その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日はジェフリー・フェファー(著)、櫻井祐子(訳)の『 出世 7つの法則 』です。

【はじめに】

権力というものの難しさ

権力をよいことに使うためには、
よい人に権力を与えなくてはならない

――私のものとされる言葉


 私はいつも賛否両論の嵐にさらされてきた。権力について私が教えることが、協調性や礼儀、政治的正しさを重視する昨今の風潮にそぐわないと、人に――それも親しい友人や鋭い編集者にまで、ダメ出しされることがある。かと思えば、こんなメールを受け取ることも多い。

 「拝啓、私は先生の『権力への道(The Paths to Power)』講座の受講生です。授業では、ただ仕事ができるだけではダメだと学びました。昇進し、成果を挙げ、上司に気に入られるには、人に直接頼み、自分を信じ、権力者らしい言動を身につけ、ネットワークづくりに励み、支えてくれる人たちを見つけ、いつどうやって対立や闘争に立ち向かうかを賢く選ぶ必要があるということも知りました。そんなわけで、最後の授業には出席できません。ネットワークづくりと『自分の存在を気づかせる』取り組みが効を奏して、重役たちにお供して海外市場の視察に行くことになりましたので。あしからず」と、こういうわけなのだ。

 となると、権力については何を信じたらいいのだろう? 権力を手に入れるためには何をすべきなのか? 本書では私の最新の研究成果と最先端の社会科学研究をもとに、その答えをお教えしよう。

なぜ、いま、この本なのか?

 権力に関する本を書くことはもう2度とないだろう……と思っていた。これまでに3冊*1、続編を入れると4冊*2も書いている。この続編ではリーダーシップの俗説、たとえば「謙虚で自分らしく正直であれ」といった教えのほとんどが、まったくの噓で役に立たないことを示した。最近の2冊はかなり売れたし、世界中の教室でも使われている。なのに、なぜまた書こうというのか?

 私の考えを変えるきっかけが4つあった。第一に、私は組織内の権力や政治についてさらにうまく教えるための努力をいまも続け、世界中の優秀な学生や社会人をオンラインとキャンパスで教えている。そうするなかで、権力を手に入れ、キャリアと人生を大きく、すばやく好転させるための行動をなぜ、どうやって取るか、すなわち「権力の法則」の考え方を、もっと簡潔に明確にわかりやすく教える方法を磨いてきた。

 権力の法則を学び、実践することに高い即効性があることは、私の教え子たちを見れば一目瞭然だ。最近もらった、よくあるメールを紹介しよう。

先生の授業は本当に役立っています。……おかげで自分の部門を立ち上げ、若くして昇進、昇給することができ、今日も国際的な調印式で2人の大臣のお褒めに与(あずか)りました。その秘訣は、人に直接頼むことです。また私の学位やAIの知識が重宝される仕事を戦略的に選びましたし、自分の存在を印象づけ、権力者とのネットワークを築き、自分というブランドを広めました。

 このアラムコに勤めるサウジアラビア人の教え子の「秘訣」は、どれ1つとっても難しいことではないし、そのすべてに社会科学研究の裏づけがある。それなのに、実践する人はとても少ない。また彼の例は、「権力の法則が普遍的でどの文化にも当てはまる」という研究結果とも一致する。このような権力の法則の強力な効果を目の当たりにしてきたからこそ、権力の仕組みを教える私の技術をさらに活かして、上をめざす人たちに役立つ新しい発見や知見を知らせようと思い立ったわけなのだ。

マジカルナンバー7
 教え子や政財界の成功したリーダーを観察し、権力に関する社会科学研究を見直すうちに、権力の法則は大まかに言って「7つ」あるという結論に至った。権力の教訓を7つの基本法則に落とし込めば、影響力を高め成果を挙げる方法をもっとわかりやすく教えられそうだ。

 そもそも「7」という数字は、法則の数にうってつけである。心理学者のジョージ・ミラーが1956年に発表した重要な論文によると、「人間が受け取り、処理し、記憶できる情報の量は非常に限られ」ていて、ほとんどの人は「7プラスマイナス2」個の要素やアイデアを処理するのがせいぜいだという*3。ミラーの説を検証した最近の研究は、「世界の7不思議から7つの海、7つの大罪に至るまで、7という数字は生活のさまざまな側面に出現する*4」と指摘する。「人間が瞬時に記憶できる限界は7項目」だという、ミラーの独創的な洞察の正しさと妥当性は、その後の研究で一貫して確認されている。

