落ち込みやすい、心が疲れやすい…。そんな人は、ちょっとしたヒントで「幸せ体質」になれるかもしれません。どうしたら、幸せな人生を送ることができるのか、幸せに働き続けられるのか。「幸せ」とはそもそも何なのか。読むと心が楽になり、自分らしい「幸せ」について考えることができるおすすめの5冊を厳選しました。

1. 『人間として最良のこと as a person』

著者/キム・ヘナム

 韓国で60万部売れた心理学の本が、ついに日本で発売になりました。韓国で人気の精神科医で精神分析の専門家でもあるキム・ヘナム氏が、豊かな人間とは何か、どうしたら幸せな人生を送れるのかを解説します。

 この本に書かれていることは、決して、通り一遍の人生訓ではありません。この本を読むと、現代を生きる知恵を身に付けることができます。よりよい人生を生きるための、心に響く言葉に出合える1冊です。

<本書の内容>
  • なにごとにも執着しない人は、本当は傷つきたくない人
  • 傷は親しい人たちから受けるほうが多い
  • 大人になるとは、「つまらない大人になった」自分を受け入れること
  • 人間関係に「理想」がある人は他人と親しくできない
  • 他人と親しくできる人は「心理的距離」を持てる人
  • ひどい嫉妬をする人の背後には何があるか
  • 結婚生活では、相手の欠点に気づきながら、わざと知らないふりをしてあげること
  • 不幸な恋愛であっても、人を愛さないよりはまし
  • 会社の「あらゆる人間関係が気まずい」なら、問題はその人にありそう
  • 「すごい自分」をあきらめられる人は強い
■試し読みしたい人は… 人間として最良のこと

2. 『新装版 心のなかの幸福のバケツ』

著者/ドナルド・O・クリフトン、トム・ラス

 人は誰でも心にバケツを持っています。だから、たくさん水をくんであげましょう。バケツの水がいっぱいのときは気分がいいし、くんだあなたのバケツにも水がたまります。

 著者のドナルド・O・クリフトンは、世界中で100万人以上が自分の強みを見つけるのに役立ててきた評価システム「クリフトン・ストレングス・ファインダー」の発明者。「強みの心理学の父」として、アメリカ心理学会からその功績が認められている著者が、幸福研究に基づき、ポジティブな言動がもたらす驚きの事実とその方法を紹介します。

 あなたはバケツに水をくんであげる人になる? それとも、水をくみ出す人になる? 自分の心のバケツに、これから出会う人の心のバケツに、水をくんであげる人になるためにできることとは…。「ウェブテスト」アクセスコード付きで、自分の強みも見つかります。

(本書の内容)
  • 第1章 ネガティブな感情は人の命さえ奪う
  • 第2章 ポジティブになると仕事もはかどる
  • 第3章 心のバケツに水が注がれる瞬間とは?
  • 第4章 トムの物語――心のバケツから水があふれる
  • 第5章 ほめ方を変えると相手の人生も変わる
  • 第6章 心のバケツをもっと豊かにする5つの行動

3. 『ウェルビーイング』

著者/前野 隆司、前野 マドカ

 ウェルビーイングとは、人が身体的・精神的・社会的に“良好な状態"であることを指す概念。それは昇進や結婚などのイベントによって一時的に得られる幸せや、あるいは日本国憲法でいう「健康で文化的な最低限度の生活」が送れていることを指すのではありません。人生の満足度だけでなく、幸せを生み出している複合的な要素を組み合わせ、一時の感情に左右されない「持続的幸福度(Flourish)」を指標にしていこうと考え出されたものです。

 日本は、客観的なウェルビーイングの指標の一つであるGDPは世界第3位を堅持していますが、国連の発表する世界幸福度ランキングでは137国中47位と、世界各国と比較しても客観的地位と主観的地位の差が目立ちます。オランダの資産運用会社ロベコのハッセルCEOは、投資の3要素を「リスク、リターン、そしてウェルビーイングだ」と指摘しています。新しい資本主義では、ウェルビーイングの達成も目的となっているのです。

 本書は、個人だけでなく企業までもが注目し始めたこの「ウェルビーイング」というキーワードを、働く人、部下を持つ人、経営者に向けて、包括的、かつ平易に解説してくれる1冊です。

■試し読みしたい人は… はじめに:『ウェルビーイング』

4. 『「こころ」がわかる哲学』

著者/岡本 裕一朗

 「こころ」の不思議、さまざまな心のモヤモヤについて、哲人たちと考える本。ベストセラー『いま世界の哲学者が考えていること』の著者の最新刊で、文庫書き下ろしです。「こころ」が分かれば、自分にとっての「幸せ」も見えてくるかもしれません。

 AIも「こころ」を持つのか。人と人は分かり合えるのか。なぜ嫉妬するのか。知能の差は生まれつきか。善悪は世界共通の感情か…プラトンから現代の哲学者まで2500年の議論を経た「知」、さらには最先端の脳科学の「知」を用いて、「こころ」の謎を解き明かします。

<本書の内容>
  • 第1部「こころ」の不思議、不思議な「こころ」
    ・第1章 そもそも「こころ」は存在するのか
    ・第2章 人間だけが「こころ」をもつか
    ・第3章 人間に「こころ」はいくつあるか
    ・第4章 悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか?
  • 第2部 見えない「こころ」を、みることができるのか
    ・第5章 肉体が滅んでも、「こころ」は生き続けるのか
    ・第6章 「こころ」は肉体に表われるか
    ・第7章  脳やDNAを見れば「こころ」が分かるか
    ・第8章 「こころ」は、場所や時代によって異なるか
  • 第3部 「こころ」はなぜ厄介なのか
    ・第9章 「こころ」は感情を中心に回っている
    ・第10章 「こころ」はタブラ・ラサ(白紙状態)か
    ・第11章 「こころ」は分かり合えるのか
    ・第12章 「こころ」は嫉妬と模倣と支配に満ちている?
■試し読みしたい人は… はじめに:『「こころ」がわかる哲学』

5. 『人生の満足度がどんどん上がる!時間の使い方大全』

著者/日経WOMAN編

 自分の時間を、自分のために、自分の思い通りに使えたら…。人生の満足度や幸福感は高まるはず。より自分らしく、充実した過ごし方をするために「時間の使い方」を見直したいという人は必読です。

 時間の使い方を変えるだけで「お金が貯まる」「心と体が整う」といった効果も。

 雑誌『日経WOMAN』で不動の人気を誇る「時間」や「習慣」にまつわるテーマを中心に、「1人で自分と向き合う」「健康や勉強の習慣で自分を磨く」「お金を貯める」などの切り口で、さまざまな実例をたっぷり紹介しています。

 他の人がどう過ごしているのか知りたいというニーズが高い「夜時間」「カフェ時間」のルーティンなども収録。時間の使い方をアップデートするためのヒントが満載のムックです。

(本書の内容)
  • PART1 明日が変わる!ひとり時間新ルール
  • PART2 自分を磨く習慣がある人の「時間割」公開!
  • PART3 お金が貯まる人の毎日の習慣
  • PART4 心と体が整う夜時間の過ごし方
  • PART5 ずっと続けられる「習慣」のつくり方
  • PART6 私の「カフェ時間」ルーティン
  • PART7 働く女子のリアルひとり旅

構成/磯部麻衣、長野洋子(日経BOOKプラス編集部)