内容紹介

レッドハットのエンジニアが直伝!
導入からシステム管理コンテナー構築まで完全網羅。

サーバー向けLinux分野で圧倒的なシェアを誇る米Red Hat社の商用Linuxディストリビューション「Red Hat EnterpriseLinux(RHEL)」解説書の決定版。
2022年5月にリリースされた最新バージョン9だけでなく、いまだ多数のユーザーが利用しているバージョン8についても完全対応。
すぐに移行せず、しばらく8を使おうと考えている人にも役立ちます。

RHELの導入方法から各種サーバーのインストール方法や設定・管理方法、運用に役立つコマンドやツールの利用方法などを豊富なコマンド実行例と共に解説。
本書を片手にサーバーの管理や運用に必要な作業をすぐ試せる構成になっています。
セキュリティやコンテナ技術、仮想化技術など今どきのサーバー管理者に必須の技術要素についてもしっかりと学べます。
さらに、RHELを運用する際に起こりがちなトラブルの対処法や、RHELでサーバーを安定的に運用し続けるために欠かせない
メンテナンスに関する知識なども70ページ以上のページを使って詳しく紹介しています。RHELを初めて触る人から既にサーバーを運用している人まで、
RHELの導入・管理・運用に欠かせない情報を網羅的に掲載しています。

<目次>
1章 Red Hat Enterprise Linuxとは
 RHELの利用に欠かせない知識や概念をまとめて紹介
2章 RHEL9のインストール
 廃止された機能に注意、正しい導入手順を理解
3章 Linux操作の基本
 GNOMEデスクトップとコマンドの基本をマスター
4章 認証管理
 認証処理や暗号鍵、証明書をIdMサーバーで統合的に管理
5章 システム管理
 サーバー管理の必修科目、systemdの仕組みを理解
6章 パッケージ管理
 必要なソフトを適切に管理、DNFの使い方などをマスター
7章 ストレージ管理
 XFSやLVMなどを使い堅牢なストレージを構築
8章 ネットワークの設定
 NetworkManagerで統合管理、SSHやDHCPの使い方も押さえる
9章 DNSサーバー
 BINDなど3種のソフトで名前解決の仕組みを動かす
10章 メールサーバー
 PostfixとDovecotを使い安全なメール環境を構築
11章 Webサーバー
 2つの代表的なサーバー、ApacheとNGINXを導入
12章 データベースサーバー
 MySQL後継のMariaDBを動かす、クラスター構成も簡単に実現
13章 データベースサーバー
 オープンソースRDBMSの定番、PostgreSQLサーバーを構築
14章 KVSサーバー
 冗長化&永続化に対応したKVSサーバーのRedisを導入
15章 NFSサーバー
 IdMサーバーと組み合わせて安全なNFS共有を実現
16章 ファイルサーバー(Samba)
 複数OSの混在環境でファイルを手軽に共有する
17章 セキュリティ
 ファイアウォールや暗号化でシステムの守りを固める
18章 コンテナー技術
 Podman&関連ツールでコンテナーを自在に操る
19章 仮想化技術(Linux KVM)
 QEMUとKVMを使い仮想マシンを作成・管理
20章 トラブルシューティング
 各種ダンプや追跡ツールで障害の原因を突き止める
21章 メンテナンス
 Webベースで設定を管理、操作ログなども取得できる

●訂正・補足は<こちら