 そしてさいわい、権力を身につけ利用する方法は、7つの法則にまとめられる。これからの章で法則を1つずつ説明しよう。7つの法則とは以下の通り。

法則1 自分の殻を抜け出せ
法則2 ルールを破れ
法則3 権力を演出せよ
法則4 強力なパーソナルブランドを確立せよ
法則5 ネットワークをつくれ
法則6 権力を活用せよ
法則7 成功すれば(ほぼ)すべてが許される

 法則7がとくに大切だ。「こんなことをしたらどうなるだろう」などと取り越し苦労をせずに、まずは行動しようと思えるからだ。

現在のリーダーシップ教育についてひとこと
 本書を書こうと思った2つめのきっかけは、昨今の政財界のリーダーのありようを観察したことだ。ドナルド・トランプやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ、メグ・ホイットマン、カーリー・フィオリーナ、イーロン・マスクといった著名リーダーのことを、人は理解していない。彼らの存在や行動はあくまで例外だと片づけ、じつは彼らが権力の法則のお手本であり、現代の――そう、大昔ではなく現代の成功するリーダーの行動について重要な教訓を教えてくれることに気づきもしないのだ。

 たとえばドナルド・トランプは、7つの権力の法則を間違いなく実践している。じつを言うと、私はトランプに学ぶリーダーシップの教訓の本を書くつもりだった。だがトランプはあまりにも極端な人物だから、読者が彼の行動を客観的に捉え、彼の人となりを離れたところでその行動を評価するのは難しいだろうと思って断念した。それでも、トランプが政治やその他の世界で驚異的に成功した理由について考え、あの成功を解き明かす社会科学研究を検討し、アメリカや海外の企業経営者や政治家の行動とその帰結を調べるうちに、興味深い発見が多々あった。

 権力の仕組みを理解していない人は、リーダーシップの常識に反する行動や結果に出くわすたびに、あたふたしてしまう。そもそもこうした「常識」は、人間行動に関する社会心理学研究の裏づけに乏しいのだ。またときにはただ驚くだけではすまず、組織や社会で生きていくための心構えができていないせいで、出世街道を外れてしまうことさえある。

 この本を読んで、官民を問わずあらゆる組織を動かしている力学や駆け引きについて、ぜひとも理解を深めてほしい。そして何より、私がスタンフォード大学で教える「権力への道」の講座概要にも書いたように、不本意な異動や解雇の憂き目に遭うことがないように、必要な知識で武装してほしいのだ。この狙いは残念ながらまだ達成できておらず、世界ではいまも多くの人が仕事を追われているが、7つの権力の法則を実践する方法を教えれば、きっと実現できるはずだと願っている。

権力は「怪しい」魔術ではなく、成功へのカギだ
 執筆を思い立った3つめの理由。私はメールや授業で教え子のこんな様子をよく見聞きする。最初は、講義の内容に抵抗や不信、不快感、反発を持つ。といっても、そういう考えが存在することや、それらを裏づける社会科学のエビデンスを疑うわけではない。最近もらったメールの言葉を借りれば、私が教える法則や研究結果を「気が滅入る」とか、友人で同僚のボブ・サットンの言葉を借りれば「怪しい」などと感じる。そしてそのせいで、出世や成功のチャンスをものにできないのだ。

 こういった誤解を解くためにも、権力を獲得し活用するための7つの法則を教えようと決意した。いったん権力を手にすれば、仕事やプライベートで成果がどんどん挙がるから、気が滅入ることもなくなるし、怪しいとも感じなくなる。そのうえ研究によれば、職務に関する権限の大きさや社会的地位は、健康状態にも大きく影響し*5、権力が高まるにつれて幸福感が増す*6から、心身の健康が向上して幸せになれる。

権力の原理や法則は変化しているのか?
 4つめの理由として、「いまは時代が変わったから、権力や影響力について言われてきたことはもう通用しない」という主張に反論したい。昔といまとでは価値観も世代も技術も違うし、とくにソーシャルメディアがすべてを変えてしまった、とよく言われる。それを考えると、私の講義や本が賛否両論なのも不思議ではない。なにしろビジネススクールなどが昨今教えるリーダーシップや経営のプログラムでは、権力や組織内の政治的駆け引きは「時代遅れ」だとされているのだ。

