内容紹介
大学を卒業し、経営戦略コンサルタントの世界に飛び込んだ著者は、 自分の「プレゼンの下手さ」に愕然とするも一念発起。「ひとまね」から、一つひとつステップを刻んで、ビジネスエグゼクティブをはじめ、 大学生、いまや小学生とその保護者および教員というあらゆる世代、あらゆるジャンルの聴衆に最高レベルの満足度を獲得するプレゼンテーションを行う達人の域に到達。
年間1万人を相手に、授業や講演を行っています。
プレゼンが「下手である」と自覚している人にこそ贈りたい「ゼロからの」プレゼン指南書。
著者は言います。他のことはともかく、「プレゼンは、慣れと技、準備と努力でなんとかなる! 」。
目次
序章 プレゼンター進化の3段階・まずは自らを知る。ビデオで自撮り
基本:シンプルに徹する
上級:場をコントロールする
達人:いつでもどこでも誰にでも
・プレゼンテーションは慣れと技。だから継続が命
第1章 基本編:10枚20分のプレゼンテーションをこなす
マネキンからナレーターへ、ナレーターからプレゼンターへ
・ステップ1 聴いてわかるシンプルな資料にする
読んでわからないものは聴いてもわからない
言いたいことは、まず文章で書き下す
アウトライン機能を使いこなす
短く書く。そのためのフォントしばり!
話の構造パターンを3つだけ使う
・ステップ2 トーク内容を書いて丸覚えする
スライドは1枚2分と考える
話すべきことを全部書いて覚える
プレゼンテーションのナレーターに徹する
・ステップ3 ポイントだけメモる
ポイントだけメモしておく
ダイジな所に色をつける。ただし3色まで
・ステップ4 流れを示す
流れが見えないプレゼンテーション
パワーポイントの功罪
スライド間のつなぎに注意する
最初に全体像を宣言する
最初に結論か予告を置く
マップをつくる
・アニメーションを使いこなす
アニメーションは「集中」を促すためのツール
基本は「フェード」と「ダウン/アップ」に「カーブ」
トランジションも3~4種類で十分
・インパクト・スライドをつくる
プレゼンテーションスライドは報告資料の要約版ではない
意思決定を促すためのツールとして
対策1:トレードオフを明確に見せる
対策2:インパクトあるスライドを中心に組み立てる
・ひとり、舞台に立つ
STAND:立て、立ち続けろ、けっして座るな
ALONE:舞台に役者はひとり
STAND ALONE COMPLEX:チームで戦う
STAND ALONE:信じて託す
第2章 上級編:多数相手に90分の講演をこなす
・「場」の支配
・社長と雑談、できますか?
・権威型、共感型、尊敬型の「場」づくり
・社内報告会と講演はまったく違う
・バラバラの「期待」を整理する
まずは相手のココロをつかむ。カリスマの面談術
・キツネのつかみ:ハロー効果
・自己紹介型つかみの3パターン
・聴衆参加型つかみで参加意識を高める
声を磨く
・声が通るは七難隠す
・スペクトラム(周波数)大作戦:胸に声を響かせる
・カラオケ大作戦:絶叫系で声量を上げる
・モノマネ大作戦:好きなナレーターを聞き込む
相棒としてのスライド
・スライドにどんな役割を求めるのか
・舞台上の相棒としてスライドを使う
・「裏切り」
第3章 達人編 経営者まで
・プレゼンテーションの達人を目指せ
・「最後にまとめ、なんてしてあげない」
・クロージングってなに?
・“Stay hungry. Stay foolish.”の高等テクニック
・熱き心を届けよう
質疑応答の極意
・東大の大学院生も知らない質疑応答の基本
・答えるほうも質問するほうも、逃げるな!
・よい問いは答えを含む。「ダイジなこと」を問おう