神谷 有弘かみや ありひろ
東海国立大学機構 名古屋大学 特任准教授
デンソーで車載系電子制御機器の開発設計に長年携わった、エレクトロニクス機器の開発設計の第一人者。1983年に名古屋大学を卒業し、同年4月に日本電装(現デンソー)に入社した。以降、手掛けた代表的な製品には、点火装置(イグナイター)やガソリンエンジン用電子制御ユニット(ECU)、ディーゼルエンジン用ECU、6速自動変速機(AT)用トランスミッション電子制御ユニット(TCU)、エアフロー(空気流入)メーターのセンサー、ディスチャージヘッドランプ(HID)の起動装置の回路設計などがある。いずれも車載機器故に、「高い品質」と「機能の高度・複雑化」、「小型・軽量化」の3つのニーズを同時に成立させる必要がある。この厳しい課題を解決することで技術者としての腕を磨いてきた。車載に特化した耐環境性能に優れる電子制御機器の設計に必要な要素技術(防水、放熱)の開発にも携わった。その傍ら、電子情報技術産業協会(JEITA)で実装ロードマップの策定にも参画し、電子製品の世の中の組み立て動向を調べつつ、動向を予測する活動も行う。2024年にデンソーを退職。日経BPの技術者向け講座「日経クロステックラーニング」の人気講師でもある。趣味は読書で、これまでに読破した本は5000冊を超える。著書に『実装技術の教科書』、共著に『図解カーエレクトロニクス』(共に日経BP)がある。