『 リーダーシップのきほん 聴く 話す 決める 動かす 』の読みどころを、共著者の古山彰氏が解説します。

【動画】『リーダーシップのきほん』を古山彰が解説

映像制作:荻本貴史(ドリームムービー)
 本書の特徴は、リーダーシップを「一部の特別な人の才能」ではなく、誰もが日常の中で学び、実践できる「コミュニケーションの基礎力」として整理している点にあります。世の中にはリーダーシップに関する本が数多くありますが、理論だけで終わってしまい、実務でどう使えばよいのか分かりにくいものも少なくありません。

 慶應義塾大学で長年リーダーシップ教育を行ってきた田村次朗教授のアカデミックな知見と、三井物産で約30年にわたり実務に携わってきた私の経験を組み合わせ、「聴く」「話す」「決める」「動かす」という4つの視点から、リーダーシップを実践的に整理しています。

 特徴的なのは、実際のビジネス現場を具体的にイメージできるケースが豊富に盛り込まれている点です。
 「相手の話をどう聴くか」「会議でどう対話するか」「意見が対立したときにどう交渉するか」、そして「最終的にどう人を動かすか」。こうしたテーマを単なる精神論にとどめず、日常の仕事の中で考え、実践できる形で学べるようにしています。

 また、本書のベースとなっているのは、実際に大学生が受けているリーダーシップ教育です。学生たちは、模擬会議や模擬交渉を通じて、「聴く」「対話する」「合意をつくる」ことを実践的に学んでいます。

 これは学生だけでなく、若手から管理職世代まで、多くのビジネスパーソンにとっても非常に重要だと感じています。私自身、総合商社での実務や学び直しを通じて、年齢や経験を重ねるほど、「どう話すか」以上に、「どう聴くか」「どう対話するか」が問われる場面が増えていくことを実感してきました。

 リーダーシップを、誰かを強く引っ張る技術ではなく、多様な人と協働するための「コミュニケーションの基礎力」として捉え直すきっかけになれば、うれしく思います。

<内容紹介>
『リーダーシップのきほん 聴く 話す 決める 動かす』(田村次朗、古山彰著)

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