内容紹介
ケインズは実はタイムリーに現実経済を解説した時論家でもあった。自由放任やデフレの本質を的確に捉えた論集を一流の翻訳家が訳出。おすすめポイント
《大経済学者の慧眼に触れる》マクロ経済学の祖といわれるケインズは、実はタイムリーに現実経済を解説した時論家でもあった。第1次世界大戦後のイギリスは、世界的な大恐慌が自国にも及び、大量失業の中で悲観論が国内を覆っていた。こうしたなかケインズは、政府の施策に対する誤った考えが跋扈していると見て、正しい認識へと人々を導くべく論陣を張った。20世紀を代表する経済学者による時論の数々は、読みやすい新訳を得て、時代を超えた輝きを放つ。