 権力に関する本や研究は、権力を獲得する方法を教えることに基本的に尻込みしている。権力について論じる研究のほとんどが、前向きで気分を引き立てウケもよいが、人間行動や社会生活に関する見方があまりにも楽観的で、現実とかけ離れている。権力や人間行動の基本的で永続的な現実を無視したり、あえて否定したりもする。そのせいで、世界をよりよくしよう、世界を変えようという、真摯で善意の努力はほぼ確実に失敗に終わる。物理と熱力学の法則を無視してロケットをつくっても成功するはずがないのと同じだ。そこで、権力に関する本の中から、権力や影響力の実態とかけ離れているように思われるものをいくつか挙げてみよう。

 モイセス・ナイムの『権力の終焉*7』は、かつて強大な権力を誇った人々が、権力の衰退を経験していると説く。高い地位にある多くの人が、大きな権力を与えられたはずなのに、実際にその権力を使ってできることは限られ、権力がないように感じていると、ナイムに打ち明けた。フェイスブック[現メタ]の創業者CEO(最高経営責任者)マーク・ザッカーバーグは、自分が主催するブッククラブの1冊目の課題図書にこの本を選んだ*8

 この皮肉をおわかりいただけるだろうか? 私がこれを書いている時点で、ザッカーバーグはフェイスブックの支配権をさらに強化しようとしている。ニューヨーク・タイムズ紙の技術コラムニスト、カラ・スウィッシャーが指摘するように、フェイスブックではシリコンバレーの多くの企業と同様、ザッカーバーグが議決権の過半数を握っているため、何をしようがけっしてクビにはならない*9。たしかに権力の終焉や限界にさらされる人はいるかもしれないが、ザッカーバーグは断じてその1人ではないし、権力が衰えている人はそもそも多くない。

 『権力の終焉』は、権力の理論と現実が根本的に変化したことの証として、しょっちゅう取り上げられる。ナイムはこの本の中で、「グローバル化が経済の集中化を終わらせるのではないか?」と問いかけた。ビジネスや競争のグローバル化が進むにつれ、経済力が分散していくだろうというのだ。ナイムがこの問いを提起したのは2013年のことだが、いまとなってみれば答えは明らかだ。そしてその答えは、多くの人の予想に反している。いまやアメリカだけでなく世界中の独占禁止法規制当局が臨戦態勢をとっているのは、グローバル化によって権力と富の集中が進んだからにほかならない。この傾向がとくに著しいのは多国籍テクノロジー企業だが、通信や小売(アマゾンのことはご存じでしょうね?)を含むすべての業界に見られる。2008年と2009年の金融危機以降、「大きすぎてつぶせない」と批判された銀行は……さらに大きくなっている。経済力の集中と独占禁止法規制の形骸化は、権力集中の数多い例の1つに過ぎない*10

 お次の本が、ジェレミー・ハイマンズとヘンリー・ティムズの『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ*11』だ。この本は、権力は終焉してはいないが、インターネットやソーシャルメディアなどの新しい通信手段の出現によって、権力とその基盤、使われ方が根本的に変化していると論じる。社会や技術が変わりゆくなか、新しい力が権力を分散させ、より多くの人の手に権力をゆだねる結果、民主主義が拡大する。誰でも新しい通信手段(ツイッターやフェイスブック、インスタグラム等のSNSのアカウント、ブログなど)を簡単に手に入れ、(グーグルなどを使って)全世界の情報にアクセスできるようになったおかげで、社会変革や社会運動が活発化する。さかんに取り上げられる(が結局は失敗に終わった)アラブの春で見られたように、1960年代風の表現を借りると、新しい通信手段が正式な権力や地位を持たない「人々に力を」与えるというのだ。

 残念ながら現実を見ると、新しい通信手段やソーシャルメディアを最もうまく活用しているのは、政治力や経済力をすでに握っている人々だ。「権力が権力を呼ぶ」現象は世界中ほぼどこでも見られると、フィリピン在住のメディア評論家は指摘する。独立系報道機関が排除され、「最もうるさい拡声器」を持つ声が現実を生み出している*12。2006年から世界の「民主主義指数」を発表しているエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、2019年にこう述べた。「民主主義は後退している。……世界の民主主義指数は10点中5.44点と、調査開始以来最低を記録した*13」。また保守的な立場を取るケイトー研究所の「人間の自由度指数」を見ると、2008年の調査開始以降、世界の全体的な自由度は低下傾向にあり、自由度が上昇したのが61カ国に対し、低下したのは79カ国だ*14

