優れた製品を開発しても、売れるとは限りません。では、どうしたらいいのでしょう? マーケティングの「4P」は顧客が望む価値を持つ[製品]、顧客や販売チャネルにふさわしい[価格]、商品をタイムリーに届ける[流通]、購買意欲を高めるための[販促]を組み合わせます。 『ビジュアル ビジネス・フレームワーク[第2版]』 (堀公俊著/日経文庫)から抜粋・再構成してお届けします。
4Pはマーケティングの基本
優れた製品を開発しても、売れるとは限りません。競争力のある値段をつけたり、顧客の目に触れるところに並べたりしなければ、せっかくの良い製品も顧客の手に届きません。
マーケティングに必要な要素をそろえ、有機的に統合させていくことが、売れる仕組みにつながります。
それを、マーケティング・ミックスと呼ばれる4要素で考えるのが、E.マッカーシーが考案した4Pです。
顧客が望む価値を持つ製品、顧客や販売チャネルにふさわしい価格、商品をタイムリーに届ける流通、購買意欲を高めるための販促です。これらにより効果的にマーケティングができます。
マーケティングにおいては、買い手の視点で考えることも重要です。それがR.ラウターボーンが提唱する4Cです。
具体的には下記図表の右側の4つの要素があり、それぞれが4Pと対応していることが分かります。つまり、左右のバランスを考えながらマーケティングの戦略や施策を検討することが求められるわけです。
写真(バナー画像)/shutterstock
日経文庫
『 ビジュアル ビジネス・フレームワーク[第2版] 』
『 ビジュアル ビジネス・フレームワーク[第2版] 』
アイデア出しや迷走する議論の整理に効果抜群のハンドブック
10万部突破の名著をオールカラーで改訂! 戦略立案・マーケティング・組織開発などから厳選した、77項目200種類のフレームワークを図解で紹介。あらゆる場面ですぐに使える一冊。
堀公俊著/日本経済新聞出版/1320円(税込み)
10万部突破の名著をオールカラーで改訂! 戦略立案・マーケティング・組織開発などから厳選した、77項目200種類のフレームワークを図解で紹介。あらゆる場面ですぐに使える一冊。
堀公俊著/日本経済新聞出版/1320円(税込み)