内容紹介
ウクライナ戦争を国際政治、軍事、テクノロジー、世界経済、地政学の観点から専門家が徹底分析。目次「はじめに」に代えて
ミハイロ・フェドロフ副首相兼デジタル変革大臣インタビュー
「戦時下でもデジタル政府化は加速する」
第1部(渡部恒雄)
ウクライナ戦争への米国の戦略観と国際秩序の行方
はじめに ウクライナ戦争の世界史的な意義
第1章 ロシアのウクライナ侵攻と米国の論理
第2章 ウクライナを背後から支える米国の戦略
第3章 ロシア・ウクライナ戦争で既存の国際秩序はどう変化するか
第2部(長島純)
ウクライナ戦争は「メタマゲドン(Metamageddon)」の幕開けとなるか
はじめに
第4章 ウクライナ戦争で繰り広げられるハイブリッド戦争
第5章 新興・破壊的技術(Emerging and Disruptive Technologies=EDT)が変える戦争
第6章 コモンズの安全保障
第3部(柏村祐)
デジタル国家ウクライナの全貌
はじめに テクノロジーから見たウクライナ戦争
第7章 暗号資産でウクライナ支援
第8章 共感を武器に、新しいテクノロジーを活用
第9章 最悪の事態への備えとしてのデジタル政府
第10章 サイバー空間の戦いーー対照的なロシアとウクライナ
第4部(熊野英生)
ウクライナ戦争の経済的な帰結
第11章 これから起こる3つのジレンマ
第12章 エネルギー制裁のジレンマ
第13章 金融制裁のジレンマ
第14章 世界経済がインフレ化するジレンマ
第5部(田中 理)
地政学から予想される欧州の変貌
はじめに ゼレンスキーとは何者か?
第15章 ウラジミールとヴォロディミール
第16章 「不本意な覇権国」から脱皮するドイツ
第17章 エネルギーを巡る戦いの勝者はEU
第18章 ロシアの脅威が欧州を結束させる