 政治の世界での権力集中の例として、中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は終身指導者としての地位を確立し、その他ハンガリーやポーランド、トルコ、フィリピンなど、ヨーロッパやアジアでも独裁国家が増えている。香港の特別な地位は、中国による統制強化によりほぼ失われつつある。アメリカでは2016年にドナルド・トランプが大統領選に勝利した。彼はまずフェイスブックなどの「ニューパワー」の通信手段をうまく活用して――ワシントン・ポスト紙のファクト・チェックによると――数々の虚偽情報を流し*15、最終的に共和党全体を籠絡した。トランプは2020年大統領選では激戦の末に敗北したが、得票数はアメリカ大統領選史上2番目の多さで、2016年の選挙時を上回っていた。

 ひとことで言えば、権力の終焉は見られないし、権力の現れ方も変わっていない。人が思うほど、または期待するほど、世の中は変わっていないのだ。したがって、世界の先頭に立つためには、権力というものの基本原理、すなわち権力の法則を理解することが欠かせない。

分析とデータを活用して権力を手に入れる

 いま挙げた事実を、「気が滅入る」とか「怪しい」などと思う読者がいるかもしれない。だが本章の冒頭の言葉を繰り返すと、「権力をよいことに使うためには、よい人に権力を与えなくてはならない」。そしてよい人が権力を手に入れるには、権力が消滅も分散もしていない、権力の仕組みや戦略が変わってもいないこの世界で成功するために必要な、長年の社会科学研究に裏打ちされた法則やルールを理解することが絶対的に欠かせない。私がこの本を書く狙いは、あなたを幸せにすることでもないし、気分が上がる話を語ることでもない。世界を斜に構えて見るのではなく、実際に役立つ現実的な見方を提供したいと思っている。

 私は1979年から、スタンフォード大学ビジネススクールの正教授として教鞭をとってきた。私の教える「権力への道」講座は、選択科目の中でもとくに人気が高い。それは私の魅力やカリスマのなせるわざではないし、講義内容が昨今の風潮に合っているからでもない。「権力への道」講座が絶大な支持を得ている理由は、ある学生が言うように「私たちがたえず目の当たりにする現実を理解し、権力と成功を手に入れるのに役立つ」からだ。わがスタンフォード・ビジネススクールのモットーは、「人生を変え、組織を変え、世界を変えよう」である。変化を起こすには、権力がどうしても欠かせない。権力や影響力を持たずに何かを変えられるなら、それはもうすでに変わっているはずだ。変化を起こすための第一歩は、あなた自身やあなたの味方が、わずかな力でケタ違いに大きな効果を挙げられる、「テコ」のような権力の座につくことだ。耳に心地よい話を聞きたい人にこの本は向いていない。

 私の愛読書もこの考え方に沿うものばかりだ。私のデスクには、サミュエル・ジョンソン賞受賞作の『独裁者になる方法――20世紀の個人崇拝*16』や、『イカサマ師は必ず勝つ――アメリカの物語*17』、私の同僚だったスタンフォード・ロースクールの故デボラ・ロードの『不正行為*18』などが並んでいる。歴史や人間行動の現実を深く理解するのに役立つ、お勧めの本たちだ。人は「努力が報われるという考えにしがみつき*19」たがるが、人生が必ずしもフェアではないことを、これらの本は教えてくれる。人はナルシシストや独裁者にそそのかされ、魅了され、彼らに票を投じ、従いがちだ。公正で誠実な体制は自動的に手に入るものではないから、まずは権力を手に入れ、そして制度的な構造や制裁によって社会を組織化し、不正や欺瞞(ぎまん)を減らす必要がある。私の言いたいことがわかってもらえただろうか。

 社会学者のマーレー・エーデルマンが書いた、政治コミュニケーションに関する本の1冊*20に、私のお気に入りの一節がある。簡単に要約すると、「政治の世界では建前を取るか、現実を取るかの二択だ」ということになる。パワーバランスの変化やニューパワー、権力の終焉などが叫ばれているが、それはマジシャンが手を振ってタネから観客の気をそらすように、権力と成功を得るための基本原理から私たちの目をそらそうとしているだけだ。本書を読んでそのアドバイスに従えば、惑わされることはなくなる。

 あなたにぜひやってほしいことがある。どこかのリーダーや研究者、「グル」(私が大嫌いな言葉)などが、「私はこうだったからこうするといい」と語るのを聞いたら、あなたの側でもちょっと調べものをしてみよう。インターネットやその他のデータベースを使えば、情報はいくらでも手に入る。そういった人たちがどんな訴訟を起こされているのか、指導者としての評判はどうなのかを調べよう。できれば、そういう立派なリーダーたちの同僚や部下を探して、彼らやその組織が実際にどうなのかを聞いてみよう。彼らを取り上げた記事を読んでみよう。言われたことを鵜呑みにせず、自分で調べるということだ。シェイクスピアの戯曲『ハムレット』で、王妃の愛の誓いが「くどすぎ」てかえって真実味に欠けるとされたように、誠実さや透明性を最も声高に求める人が、最もそうした資質に欠けることが多い。本書で私が述べることや、権力の法則を裏づけるさまざまなエビデンスを鵜呑みにする必要はない。あなた自身がしっかり目を見開き、自分で確かめればいいのだから。

