一世を風靡した『負け犬の遠吠え』からちょうど20年。酒井順子さんが焦点を当てたのは、今の社会に存在する「階級問題」。『消費される階級』(集英社)は、誰もが触れにくいと感じていた部分まで光を当ててあえて触れていく、ちくりと刺さるような感覚を覚えるエッセイだ。酒井さんが今、このテーマを選んだのはなぜなのか。階級が潜んでいる社会で穏やかに暮らすヒントについても聞いた。(聞き手は宮本恵理子)