その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は吉田真吾さん、清水宏太さんの『 コーディング不要で毎日の仕事が5倍速くなる! Difyで作る生成AIアプリ完全入門 』です。
【はじめに】
▷生成AI時代のはじまり
OpenAI社からChatGPTがリリースされて2年半近くが経ちました。AIチャットサービスと自然な会話ができるようになり、指示するとかなり複雑な業務タスクまでこなしてくれるように進化しました。こういったAIチャットサービスはかなり早いペースで定着しつつあり、一度経験してしまった人類にとって不可逆な状況になりました。
▷Difyが注目される理由・市場規模の広がり
しかし、ChatGPTに代表される汎用的なAIチャットサービスでは、自由に指示ができる反面、指示内容が明確でないと、期待した以上の品質の出力が得られないことが多く、ハードルが思ったより高いと感じる人が多いこともわかってきました。そこで企業の現場では、できるだけ多くの人が簡単に業務を効率化できるように、特定の目的に特化した生成AIアプリケーションを構築することも増えてきました。ただしこういったアプリは開発者がPython言語を使ったプログラムとして書かなければいけないことが多いため、ITエンジニアでない人からすると敷居が高いことも課題でした。
AIチャットサービスだけでは簡単に特定の業務フローはこなせないが、アプリ開発者のようにPythonのコーディングはできない。そんな人が自分で自由に業務フローをデザインしてAIアシスタントアプリを作ることができるのが、この本で取り上げる「Dify」というツールです。
▷Difyの代表的なユースケース
Difyを使うと、ChatGPTだけではできない複雑な業務フローをチャットボット化したり、ワークフローとして作成できます。
一度Difyに触れれば、できることの豊富さに驚かされるでしょう。今までITエンジニアに頼まないと作れなかったAIアシスタントの多くがプログラミングなしで実現できるようになったからです。
- 社内ドキュメントやナレッジに対する質問に答えるチャットボット
- ドキュメントをOCRで読み取って文章化してくれるチャットボット
- インターネット上の知識を検索してレポートを作成してくれるワークフロー
- 音声を使って対話してくれるアシスタント
本書では、Difyエキスパートが厳選したDifyアプリを例にして、その作り方をていねいに解説することで、やりたいことがすぐに実現でき、自分用にカスタマイズするテクニックを手に入れて、明日から仕事に役立つDifyアプリを自分自身で作成することができるようになります。
2025年3月 吉田真吾、清水宏太
【目次】





