経営戦略論の定番として40年以上も読み続けられているマイケル・ポーターの『競争の戦略』(土岐坤、中辻萬治、服部照夫訳/ダイヤモンド社)。独占に近い競争優位を築いて利益率を高めるという「ポジショニング」を解説する名著です。武庫川女子大学経営学部教授の岸本義之さんが読み解きます。『ビジネスの名著を読む〔マネジメント編〕』(日本経済新聞出版)から抜粋してお届け。(写真/スタジオキャスパー)