その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は野村総合研究所(編)の『 AI活用基本スキル96(日経文庫ビジュアル) 』。「まえがき」をお届けします。
【まえがき】
ビジネスにおいてAIの活用は必須条件になりつつあります。本書は、AIを活用するために必要な知識を整理した本です。AIに関する最新の動向だけではなく、背景として知っておくべきAIの基礎的な用語も解説しています。
AIに詳しくないものの業務への活用が迫られている方、AI導入を外部に委託するために必要最低限の知識を押さえておきたい方、AIで今後どのようなことが起こるのかを知っておきたい方などに、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。
2022年に刊行した『データサイエンティスト基本スキル84』(野村総合研究所データサイエンスラボ編、日本経済新聞出版発行)では、データサイエンティストに求められる知識を網羅的に整理しました。その後、2023年には生成AIが大ブームとなり、ビジネスパーソンにとって、データサイエンスだけではなくAIの知識も求められるようになりました。
本書は、AIをビジネスに活用するために知っておくべき基礎用語、課題、ツール、資格、業務実態などをビジュアルを使って解説しています。「生成AIや機械学習という名前は聞いたことがあるけれど、どんなことを知っていれば良いのか」と悩む方でも、体系的、網羅的に把握することができます。
専門的な部分についてをビジュアルで補足しているため、AIの専門書はちょっとハードルが高いという方にも読んでいただける内容になっています。
第1章では、最近のAIに関連する動向について10個の話題を紹介しました。生成AIの登場から、電力確保の問題など、知っておきたい最新動向を整理しました。第2章ではAIに関連する用語を解説しています。基礎的な用語から、最新の用語まで網羅的に整理しており、辞書としても活用いただけます。第3章では、AIを活用した代表的な製品やサービスを整理し、実際の業務でもすぐに活用できるように心がけました。第4章ではAIに関連した資格を整理しています。第5章では、AIをビジネスに利用している実態を紹介し、現代における具体的な活用方法を提示しました。第6章は将来のAIの使われ方をイメージしてもらうために、仮想のビジネスシーンを描いています。第7章では、今後のAIがもたらす未来をさまざまな局面で整理しました。
これからのビジネスを変えていくのはAIです。AIについての専門知識を持つことまでは必要ありませんが、AIを活用するために最低限の知識を持つことは必要です。AIを上手に活用できなければ取り残されてしまうのです。本書でAIを活用するための基本スキルを体系的・網羅的に習得していただければと思います。
2025年3月
野村総合研究所未来創発センター
塩崎潤一
【目次】



