内容紹介

~患者に寄り添う、専門性を磨くーー。50通りの薬剤師ストーリー~

薬学教育が4年制から6年制に変わり、2012年に6年制薬科大学・薬学部の1期生が卒業して、今年でちょうど10年。6年制薬学教育を受けた薬剤師が、組織の中堅として重要な役割を担うようになってきました。
一方で、薬剤師のキャリアに関する情報は乏しいのが現状。薬学生は大学の先輩や企業などから得た限られた情報をよりどころに、卒後の進路選択に迫られています。本書では、20~30代の6年制卒薬剤師50人に執筆を依頼。薬局、ドラッグストア、病院、大学、企業など多様な進路を選択した薬剤師が、自身のキャリアについて悩みや失敗談なども交えて紹介します。キャリアに悩む薬剤師、これから薬剤師を目指す学生、必読の一冊です。

≪内容≫
Case01 DgS → 薬局
ドラッグストアで経験積み、在宅を手掛ける薬局に転身

Case02 病院
病気の子どもと家族の笑顔のため小児薬物療法の専門性生かし日々チャレンジ

Case03 病院、大学院
患者の命を預かる急性期医療の現場で専門性を発揮

Case04 病院 → 企業
〝人として〟の薬剤師の可能性を広げるために病院薬剤師からスタートアップの社員に転身

Case05 フリーランス → 起業
フリーランス、派遣、正社員を経験、起業し薬剤師のブランディングを支援

Case06 薬局
産後の時短勤務に葛藤しながら得られたやりがい

Case07 大学院 → 企業
研究開発職を志し、試薬開発で医療に貢献

Case08 病院、大学院
臨床視点に根差した研究で将来の医療に貢献したい

Case09 起業、薬局、市議
起業から市議会議員に至る〝異色〟のキャリア

Case10 大学院 → 病院
大学院での痛みの研究を経て、念願の緩和ケアチームで働く

Case11 DgS
「管理職」と「街のかかりつけ薬剤師」の両輪で日々奮闘

Case12 MR → 薬局
MRから転職し、在宅専門薬局のビジネスモデル確立に奮闘中

Case13 病院、大学院
医療の最前線で「科学力」を持った薬剤師を目指して

Case14 病院 → 薬局、ウェブエンジニア
薬局薬剤師として働きつつウェブ業界に挑戦

Case15 病院
精神科急性期病院で学んだ、患者の心の内を引き出す重要性 ほか