優秀な人を集めれば、強いチームができる。仲間同士の信頼を深め、リーダーが適切に助言すれば、成果はさらに高まる──私たちはそう考えがちです。ところが、グループダイナミクス(集団力学)の研究が明らかにしてきたのは、そうした常識とは少し違うチームの姿でした。集団になるとかえって力を出さなくなる。個人の功績を過大評価する。成果を左右するのはコーチングよりもチームの「構造」であり、信頼は協力の前提ではなく、結果として生まれることもある。新刊『最強チームの設計図』(コリン・M・フィッシャー著、野中香方子訳、日経BP)から、強いチームをつくるために知っておきたい4つの視点を紹介します。(写真:Saklarboy/stock.adobe.com)