脳科学者・中野信子さんの『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』が、発売から2年以上たった今、再び人気を博しています。本書が扱うのは、「相手をいらだたせずに、自分も“もやもや”を飲み込まない大人の上手な伝え方」。歴史や文化から培われた京都のものの言い方に学ぶ一冊です。一方、芸人のおはせさん(長谷川大祐さん)がInstagramをはじめとするSNSで発信しバズっているのが「堪忍(かんにん)えー!」のフレーズとともに発せられる、毒舌で愛のあふれる京都ネタです。「はた迷惑な人」を京都の言い回しで撃退する痛快さに、多くのファンが魅了されています。本連載では、東京出身の中野さんと京都出身の長谷川さんの「京都の言い方」をめぐる対談を通して、「いいコミュニケーション」について考えます。(写真=尾関祐治)