1.Jeffrey Pfeffer, Power in Organizations, Marshfield, MA: Pitman, 1981; Jeffrey Pfeffer, Managing with Power: Politics and Influence in Organizations, Boston: Harvard Business School Press, 1992(ジェフリー・フェファー『影響力のマネジメント』奥村哲史訳、東洋経済新報社、2008年); Jeffrey Pfeffer, Power: Why Some People Have It — and Others Don’t, New York: Harper Business, 2010.(ジェフリー・フェファー『「権力」を握る人の法則』村井章子訳、日本経済新聞出版、2011年)
2.Jeffrey Pfeffer, Leadership BS: Fixing Workplaces and Careers One Truth at a Time, New York: Harper Business, 2015.(ジェフリー・フェファー『悪いヤツほど出世する』村井章子訳、日本経済新聞出版、2016年)
3.George A. Miller (1956), “The Magical Number Seven, Plus or Minus Two: Some Limits on Our Capacity for Processing Information,” Psychological Review, 63 (2), 81–97; 引用はp.81より。
4.T. L. Saaty and M. S. Ozdemir (2003), “Why the Magic Number Seven Plus or Minus Two,” Mathematical and Computer Modelling, 38 (3–4), 233–244; 引用はp.233より。
5.Michael Marmot, The Status Syndrome: How Social Standing Affects Our Health and Longevity, New York: Times Books, 2004.(マイケル・マーモット『ステータス症候群――社会格差という病』鏡森定信・橋本英樹訳、日本評論社、2007年)
6.Y. Kifer, D. Heller, W. Q. E. Perunovic, and A. D. Galinsky (2013), “The Good Life of the Powerful: The Experience of Power and Authenticity Enhances Subjective Well-Being,” Psychological Science, 24 (3), 280–288.
7.Moises Naim, The End of Power: From Boardrooms to Battlefields and Churches to States, Why Being in Charge Isn’t What It Used to Be, New York: Basic Books, 2014.(モイセス・ナイム『権力の終焉』加藤万里子訳、日経BP、2015年)
8.Steven Poole, “Why Would Mark Zuckerberg Recommend the End of Power?” The Guardian, January 8, 2015.
9.Kara Swisher, “Zuckerberg’s Free Speech Bubble,” New York Times, June 3, 2020. https://nyti.ms/2XsVM9a.
10.David Dayen, “The New Economic Concentration: The Competition That Justifies Capitalism Is Being Destroyed―by Capitalists,” American Prospect, January 16, 2019. https://prospect.org/power/new-economic-concentration/.
11.Jeremy Heimans and Henry Timms, New Power: How Power Works in Our Hyperconnected World―and How to Make It Work for You, New York: Doubleday, 2018.(ジェレミー・ハイマンズ、ヘンリー・ティムズ『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』神崎朗子訳、ダイヤモンド社、2018年)
12.Ben Smith, “News Sites Risk Wrath of Autocrats,” New York Times, July 13, 2020.
13.“Global Democracy Has Another Bad Year,” The Economist, January 22, 2020. https://www.economist.com/graphic-detail/2020/01/22/global-democracy-has-another-bad-year.
14.Cato Institute, The Human Freedom Index 2020. https://www.cato.org/human-freedomindex/2020.
15.Glenn Kessler, Salvador Rizzo, and Meg Kelly, Donald Trump and His Assault on Truth: The President’s Falsehoods, Misleading Claims and Flat-Out Lies, New York: Scribner, 2020.
16.Frank Dikötter, How to Be a Dictator: The Cult of Personality in the Twentieth Century, New York: Bloomsbury, 2019.
17.J. M. Fenster, Cheaters Always Win: The Story of America, New York: Twelve, 2019.
18.Deborah L. Rhode, Cheating: Ethics in Everyday Life, New York: Oxford University Press, 2017.
19.Matthew Hutson, “Life Isn’t Fair,” The Atlantic, June 2016. https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2016/06/life-isnt-fair/480741/.
20.Murray Edelman, The Symbolic Uses of Politics, Urbana: University of Illinois Press, 1964.

【目次】

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