内容紹介

新しい資本主義が胎動する瞬間を見逃すな!
ガーナの電子ゴミを10億円に変える 話題の美術家 長坂真護氏。

現地に私設の学校、美術館、リサイクル工場を設立。
枠にとらわれず活躍の場を広げる長坂氏の目に映る「資本主義の先」とは―。
SDGsの“次の取り組み”に未来へのヒントがある!

≪目次≫
◆プロローグ

◆MAGO NAGASAKA gallery

◆第1章
人生の時計の針が動き始めた
ガーナで見た資本主義の正体と闇
 同時多発テロ発生の一報を聞いてパリへ
 「サステナブル」という概念に出合った日
 ゴミ捨て場を歩く子どもの写真を見て……
 自分の行動が他人の命を縮めている現実に直面

◆第2章
「ガーナのゴミ」が大金に変わるからくり
相対性理論と新しい概念との出合い
 芸術という武器で、不条理に立ち向かう
 250個のガスマスクを持って再びガーナへ
 ガーナの日本大使館を訪問して見えた道筋
 誓いを立てた日──人生の底を打った音がした
 たった1日の展覧会で2500万円を売り上げた
 アグボグブロシーにプライベートスクールを設立
 「サステナブル・キャピタリズム」を披露した日
 ハリウッドの有名映画監督との出会い
 3000万円の負債をクラウンドファンディングで回収

◆第3章
「ろくでなし!」と実家を追い出された30代
サステナブル・キャピタリズムに行き着くまで
 東京での大きな挫折に号泣
 ホストを始めるも、あだ名は「地蔵」
 ホストでナンバー1になれた理由
 思い切って起業、1年で借金1000万円に
 2009年3月、路上画家・長坂真護が誕生
 10%を100%に変えたビッグマウス
 ニューヨークへ武者修行に出る
 自分は社会不適合者かもしれない
 ガウディとピカソに打ちのめされる
 「手錠をかけられた気分」になった
 オスカー賞の前夜祭で作品を展示

◆第4章
文化、経済、環境の3要素を回す
サステナブル・キャピタリズムの真実
 ニューヨークとアグボグブロシーの間にあるもの
 文化、経済、環境の3つの要素
 アインシュタインの言葉を知ってひらめいた
 なぜ僕の報酬が売り上げの5%なのか
 底辺生活者の一人として考えたこと
 資本主義をとことん利用してやろう
 ソーシャルクレジットの時代へ
 サステナブル・キャピタリズムはつながれる
 ビジネスとカルマは不可分になっていく


◆第5章
地球のセーフティーネットを強固にする
サステナブル・キャピタリズムの拡張性
 「経済」を底上げするために考えたこと
 ボランタリーチェーンとして展開する意義
 セカンダリーのプラットフォームも構築
 仮想空間を利用したNFTにも挑戦
 「クリエーティブ・メンター」就任の打診を受ける
 3つの要素がうまく循環している事例

◆第6章
スマートシティ実現のために
資本主義のスキームをハックする
 プライベートスクールとミュージアムが消えた
 アートの力は政治の力を超える
 スラム街の人々を新天地へ。壮大な構想
 ガーナ政府肝煎りの企業と連携
 現地の人が誇れる産業をつくる
 ソーシャルクレジットの力を借りる
 詐欺師呼ばわりされ、精神的に打撃を受ける
 ロンドン市場での上場を目指す理由
 資本主義のスキームをハックする

◆第7章
サステナブル・キャピタリズムがのみ込まれる
2045年のシンギュラリティ、資本主義の先にあるもの
 「資本主義の資本は地球」という結論にたどり着く
 資本家によって付けられた人間の値段
 労働という概念をなくせれば……
 シンギュラリティとは?
 サステナブル・キャピタリズムがのみ込まれる
 「ゼロ→イチ→ゼロ」にできる人が必要

◆エピローグ