の充実」図る20代、「世界のあり方」考える60代

 すべての年代でトップを占めたのが『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(ハック大学 ぺそ著、アスコム)。著者は登録者数25万人を超えるYouTubeチャンネル「ハック大学」でビジネスに役立つ情報を発信しています。中でも「説明」に関する動画が人気とのことで、本書も世代を超えて高い支持を得ました。

 同様に全世代でランクインした『ストレス脳』(アンデシュ・ハンセン著、新潮社)は、ベストセラーとなった『スマホの脳』著者の新刊。前作に引き続いて注目を集めています。

 『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』(小澤竹俊著、アスコム)は、3800人を看取ってきた医師が「弱った心」の整え方を解説。これも全世代でランクインしましたが、中でも20代で2位に入り、その関心の高さが目を引きます。

 20代のみでランクインした作品が3作ありました。『限りある時間の使い方』(オリバー・バークマン著、かんき出版)は「たった4000週間の人生」をいかに有意義に過ごすかについて、『スタンフォードの眠れる教室』(西野精治著、幻冬舎)は生活の質を高める正しい睡眠について、『独学の思考法』(山野弘樹著、講談社)は「自分の頭でしっかり考える力」の大切さを説いています。『無駄ゼロ、生産性を3倍にする 最速で仕事が終わる人の時短のワザ』(伊庭正康著、明日香出版社)などの効率的、ライフハック的なアプローチを熱心に学ぶ一方、しっかり腰を据えて日々の充実も図りたい――そんな目の配り方がうかがえます。

 『論破力』(ひろゆき著、朝日新聞出版)は20代を除く全世代でランクイン。著者の「若者に絶大な人気」という一般的なイメージからすると少々意外な印象ですが、高い年齢層の人たちからも広く支持を集めていることが分かります。

 『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』(成田悠輔著、SBクリエイティブ)と『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』(岡本隆司著、東洋経済新報社)は、60代のみでランクイン。政治のあり方や世界情勢に大きな揺らぎが生じる中、長い時間軸でじっくり学び、考えてみよう――そんな視点からの選択でしょうか。

 さて、あなたの年代のランキングは、あなたの関心と重なっているでしょうか。興味や疑問に答えてくれそうな本を、ぜひ探してみてください。

(写真:Shutterstock)
(写真:Shutterstock)
2022年7月 必読の1冊 from flierランキング

『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』

ハック大学 ぺそ著
アスコム
1540円
2022年3月10日刊

<レビュー>

 ビジネスにおいて、相手の評価を得る一番確実な方法は、結果を残すことだ。しかし、結果を残す前に評価を得る方法がある。それは、説明上手になることだ。

 本書の著者は、人気YouTuber、ハック大学 ぺそ氏だ。著者によると、説明が上手いと、一緒に仕事をする人に、「仕事ができる」「頭がよさそうだ」「この人ならきっと上手くやってくれるだろう」などといったポジティブな印象を与えることができるという。説明力は、あなた自身の価値を周囲に認めさせるツールになるのだ。

 外資系金融機関勤務の著者は、ビジネスの最前線で出会った「説明が上手い人」を観察し、そうした人に共通するテクニックを発見した。そのテクニックを真似ることで、さまざまな困難を乗り越え、今に至っているのだという。本書では、著者の人生を変えた説明術がたっぷり紹介される。

 本書を通読して感じるのは、誰に、何のために伝えるかといった「相手」ファーストの姿勢である。「論理的かどうか」「プレゼンが洗練されているかどうか」など、「自分が」どう伝えるかは重要視されない。つまり、わかりやすい説明をするために最も重要なのは、「説明は相手の理解のために行うもの」というポイントを理解することなのだろう。

 話が長いと言われがちな人、説明術を学んだはずなのにうまくいかない人、上司に意見を求められると固まってしまう人、「結局、何が言いたいの?」と言われてしまう人……本書はそんな人に読んでほしい一冊だ。心強い味方として、あなたの仕事と人生を変えてくれるに違いない。
(ライター:菅谷真帆子)

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